パスポート用写真は、証明写真機に「パスポートメニュー」が搭載されていれば、撮影から印刷まで1台で完結します。ただし履歴書用の設定のまま撮ってしまったり、非対応の機種を選んでしまうと、窓口で規格外と判定されて撮り直しになることがあります。正しい操作手順と機種選びのチェックポイント、料金相場までまとめて解説します。
パスポート用写真は証明写真機で撮れる|結論と6つの手順
結論:「パスポートメニュー」搭載機なら1台で完結する
結論として、証明写真機にパスポート用の撮影メニューがあれば、そのまま利用して問題ありません。パスポートメニューを選ぶと、国際基準(ICAO 9303)に沿って顔の位置・余白・サイズが自動的に調整される仕組みになっているため、規格を満たした写真がその場で仕上がります。
逆に、メニュー選択を省略して履歴書用の設定のまま撮影すると、サイズや顔の比率が合わず、パスポートセンターの窓口で撮り直しを求められる原因になります。
証明写真機でパスポート用写真を撮る6ステップ
- 機械のメニュー画面で必ず「パスポート」を選ぶ(履歴書・免許証用と間違えない)
- 椅子の高さやカメラの角度を調整し、ガイド枠に顔の中心を合わせる
- 前髪が目にかからないようにし、眼鏡の反射・イヤリングなど身だしなみを整える
- 口を閉じ、正面を向いた自然な表情でシャッターを押す
- モニターで仕上がりを確認し、影や写り込みが気になれば無料範囲内で撮り直す
- 印刷後、余白のバランスや顔の大きさが極端でないかその場で目視チェックする
良い例文
機械のタッチパネルで「パスポート」メニューを選択してから撮影する。サイズ・余白が自動調整されるため、そのまま印刷して窓口に提出できる。
NG例
急いでいて前の利用者が設定した「履歴書」メニューのまま撮影してしまう。顔の比率がパスポート規格から外れ、窓口で受理されず撮り直しになる。
採用担当者はここを見ている
- 提出書類の写真が規格通りかどうかは、書類全体を準備する丁寧さの印象に直結する
- 枠からのはみ出しや不自然なトリミングは、細部への注意力が足りない印象につながりやすい
- 機種・設定選びを面倒がらずに確認できる人は、書類提出全般でも信頼されやすい
パスポート用写真の規格|証明写真機で自動的に満たせる条件
パスポート用写真には外務省が定める細かい規格があります。パスポートメニュー搭載機であれば以下の条件は自動で調整されますが、内容を知っておくと仕上がりの確認がしやすくなります。
| 項目 | 規格 |
|---|---|
| 写真サイズ | 縦45mm×横35mm(縁なし) |
| 顔の大きさ(頭頂〜あご) | 32mm〜36mm |
| 上辺〜頭頂部の余白 | 2mm〜6mm |
| 左右の辺〜耳の余白 | 2mm以上 |
| 下辺〜あごの余白 | 5mm〜9mm |
| 背景 | 無地の白・影なし |
| 撮影時期 | 申請日から6ヶ月以内 |
出典:外務省パスポート申請用写真の規格をもとに作成
履歴書用の証明写真には顔の大きさに明確な規定がないのに対し、パスポート用は32mm〜36mmという狭い範囲で定められている点が最大の違いです。証明写真機のパスポートメニューはこの範囲に自動で収めてくれるため、手動での微調整は基本的に不要です。
機種選びで失敗しないための3つのチェックポイント
証明写真機であれば何でもよいわけではありません。安さだけで機種を選ぶと、パスポートメニューが搭載されていない機械に当たり、二度手間になることがあります。
- メニュー画面に「パスポート」の項目があるか:起動画面でまず確認する。履歴書・マイナンバーのみの機種も存在する
- 設置場所の新しさ:駅・家電量販店・スーパー内の比較的新しい機種ほど、パスポートメニューへの対応率が高い
- 再撮影が無料範囲に含まれるか:仕上がり確認後に無料で撮り直せる機種なら、規格ミスのリスクを店頭で減らせる
NG例
価格の安さだけで古い機種を選び、パスポートメニューがないまま履歴書サイズで撮影してしまう。後日窓口で撮り直しを指摘され、結果的に交通費と時間が余計にかかる。

証明写真機・スマホアプリ・写真館の違い|どれを選ぶべきか
パスポート用写真は証明写真機以外にも、スマホアプリや写真館で用意する方法があります。それぞれメリットとデメリットが異なるため、申請までの残り日数と規格ミスへの許容度で選び分けます。
| 方法 | 料金目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 証明写真機 | 700〜1,000円程度 | 24時間利用可能。パスポートメニュー搭載機ならその場で規格を満たせる |
| スマホアプリ | 無料〜数百円 | 自宅で完結するが、規格外サイズや加工過多で却下されるリスクがある |
| 写真館 | 1,500〜3,000円程度 | プロが規格を確認しながら撮影するため申請成功率が高いが、予約が必要な場合もある |
急いでいて今すぐ用意したい場合は証明写真機、規格ミスを絶対に避けたい場合は写真館が向いています。スマホアプリは手軽な反面、規格違反による申請却下の事例が多いため、初めてパスポート写真を用意する人にはおすすめしません。

パスポート用写真は履歴書に使い回せる?
パスポート用に撮った写真を、そのまま履歴書に流用したいと考える人もいますが、サイズも顔の比率も異なるため使い回しはおすすめできません。履歴書用は縦40mm×横30mmが標準で、パスポート用の縦45mm×横35mmとは縦横比そのものが違います。
両方の写真が必要な場合は、証明写真機のメニュー画面で「履歴書」「パスポート」を1回の来店でそれぞれ撮影しておくと、二度手間を防げます。サイズ違いのリスクや対処法をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

履歴書用の証明写真も必要な人へ|雇用形態別テンプレート案内
パスポートの準備と転職活動が重なっている人は、証明写真機のパスポートメニューで撮影を済ませたあと、履歴書側の書式もあわせて確認しておくとスムーズです。
- 転職活動中の方は転職用の履歴書テンプレートを使うと職歴欄のバランスが整えやすい
- 就職活動中の方は新卒用の履歴書テンプレートで必要項目の抜け漏れを防げる
- アルバイトの応募にはアルバイト用の履歴書テンプレートが項目に過不足なく書きやすい
- より公的な様式で提出したい場合は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを選ぶと写真枠のサイズも安心して使える
証明写真機での基本的な撮り方の流れをもう一度確認したい方は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

まとめ
- 証明写真機に「パスポートメニュー」があれば、撮影から印刷まで1台で完結する
- 規格は縦45mm×横35mm・顔の大きさ32〜36mmと定められており、パスポートメニューを選べば自動で調整される
- 機種によってはパスポートメニューが非搭載のため、撮影前にメニュー画面の確認が欠かせない
撮影前にメニューの有無さえ確認しておけば、パスポート申請の窓口で撮り直しになる事態は避けられます。
パスポート用写真の証明写真機に関するよくある質問
- 証明写真機で撮ったパスポート用写真は必ず通りますか?
-
パスポートメニューを選んで撮影し、モニター確認時に顔の位置や背景に問題がなければ、多くの場合そのまま申請に使えます。ただし機種の古さやメニュー非搭載の場合は規格を満たせないことがあるため、撮影前にメニューの有無を確認してください。
- パスポートメニューがない証明写真機しか近くにない場合はどうすればいいですか?
-
写真館やパスポート写真対応のアプリを利用するのが確実です。写真館ではスタッフが規格を確認しながら撮影してくれるため、機械の設定ミスによる撮り直しのリスクを避けられます。
- パスポート用写真と履歴書用写真は同時に撮影できますか?
-
証明写真機によっては、1回の来店でメニューを選び直して複数サイズを撮影できます。転職活動とパスポート準備が重なっている場合は、同じ機械で「履歴書」と「パスポート」をそれぞれ選んで撮影しておくと、二度手間を防げます。

