履歴書は厚生労働省様式のテンプレートを無料でダウンロードし、日付・氏名・学歴・職歴・志望動機の順に書くのが基本です。テンプレートを選んだだけで安心してしまう人は多いですが、採用担当者が実際に見ているのは各項目の書き方の中身です。無料ダウンロード先から項目別の記入例、状況別の書き方のコツまでまとめました。
履歴書テンプレートの無料ダウンロードと書き方【結論】
結論:まず厚生労働省様式をダウンロードし、この順番で書く
履歴書のテンプレートは、厚生労働省が2021年に公表した様式が最も無難な選択です。性別欄が任意記載になり、扶養家族数や通勤時間といったプライバシーに関わる項目も削除された、現在の標準フォーマットです。企業から特定の様式を指定されていない限り、まずこの様式をダウンロードすれば問題ありません。
入力する順番に迷う場合は、次の流れで進めると記入漏れを防げます。
- ①日付・氏名・住所などの基本情報
- ②証明写真の貼付
- ③学歴・職歴
- ④免許・資格
- ⑤志望動機・自己PR・本人希望記入欄
【最短ステップ】ダウンロードから記入開始までの流れ
初めてで迷う場合は、以下の3ステップで進めると迷わず記入を始められます。
| ステップ | やること | ポイント |
|---|---|---|
| ①入手 | 厚生労働省様式をPDFまたはExcelでダウンロード | 提出方法に合わせて形式を選ぶ |
| ②作成 | パソコンまたはスマホで入力 | Excel入力後は必ずPDFに変換 |
| ③確認 | 印刷プレビューで文字切れ・空欄をチェック | 送信前に誤字脱字も見直す |
転職活動で職歴が複数ある場合は、記入欄が広めのフォーマットを選ぶと書きやすくなります。転職用の履歴書テンプレートは職歴欄にゆとりがあり、複数社の経歴も窮屈にならず記載できます。
【項目別】履歴書の正しい書き方と記入例
テンプレートへの入力そのものは難しくありません。ただし、項目ごとに採用担当者が確認しているポイントがあり、そこを外すと内容が良くても読みにくい書類になってしまいます。
日付・氏名・住所欄の書き方
日付は西暦で統一し、提出日(郵送の場合は投函日)を記入します。氏名・住所は略さず、正式な表記で記載しましょう。
良い例文
住所は都道府県から建物名・部屋番号まで省略せずに書きます。マンション名や号室を省略すると「省略する人」という印象につながるため、最後まで正確に記載しましょう。
NG例
日付欄が空欄のまま、または作成日のまま古くなっている。住所を番地までで止め、建物名以降を省略している。省略した住所は郵便物が届かないリスクもあるため注意が必要です。
学歴・職歴欄の書き方
学歴は中学校卒業から記載するのが一般的です。新卒用の履歴書テンプレートは学歴欄が広めに設計されており、社会人経験がない場合でも記入しやすい形式です。アルバイト応募であれば、直近の職歴を簡潔にまとめられるアルバイト用の履歴書テンプレートが使いやすいでしょう。
良い例文
2020年4月 株式会社〇〇 入社(営業部配属)
2023年3月 株式会社〇〇 退社(一身上の都合)
入社と退社を別行に分けて記載し、在籍期間が一目で分かるようにします。
NG例
「〇〇株式会社に勤務」とだけ記載し、入社・退社の年月が抜けている。在籍期間が確認できない書類は、経歴を正確に把握できないという不安を採用担当者に与えます。
採用担当者はここを見ている
- 入社と退社を別行に分けて書いているか
- 在籍期間の長さと応募職種との関連性
- 転職回数が多い場合、理由が面接で説明できる内容か
志望動機・自己PR欄の書き方
良い例文
前職では法人営業を3年間担当し、新規開拓の成約率を前年比120%に改善しました。貴社の〇〇事業においても、この経験を直接活かせると考え志望しました。具体的な数字と、応募先での再現性を示すのがポイントです。
NG例
「貴社の事業に魅力を感じ、これまでの経験を活かして貢献したいと考え志望しました。」どの会社にも当てはまる文章は、採用担当者が最も見抜きやすいパターンです。
採用担当者が見る「書き方」のチェックポイント
テンプレートを正しく選んでも、書き方の中身が伴っていなければ評価にはつながりません。採用担当者が書類を確認する際、実際にどこを見ているのかを整理しました。
| 確認箇所 | 採用担当者の視点 |
|---|---|
| 職歴の記載 | 数字や役割が具体的に書かれているか |
| 志望動機 | 応募先固有の内容になっているか |
| 空欄の有無 | 「特になし」も含め空欄を残していないか |
| 文字の統一感 | 西暦和暦・フォントサイズが揃っているか |
自分の状況に合ったフォーマット自体の選び方に迷う場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。

【状況別】空白期間・資格なし・転職回数が多い場合の書き方
状況によって、標準的な書き方だけでは対応しきれない項目があります。代表的な3つのケースの書き方を紹介します。
空白期間がある場合
良い例文
2023年5月〜2024年3月 育児に専念
2024年4月 転職活動開始
空白期間の理由を一行でも記載し、正直に伝えることがポイントです。
NG例
空白期間をそのまま省略し、退職日の次に入社日を記載する。「書いていない=隠している」と受け取られるケースがあるため、簡潔でも理由を添えましょう。
資格・免許がない場合
免許・資格欄は、保有資格がなければ「特になし」と記載し、空欄のままにしないことが基本です。学習中の資格があれば「〇〇資格 学習中」と記載すると、意欲を伝える材料になります。
転職回数が多い場合
転職回数が3回以上ある場合は、職歴欄の広い様式を選ぶと窮屈になりません。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートはA4用紙2枚構成にも対応しており、職歴が多い場合でも整理して書けます。
ダウンロードしたテンプレートを提出する前の最終チェック
入力が終わったら、提出前に必ず見直しを行います。特に見落としやすいポイントを一覧にしました。
- 西暦・和暦が全項目で統一されているか
- 学歴・職歴の年月に抜けや矛盾がないか
- 証明写真が3か月以内に撮影したものか
- 提出用のファイルがPDF形式に変換されているか
- ファイル名が「履歴書_氏名_日付」の形式になっているか
スマホだけで作成から印刷まで完結させたい場合は、あわせて以下の記事も参考になります。


まとめ
- 履歴書テンプレートは厚生労働省様式を基本にダウンロードする
- 日付・氏名・学歴・職歴・志望動機の順に書くと迷わない
- 採用担当者が見ているのは書式より記入内容の具体性
- 空白期間や資格なしの場合も、事実を簡潔に記載する
- 提出前は西暦和暦の統一とPDF変換を必ず確認する
テンプレートを選んだら、次は各項目の中身を具体的に書き込む作業に進みましょう。
履歴書のダウンロード・書き方に関するよくある質問
- 履歴書テンプレートはどこから無料でダウンロードできますか?
-
厚生労働省の公式サイトや、各転職サイトが無料でテンプレートを配布しています。企業から指定がなければ、性別欄が任意記載になった厚生労働省の最新様式を選ぶと安心です。
- ダウンロードしたテンプレートはそのまま使っても大丈夫ですか?
-
フォーマット自体はそのまま使用して問題ありません。ただし、志望動機や自己PR欄をテンプレートの見本文のまま提出すると内容が伝わらないため、自分の経験に置き換えて書き直す必要があります。
- スマホだけで履歴書のダウンロードから記入まで完結できますか?
-
可能です。スマホでテンプレートをダウンロードし、表計算アプリや履歴書作成アプリで入力してPDFに変換すれば、コンビニのマルチコピー機で印刷まで進められます。
- 履歴書の書き方に迷ったら、どの項目から書けばいいですか?
-
日付・氏名・住所などの基本情報から書き始め、学歴・職歴、免許・資格、志望動機・自己PRの順に進めると、記入漏れを防ぎやすくなります。

