履歴書の数字は、横書き部分は算用数字(アラビア数字)、封筒の縦書き部分は漢数字で書くのが基本です。ただし生年月日や資格の級、電話番号などは欄ごとに例外があり、統一が崩れやすいポイントでもあります。この記事では欄別の書き方ルールと、採用担当者が実際にチェックしている表記の統一ポイントを整理します。
履歴書の数字は算用数字が基本|欄ごとの書き方一覧
結論:横書きは算用数字、封筒の縦書きは漢数字
市販の履歴書もパソコン作成の履歴書も、ほとんどが横書き仕様です。横書きの文書では算用数字を使うのが基本マナーで、漢数字を使うと文字数が増えて読みにくくなります。学歴・職歴・資格・生年月日など、履歴書本体に記入する数字はすべて算用数字で統一します。
一方、履歴書を送付する封筒は縦書きが基本のため、住所や日付は漢数字を使います。郵便番号だけは横書き表記のため算用数字のままという例外があるので注意してください。
欄別の数字表記早見表
| 欄 | 基本の表記 | 注意点 |
|---|---|---|
| 生年月日・年月 | 算用数字 | 西暦・和暦のどちらかに統一する |
| 学歴・職歴 | 算用数字 | 入学・卒業年もすべて同じ表記に揃える |
| 住所(本体) | 算用数字 | 「1丁目2番3号」のように書く |
| 電話番号・メール | 半角算用数字 | 全角と混在させない |
| 資格・級 | 算用数字 | 「英検2級」のように級数のみ数字にする |
| 封筒の住所・日付 | 漢数字 | 縦書きのため「一丁目二番三号」と書く |
| 封筒の郵便番号 | 算用数字 | 縦書きでも郵便番号のみ横書き・算用数字 |
全角・半角の使い分けルール
数字の全角・半角は、日本語部分とのバランスで決めます。一般的には次のルールで統一すると読みやすくなります。
- 日本語の文章中に入る数字(学歴・資格の年数など):全角
- 電話番号・メールアドレス:半角
- 郵便番号:半角
1つの履歴書の中で全角と半角が入り混じっていると、見た目のバランスが崩れて雑な印象を与えます。作成後は数字の欄を1つずつ見直し、表記が揃っているか確認してください。
採用担当者は数字の表記統一をここで見ている
数字の書き方そのものが合否を左右することはほとんどありません。ただし欄によって算用数字と漢数字が混在していたり、全角・半角がバラバラだったりすると、書類作成に対する姿勢を疑われる原因になります。
良い例文
令和3年4月 〇〇株式会社 入社
令和5年9月 〇〇株式会社 退社
職歴欄の年月がすべて同じ和暦・算用数字で統一されている。
NG例
令和3年4月 〇〇株式会社 入社
2023年9月 〇〇株式会社 退社
同じ職歴欄の中で和暦と西暦が混在している。年数の計算がしづらく、確認の手間を採用担当者に負わせてしまう。
採用担当者はここを見ている
- 生年月日・学歴・職歴の年号表記がすべて同じ形式になっているか
- 電話番号・郵便番号の全角半角が統一されているか
- 封筒とレターパックの中身で数字の書き方が矛盾していないか
生年月日・学歴/職歴欄の数字の書き方(西暦・和暦)
生年月日・学歴・職歴欄の数字は、西暦・和暦のどちらで書いても問題ありません。ただし履歴書内では表記を1種類に統一する必要があります。生年月日を西暦で書いたのに、学歴欄だけ和暦になっていると、年数の計算がずれて見えるので注意してください。
- 西暦の場合:「2020年4月」のように4桁で書く(「20年4月」のような省略はNG)
- 和暦の場合:「令和2年4月」のように元号を正式名称で書く(「R2年」の省略はNG)
- 数字は西暦・和暦のいずれでも算用数字を使う(漢数字にはしない)

住所・番地欄の数字の書き方
履歴書本体の住所欄は、算用数字で「1丁目2番3号」のように書きます。「1-2-3」のようなハイフン表記は略式とみなされ、採用担当者によっては丁寧さに欠ける印象を持たれることがあります。マンション名や部屋番号も省略せずに書き、番地の数字はすべて算用数字で統一してください。
一方、封筒に住所を縦書きする場合は「一丁目二番三号」のように漢数字を使います。本体は算用数字、封筒は漢数字と覚えておくと迷いません。

電話番号欄・封筒の数字の書き方
電話番号・携帯番号・メールアドレスは、履歴書本体・封筒のどちらに書く場合も半角の算用数字で統一します。日本語の項目名(自宅・携帯など)は全角のままで構いませんが、数字だけは半角にそろえるのが基本です。
- 電話番号は市外局番からハイフンでつなぐ(例:03-1234-5678)
- 携帯電話のみの場合も、固定電話欄を空欄にせず「携帯電話のみ」と一言添える
- 封筒の裏面に電話番号を書く場合は縦書きに合わせて漢数字にする

資格・級・スコアの数字の書き方
資格欄の級・点数・スコアも、算用数字で書くのが基本です。「英検2級」のように級の数字だけを算用数字にし、資格名自体は正式名称のまま省略しないことがポイントです。
良い例文
令和4年6月 実用英語技能検定2級 取得
令和5年3月 TOEIC L&R 730点 取得
NG例
令和4年6月 英検2級 取得
「英検」は略称のため、正式名称の「実用英語技能検定」で書くのが望ましい。数字表記自体は正しくても、資格名の省略はマイナス評価につながる。
全角・半角チェックリストと目的別テンプレート
履歴書を提出する前に、以下のチェックリストで数字表記を最終確認してください。
- 生年月日・学歴・職歴の年号表記(西暦 or 和暦)が全欄で統一されているか
- 電話番号・郵便番号の数字がすべて半角になっているか
- 資格・級の数字が算用数字で統一されているか
- 封筒の住所・日付が漢数字、郵便番号だけ算用数字になっているか
数字欄がすでに整形されているテンプレートを使うと、表記のズレを防ぎやすくなります。目的に合わせて転職用の履歴書テンプレートや新卒用の履歴書テンプレートを活用してください。
公的機関のフォーマットに沿って作成したい場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートやJIS規格に沿った履歴書テンプレートを選ぶと安心です。
まとめ
- 履歴書本体の数字は算用数字、封筒の縦書き部分は漢数字が基本
- 生年月日・学歴・職歴は西暦・和暦のどちらかに統一する
- 電話番号・郵便番号は半角、日本語混じりの文章内の数字は全角で統一する
欄ごとの数字表記を統一するだけで、書類全体の印象は大きく変わります。提出前にもう一度、数字の書き方だけを通してチェックしてみてください。
履歴書の数字に関するよくある質問
- 履歴書の数字は全部算用数字で書いていいですか?
-
履歴書本体(横書き部分)はすべて算用数字で問題ありません。漢数字が必要になるのは、封筒に住所や日付を縦書きする場合のみです。郵便番号は縦書き封筒でも算用数字のまま書きます。
- 西暦と和暦はどちらで統一すればいいですか?
-
応募先から指定がなければ、どちらでも構いません。ただし生年月日・学歴・職歴などすべての年号欄を同じ表記に揃える必要があります。途中で西暦と和暦が混在すると、年数の計算がしづらくなり印象を下げてしまいます。
- 資格の級やスコアの数字はどう書けばいいですか?
-
級やスコアの数字部分は算用数字で書きます。「英検2級」のように略称を使わず、「実用英語技能検定2級」のように正式名称と組み合わせるのが望ましい書き方です。TOEICなどのスコアも同様に算用数字で統一してください。

