履歴書のワードテンプレートは、自分の状況に合わせて選び、そのまま使わず項目を調整することが選考通過の分かれ目になります。新卒・転職・アルバイト・パートなど状況別のおすすめテンプレートから、レイアウトを崩さないWordでの編集手順、提出前にPDFへ変換する方法まで、採用担当者の視点も交えて解説します。
履歴書のワードテンプレートは状況別に選ぶのが正解
結論|「自分の状況に合うか」で選べば失敗しない
無料のWordテンプレートは種類が多く、見た目だけではどれも似ています。採用担当者が見ているのは配布元のブランドではなく、自分の状況に項目配分が合っているかという点です。学歴・職歴欄が狭いテンプレートに転職者が長い職歴を詰め込むと、文字が小さくなり読みにくい書類になってしまいます。
状況別おすすめWordテンプレート
応募先や自分の状況によって、選ぶべきテンプレートの項目配分は変わります。以下から自分に近いものを選んでダウンロードしてください。
- 転職活動で職歴を漏れなく伝えたい方は転職用の履歴書テンプレートのように職歴欄が広いものを選ぶと、書ききれずに困ることがありません。
- 学歴や人柄を中心に伝えたい新卒の方には新卒用の履歴書テンプレートのように志望動機欄が大きい構成が向いています。
- 短時間で仕上げたいアルバイトの応募にはアルバイト用の履歴書テンプレートのようにシンプルな項目のものが便利です。
- シフト希望などを書き添えたいパート応募にはパート用の履歴書テンプレートを選ぶと記入漏れを防げます。
安全な入手先は大手求人サイトと厚生労働省関連サイト
様式の古さやファイルの安全性が気になる場合は、入手先を大手求人サイトの配布ページか、厚生労働省が公開している参考様式に絞ると安心です。運営元が明確なため、最新の様式かどうかを一つひとつ確認する手間もかかりません。
テンプレート選びの段階で迷ったら、以下の記事も参考にしてください。

テンプレートをそのまま使うと落とされる?採用担当者が見ているポイント
無料テンプレートを使うこと自体は珍しくありません。ただし、ダウンロードした状態のまま提出すると、内容以前の部分で印象を落としてしまうことがあります。
NG例
テンプレートをダウンロードした状態のまま、フォントも既定の書体で、資格欄や自己PR欄が空欄になった履歴書を提出した。「準備不足」「使い回し」という印象を与えやすく、内容を読む前に評価が下がってしまいます。
良い例
テンプレートの項目を自分の経歴に合わせて過不足なく調整し、空欄をなくしたうえで、余白やフォントサイズを整えて読みやすく仕上げた履歴書。同じテンプレートでも手を入れているかどうかは、採用担当者にはひと目で伝わります。
採用担当者はここを見ている
- テンプレートの初期フォントや行間がそのまま残っていないか
- 自己PR欄・資格欄など、空欄になっている項目がないか
- 応募先の職種に合わせて項目の順序や分量を調整しているか
テンプレートをそのまま使うことのリスクは、以下の記事でも詳しく取り上げています。

Wordでレイアウトを崩さずカスタマイズする実践ポイント
Word形式のテンプレートは編集の自由度が高い一方、操作を誤ると罫線や写真の位置が崩れやすいという弱点もあります。カスタマイズする際に押さえておきたいポイントを表にまとめました。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| フォント | ダウンロード時の書体を変更しない(変更すると罫線がずれる原因になります) |
| 項目の追加・削除 | 表の行を削除する際は罫線ごと選択する(枠だけ残る崩れを防げます) |
| 証明写真枠 | 写真を挿入したら「文字列の折り返し」を背面に設定すると、文字を打っても枠がずれにくくなります |
| 印刷倍率 | 「用紙に合わせて自動調整」は使わず、倍率を100%に固定します |
| ファイル保存 | ファイル名は半角英数にし、編集前と編集後でコピーを分けて保存します |
NG例
印刷倍率を「用紙に合わせて自動調整」のまま印刷し、証明写真の枠が縮小されてしまった。倍率は必ず100%に固定してから印刷するのが正解です。
状況別|テンプレートのカスタマイズ例
転職の場合
良い例文
職歴欄の行が足りない場合は、表の行を1行コピーして貼り付け、罫線の太さと文字サイズを他の行と揃えたうえで会社名を追記します。枠を増やしてから文字を入力する順番を守ると崩れにくくなります。
NG例
職歴欄に入りきらないからと、フォントサイズだけを8ptまで小さくして無理やり収めた。文字が小さすぎて読みにくく、正式な書類として扱われにくい印象になります。
アルバイト・パートの場合
良い例文
志望動機欄が大きいテンプレートを選んだ場合は、無理に文章で埋めるのではなく、勤務可能な曜日や時間帯を簡潔に書き添えるスペースとして活用します。
NG例
空欄が目立つのを避けようと、関係のない趣味を長々と書き足した。採用担当者が知りたい勤務条件や意欲が埋もれてしまうため、逆効果になります。
提出前に必ず確認したいこと
カスタマイズが終わっても、Wordのまま提出するかどうかで印象が変わります。提出方法の違いを整理しました。
| 提出方法 | 特徴 |
|---|---|
| Wordのまま提出 | 相手の閲覧環境によって行間やフォントがずれて表示されることがあります |
| PDFに変換して提出 | どの環境で開いてもレイアウトが固定されるため安心です |
変換の具体的な手順は、以下の記事で詳しく確認できます。
採用担当者はここを見ている
Wordのまま届いた履歴書は、開く環境によって行間や証明写真の位置が変わって表示されることがあります。提出前の一手間を省いていないかは、採用担当者が意外と見ているポイントです。

まとめ
- 状況(新卒・転職・アルバイトなど)に合ったテンプレートを選ぶことが最初の分かれ目になります
- テンプレートはそのまま使わず、フォントや項目を自分の内容に合わせて調整します
- 印刷前は倍率100%を確認し、提出はPDFに変換してから送ります
- 崩れやすい箇所はダウンロード直後に一度触って確認しておくと安心です
テンプレートは土台にすぎません。自分の経歴に合わせて手を入れることが、選考を通過する履歴書への近道です。
- 無料のWordテンプレートを使うと選考で不利になりますか?
-
入手方法そのものが不利になることはありません。大手求人サイトや厚生労働省関連サイトの最新様式を選び、自分の状況に合わせて項目を調整していれば、無料であることを理由に評価が下がることはありません。
- テンプレートをそのまま提出してもいいですか?
-
避けたほうが安心です。フォントや行間が初期設定のまま、項目が空欄のまま提出すると、準備不足の印象を与えることがあります。自分の経歴に合わせて項目の分量や表現を調整してから提出してください。
- Wordで作成した履歴書はそのまま送ってもいいですか?
-
提出直前にPDFへ変換するのが基本です。Wordのまま送ると、相手の閲覧環境によって行間やフォントがずれて表示される場合があります。
- Macで開くとレイアウトが崩れるのはなぜですか?
-
Windows専用のフォントが指定されたテンプレートをMacで開くと、指定どおりに表示されないことがあります。游ゴシックなど汎用性の高いフォントに変更するか、PDF版のテンプレートを利用してください。

