自己PRに書くことが何もないと感じる高校生でも、日常の行動を振り返れば十分な材料が見つかります。特別な実績や資格がなくても、日々の小さな習慣や人との関わり方が立派な自己PRになります。この記事では、部活動やアルバイト経験がない高校生でもそのまま使える例文と、採用担当者が高校生の自己PRで実際に見ているポイントを紹介します。
自己PRが「何もない」高校生でも書ける結論と例文
結論:「何もない」は経験不足でなく振り返り不足
自己PRに書けることがないと感じる高校生の多くは、実は書くネタを持っていないのではなく、日常の行動を「アピールできる強み」として意識したことがないだけです。部活動の実績やアルバイト経験がなくても、毎日の小さな行動や人との関わり方の中に自己PRの材料は見つかります。
自己PRを書く前に、アルバイト用の履歴書テンプレートで自己PR欄の大きさを確認しておくと、書くべき文章量の目安がつかみやすくなります。
状況①:部活動もアルバイト経験もない場合
良い例文
私は毎日の授業や委員会活動で、決めたことを最後までやり通すことを意識してきました。忘れ物点検係を1年間欠かさず続けた経験から、地味な作業でも積み重ねる力があると考えています。この継続力を活かして、お店の業務にも早く慣れて長く貢献したいです。
NG例
私の長所は真面目なところです。部活動やアルバイトの経験はありませんが、精一杯頑張ります。(理由:何をどう頑張ったのかという具体的な場面がなく、強みの裏付けがないため印象に残りません)
採用担当者はここを見ている
- 実績の大きさより、行動を続けられているかを見ている
- いつ・何を・どう続けたかという具体的な場面が書けているか
- 入社後にその強みがどう活きるかまで書けているか
状況②:家の手伝いや当番活動しか経験がない場合
良い例文
私は家で毎日の食器洗いとゴミ出しを担当し、家族の予定に合わせて時間を調整しながら続けています。言われる前に気づいて動くことを意識してきたので、お店でもお客様や周りのスタッフの状況を見て自分から動きたいです。
NG例
家の手伝いをよくしています。責任感があると思います。(理由:何を・どのくらいの頻度でやっているかが書かれておらず、責任感の根拠が伝わりません)
採用担当者はここを見ている
- 家庭内の役割でも「継続」と「自発性」は評価の対象になる
- 抽象的な性格語だけで終わっていないかを見ている

なぜ高校生は自己PRで「何もない」と感じるのか
高校生の自己PR欄で手が止まる背景には、「立派な実績がないとアピールできない」という思い込みがあります。しかし採用担当者は、アルバイト未経験の高校生に即戦力を求めているわけではありません。
採用担当者が高校生の自己PRで見ているもの
- 完成度の高さより、これから伸びる余地があるか
- 自分の行動を素直に振り返れているか
- 決められたことを最後までやり切る姿勢があるか
「何もない」と感じる人が陥りやすい罠
自己PRのネタを探すとき、部活動の大会成績や資格のような「目に見える実績」ばかり探してしまうと、何も見つからずに手が止まります。実際に高校生の自己PRで評価されやすいのは、日常の中で繰り返してきた小さな行動です。立派なエピソードを探すほど、平凡な日常の強みを見落としてしまうのが、この段階でつまずく人に共通する落とし穴です。
自己PRのネタを見つける5つの質問
以下の質問に一つでも具体的な答えが出れば、それが自己PRの土台になります。
自己PRのネタ探しチェックリスト
- 毎日欠かさず続けていることは何か
- 先生や友達によく褒められることは何か
- 頼まれごとをされたとき、どんな動き方をしているか
- グループ活動で自然と担当してしまう役割は何か
- 苦手なことにどう向き合ってきたか

高校生の自己PRの書き方3ステップ
STEP1 結論を先に書く
最初に「私の強みは〇〇です」と一文で言い切ります。複数の長所を並べるより、一つに絞ったほうが採用担当者に伝わりやすくなります。
STEP2 具体的なエピソードを添える
いつ、どんな場面で、どう行動したかを一文添えます。数字や頻度(毎日、週3回など)を入れると説得力が増します。
STEP3 入社後にどう活かすかで締める
最後に、その強みを応募先でどう活かしたいかを一文でまとめます。「〜したいです」で終える形にすると前向きな印象になります。
状況別の自己PR例文集
初めてのアルバイト面接で緊張しやすい場合
良い例文
私は人前で話すのが得意ではありませんが、友人や家族の話を最後まで聞くことを心がけてきました。この聞く姿勢を活かして、お客様の要望を落とさず受け止める接客をしたいです。
NG例
人見知りですが頑張ります。(理由:短所を述べただけで終わり、どう向き合い工夫しているかが書かれていません)
採用担当者はここを見ている
- 短所を認めた上で、どう向き合っているかまで書けているか
- 「頑張ります」で終わらず、具体的な行動が書かれているか
飲食店・コンビニのバイトに応募する場合
良い例文
私は文化祭の模擬店で、決められた時間内にお客様対応と会計を両立させる係を担当しました。この経験から、忙しい場面でも落ち着いて動く力があると考えています。
NG例
接客業に興味があります。頑張りたいです。(理由:興味を持った理由や自分の強みが示されておらず、他の応募者との違いが伝わりません)
採用担当者はここを見ている
- 興味の理由が自分の経験と結びついているか
- 他の応募者と差がつく具体的な場面が書けているか

履歴書の自己PR欄を書くときの注意点
- 文字数の目安は100〜200文字。欄の8割程度を埋める
- 誤字脱字は修正液や二重線を使わず、最初から書き直す
- 「特にありません」で欄を空欄のまま提出しない
- 志望動機と内容を重複させない(自己PRは強み、志望動機は応募理由)
様式に指定がない場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを使うと自己PR欄の大きさが標準的で書きやすくなります。
提出先の指定形式がJISの場合は、JIS規格に沿った履歴書テンプレートから選ぶと欄の割合を確認しながら書き進められます。
まとめ
- 自己PRのネタは実績でなく、日常の継続した行動から見つかる
- 採用担当者は完成度より伸びしろと素直さを見ている
- 結論→エピソード→入社後の活かし方の3ステップで書く
何もないと感じても、日常を振り返れば自分にしか書けない自己PRが見つかります。
自己PRに関するよくある質問
- 高校生の自己PRで「何もない」と感じたら、まず何をすればいいですか?
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部活動の実績やアルバイト経験のような目立つ実績を探すのではなく、毎日続けていることや周りからよく言われることを振り返ってみてください。日常の小さな行動が自己PRの材料になります。
- 自己PRと志望動機の違いがわかりません。
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自己PRは「自分の強み」を伝える欄で、志望動機は「その会社・お店を選んだ理由」を伝える欄です。内容が重複しないよう、自己PRでは強みとその根拠となる行動に絞って書きます。
- 自己PR欄はどのくらいの文字数で書けばいいですか?
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欄の8割程度を目安に、100〜200文字でまとめるのが一般的です。結論・エピソード・入社後の活かし方の3つを簡潔に組み合わせると、欄内に収まりやすくなります。

