エン転職の職務経歴書は、「転職大辞典」内の職種別テンプレート集からダウンロードするのが正解です。会員登録をしなくても、職種ごとのひな型をWord形式で入手できます。ただし会員登録後に使えるWEB履歴書は職務経歴書として印刷できない仕様のため、混同すると入力し直す手間が増えます。迷わない入手手順と、そのまま出すと落ちやすい書き方の直し方を採用担当者の視点でまとめました。
エン転職の職務経歴書はどこでダウンロードする?【結論と入手手順】
結論:「サンプル集」ではなく「職種別テンプレート集」から探す
エン転職の公式サイトには、職務経歴書に関するページが2種類あります。ひとつは「職務経歴書・履歴書サンプル集」で、こちらは職種ごとの記載例を読むための文例紹介ページです。もうひとつが「職種別の職務経歴書テンプレート集」で、こちらが約50職種分のひな型をダウンロードできるページにあたります。「ダウンロード」で検索してサンプル集のほうにたどり着くと、ダウンロードボタンが見当たらず迷う原因になります。
| ページ名 | 内容 | ダウンロードの可否 |
|---|---|---|
| 職務経歴書・履歴書サンプル集 | 職種別の記載例(文例)を読むページ | 不可(閲覧のみ) |
| 職種別の職務経歴書テンプレート集 | 約50職種のひな型を用意 | 可能(会員登録不要) |
ダウンロードから使用までの手順
手順自体は難しくありません。以下の流れで進めれば、迷わず自分の職種に合ったひな型に行き着けます。
- エン転職公式サイトの「転職大辞典」から「職種別の職務経歴書テンプレート集」のページを開く
- 営業・事務・技術職など、自分の職種に近いカテゴリを選ぶ
- 該当する職種のテンプレートをWord形式で保存する
- 会社概要・在籍期間・業務内容など事実にあたる項目から先に埋める
- 職務要約と実績欄に数字を入れ、応募先の求人票の言葉に寄せて仕上げる
完成後はA4で1〜2枚に収まっているかを印刷プレビューで確認し、PDFに変換してから提出してください。Word形式のまま送ると、閲覧環境によってレイアウトが崩れることがあります。
良い例文とNG例|職務要約の書き方
テンプレートをダウンロードした後、最初に迷うのが冒頭の職務要約です。ここで読み進めてもらえるかが決まるため、経験年数・担当領域・実績を200〜250文字程度で端的に示します。
良い例文
法人向けIT機器の営業として5年間、新規開拓と既存顧客のフォローを担当してまいりました。担当エリアの年間売上目標を3年連続で達成し、直近1年は新人2名のOJTも兼務しております。現場の課題を提案に落とし込む力を、貴社の営業職で活かしたいと考えております。
NG例
2020年に株式会社◯◯へ入社し、営業部に配属されました。以来、日々の業務に真面目に取り組んでまいりました。責任感が強く、人との関係構築を得意としています。入社年と性格の話だけで、担当規模も実績の数字もありません。これでは他の応募者との違いが伝わらず、続きを読んでもらえません。
採用担当者はここを見ている
- 冒頭1〜2行で、募集職種に必要な経験を持っているかが分かるか
- 経験年数・担当規模・実績のいずれかが数字で示されているか
- 性格や意欲の話が要約に混ざり、経歴が見えにくくなっていないか
エン転職のWEB履歴書は職務経歴書として使えない
エン転職に会員登録すると、プロフィールや職歴をWeb上に入力していく「WEB履歴書」が作成できます。dodaのレジュメビルダーのような自動作成機能を期待して登録する方もいますが、エン転職の公式Q&Aでは「WEB履歴書を職務経歴書の形で印刷する機能は設けていない」と案内されています。入力した内容はブラウザの画面がそのまま印刷される仕様のため、職務経歴書の体裁には整いません。ブラウザ画面をそのまま印刷した書類を受け取った採用担当者は、体裁が整っていないという理由だけで読む前の印象を下げてしまうことがあります。
職務経歴書として提出したい場合は、以下の手順で仕上げてください。
- 職種別テンプレート集からWord形式のひな型を用意する
- WEB履歴書の各項目を開き、内容をテンプレートへ転記する
- 職歴の並び順やレイアウトを見やすいように整える
二度手間に感じるかもしれませんが、WEB履歴書はあくまで応募情報の登録用と割り切り、提出書類はテンプレートを使って別途作成するのが確実です。エン転職の履歴書側のテンプレート選びは、あわせて次の記事も参考にしてください。

職種別テンプレート50種類の選び方
エン転職のテンプレート集は、営業関連職・管理企画事務関連職・サービス関連職・技術職(IT・Web/製造業/建築土木)・クリエイティブ関連職の7カテゴリに分かれ、合計約50職種のひな型があります。自分の職種がそのまま見つからない場合は、業務内容が近いカテゴリのテンプレートを選び、項目名だけ自分の経歴に合わせて調整すれば問題ありません。
| カテゴリ | 職種数の目安 |
|---|---|
| 営業関連職 | 8職種 |
| 管理・企画・事務関連職、専門職 | 11職種 |
| サービス関連職 | 10職種 |
| 技術職(IT・Web) | 7職種 |
| 技術職(製造業) | 10職種 |
| 技術職(建築・土木) | 3職種 |
| クリエイティブ関連職 | 4職種 |
複数の職種を経験している場合は、テンプレートを1つに絞らず組み合わせても構いません。応募する求人の業界・職種で活かせる内容に合わせて、複数パターン用意しておくと使い回しが利きます。営業職なら営業の職務経歴書テンプレート、事務職なら事務の職務経歴書テンプレートのように、項目立てが職種に合ったひな型から着手すると書き直しが減ります。
IT・Web系の職種であればエンジニアの職務経歴書テンプレート、ハローワーク経由での応募を予定しているならハローワーク用の職務経歴書テンプレートも参考になります。項目の抜けを防ぐため、応募先に近いサンプルを一度は開いておくことをおすすめします。用紙サイズやファイル形式など、より広い視点での選び方は次の記事にまとめています。

ダウンロードしたテンプレートをそのまま出すと落ちる理由
テンプレートは骨格を用意してくれますが、中身を自分の言葉に置き換えなければ書類選考の通過にはつながりません。落ちる書類にはいくつか共通点があります。
| 落ちるパターン | 直し方 |
|---|---|
| どの企業にも同じ書類を送っている | 求人票のキーワードに合わせて、前に出す実績を入れ替える |
| 担当業務の羅列で終わっている | 「何を担当したか」の後ろに「どうなったか」を1文足す |
| サンプルの記入例が残っている | 提出前に括弧書き・サンプル文言を全文検索して消す |
NG例(実績を数字で出しにくい職種の場合)
営業事務として業務に従事し、幅広い仕事に取り組んでまいりました。「幅広い」「取り組んだ」だけでは、担当していた業務量や正確さが伝わりません。テンプレートの言い回しを残したまま提出すると、他の応募者と区別がつかない書類になります。
良い例文(書き換えたもの)
営業事務として3年間、見積書・契約書の作成と受発注管理を担当してまいりました。月間およそ280件の処理を、提出期限の遅延ゼロで運用しています。処理件数と期限遵守という形で規模と正確性を示すことで、売上目標がない職種でも仕事の輪郭が伝わります。
採用担当者はここを見ている
- テンプレートの見出しや項目名がそのまま残っていないか
- 担当業務の説明に「結果どうなったか」まで書かれているか
- 応募先の求人票にある言葉と、書類内の表現がかけ離れていないか
状況別|エン転職で職務経歴書を作るときのコツ
転職回数が多い場合
転職回数が3回以上ある場合、逆編年体式のテンプレートだと直近の職歴が中心になり、それ以前の経歴が埋もれがちです。在籍が短かった会社は「会社名・在籍期間・担当業務」を簡潔にまとめ、直近1〜2社の実績に文字数を寄せると読みやすくなります。テンプレートと自動作成ツールの使い分けは、他社版の記事でも詳しく整理しています。

未経験職種に応募する場合
未経験職種への応募では、前職の業務内容をそのまま書いても評価につながりにくいことがあります。前職で培ったスキルのうち、応募先の業務でも使える部分(例:顧客対応・数値管理・進行管理など)を抜き出し、テンプレートの「活かせる経験・知識・技術」の欄に明記してください。実績が少ない場合は、担当した範囲と身につけた基礎を具体的に書くほうが、採用担当者には現実的な戦力として伝わります。
まとめ
- エン転職の職務経歴書は「サンプル集」ではなく「職種別テンプレート集」からダウンロードする
- WEB履歴書は職務経歴書として印刷できないため、内容をテンプレートへ転記して仕上げる
- テンプレートは約50職種分。近い職種がなければ業務内容が似たカテゴリを選ぶ
- そのまま出さず、担当件数や実績などの数字を必ず自分の言葉で足す
- 提出前はPDFに変換し、A4で1〜2枚に収まっているか確認する
テンプレートは書類作成の出発点にすぎません。自分の経験を数字とともに書き込んで初めて、書類選考を通過できる職務経歴書になります。
エン転職の職務経歴書ダウンロードに関するよくある質問
- エン転職の職務経歴書テンプレートは会員登録なしでも使えますか?
-
職種別テンプレート集のWord形式のひな型は、会員登録をしなくてもダウンロードできます。一方、プロフィールを入力して作るWEB履歴書は、利用に会員登録が必要です。
- WEB履歴書を職務経歴書として提出することはできますか?
-
エン転職の公式案内によると、WEB履歴書を職務経歴書の形で印刷する機能はありません。提出用の書類は、職種別テンプレート集のひな型に内容を転記して作成する必要があります。
- 自分の職種のテンプレートが見つからない場合はどうすればいいですか?
-
約50職種のテンプレートに完全に一致するものがない場合は、業務内容が近いカテゴリのひな型を選び、項目名を自分の経歴に合わせて書き換えれば問題ありません。複数のテンプレートを組み合わせて使うことも可能です。
- ダウンロードしたテンプレートは提出時にWord形式のままでいいですか?
-
Word形式のまま送ると、閲覧環境の違いでレイアウトが崩れることがあります。編集を終えたらPDF形式に変換し、印刷プレビューでA4サイズ1〜2枚に収まっているかを確認してから提出してください。

