履歴書が汚れたときは、目立つ汚れなら新しい用紙に書き直すのが正解です。修正テープや修正液でのごまかしは避けましょう。ただし、遠目で気にならない程度の軽いにじみなら、書き直さずに済むケースもあります。この記事では、汚れの程度別の対処法と、今後汚さないための防止策を、採用担当者の視点も交えて解説します。
履歴書が汚れたときの対処法【結論】
結論:軽い汚れか、目立つ汚れかで対応が変わる
履歴書についた汚れが、インクの薄いにじみや小さな折れジワなど遠目で見て気にならない程度であれば、無理に書き直す必要はありません。一方で、食べ物のシミ、雨や飲み物によるふやけ、文字が読み取りにくいほどのにじみがある場合は、迷わず新しい用紙に書き直してください。
判断に迷ったときは、「この履歴書を受け取った採用担当者はどう感じるか」を基準に考えると答えが出やすくなります。汚れの見た目だけでなく、その状態で提出するかどうかという判断そのものが、応募者の姿勢として見られています。
【状況別】今すぐできる対処フローチャート
汚れに気づいたタイミングによって、取れる選択肢は変わります。状況別に正しい対応をまとめました。
良い対応(状況別)
- まだ家にいる場合:新しい用紙を用意し、最初から書き直す。時間があるなら鉛筆で下書きしてから清書すると失敗しにくくなります。
- もう外出済みで書き直せない場合:コンビニのプリンターやスマホアプリでPC版の履歴書を印刷し直せないか確認する。手元に予備の用紙があれば手書きで対応する。
- 面接会場に着いてしまった場合:受付や面接官に一言お詫びを伝えたうえでそのまま提出し、後日メールで訂正版を送付できるか確認する。
NG対応
汚れを隠すために修正テープや修正液を使うのは避けてください。応急処置のつもりでも、白く塗った部分は光の加減で目立ちやすく、かえって「ごまかそうとした跡」として悪目立ちします。砂消しゴムで削る、上から別の紙を貼るといった対処も同様にNGです。
採用担当者はここを見ている
- 汚れの有無そのものより、「気づいたうえでどう対処したか」を見ている
- 修正の跡があると、訂正した時期や理由が読み取れず不信感につながりやすい
なぜ汚れた履歴書はNGなのか|採用担当者の本音
採用担当者はここを見ている
履歴書は、応募者の人柄や仕事への向き合い方を判断する材料のひとつです。内容がどれだけ丁寧に書かれていても、用紙が汚れていると「書類の扱いが雑」「業務でも同じようにミスをしそう」という印象につながりかねません。
採用担当者はここを見ている
- 書類の完成度を、志望度の高さを測るものさしのひとつとして見ている
- 汚れたまま提出する応募者は、他の応募者と比較されたときに不利になりやすい
- 逆に、汚れに気づいて一言お詫びを添えられる応募者には、誠実さを感じることもある
修正テープ・修正液が絶対NGな理由
履歴書は正式な提出書類として扱われるため、修正テープや修正液での訂正は「誰が」「いつ」直したのかが不明瞭になるという理由から避けるべきとされています。書類としての正当性が疑われ、改ざんを疑われるリスクもゼロではありません。
| 対処法 | 可否 | 理由 |
|---|---|---|
| 最初から書き直す | ◎ | 唯一の正しい対処法 |
| 修正テープ・修正液 | × | 訂正の経緯が不明瞭になる |
| 二重線+訂正印 | △ | 応募書類では基本的に非推奨。書き直しが原則 |
| そのまま提出 | × | 雑な印象を与えるリスクが高い |
履歴書を汚さないための防止策【原因別】
一度汚れた経験があると、次の作成では防止策を意識するだけで失敗の確率を大きく下げられます。作成方法や持ち運び方ごとに、気をつけたいポイントを整理しました。
手書き作成時の防止策
- 飲食しながらの作業は避け、清潔で平らな机の上で書く
- 利き手側に手のひらが乗る部分は、書き終わった行から下敷きなどでカバーする
- 速乾性のあるボールペンを使い、インクが乾く前に紙を重ねない
- 1枚だけでなく予備の用紙を複数枚用意しておく
パソコン作成時の防止策
パソコンで作成すれば、手書きによる汚れやにじみのリスクはほぼなくなります。印刷後は指紋や折れジワがつかないよう、乾いた面に置いてから封筒に入れるまで平らな状態を保ちましょう。応募先が手書きを指定していない場合は、パソコン作成に切り替えるのも有効な選択肢です。
転職活動なら転職用の履歴書テンプレート、新卒の就職活動なら新卒用の履歴書テンプレートを使うと、項目の抜け漏れを防ぎながらスムーズに作成できます。
アルバイトの応募であればアルバイト用の履歴書テンプレート、フォーマットに迷う場合は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを使うと安心です。
持ち運び・郵送時の防止策
書き終えた履歴書は、無色透明の新品クリアファイルに入れてから封筒へ収めるのが基本です。雨や汗による水濡れ、カバンの中での折れやこすれを防げます。クリアファイルへの入れ方や書類の順番に迷う場合は、次の記事も参考にしてください。

軽微な汚れは書き直さなくてもいい?許容ラインの見極め方
「多少の汚れなら大丈夫なのか、絶対に書き直すべきなのか」は、多くの人が迷うポイントです。判断の目安を、書き直し不要なケースと必須なケースに分けて整理しました。
書き直さなくてもいいと考えられるケース
- 文字がわずかににじんでいるが、内容の判読に支障がない
- 用紙の端に小さな折れジワがあるが、書いた文字には影響していない
- 光の角度によってようやく気づく程度の薄い跡である
必ず書き直すべきケース
- 食べ物や飲み物のシミ、色のついた汚れがある
- 雨などで紙がふやけたり波打ったりしている
- 文字が読み取りにくいほどのにじみ・かすれがある
- 修正テープや修正液を使ってしまった箇所がある
迷ったときは、書き直す方を選んでください。パート・アルバイトの応募でも同様で、パート用の履歴書テンプレートを使えば新しい用紙をすぐに用意できます。
汚れ以外にも気をつけたい履歴書のトラブル
履歴書のトラブルは汚れだけではありません。下書きの跡が残ってしまうケースや、日付を書き間違えてしまうケースも、対処法を知らないまま提出すると同じように印象を下げてしまいます。あわせて確認しておくと安心です。


まとめ
- 目立つ汚れがある履歴書は、修正テープや修正液を使わず新しい用紙に書き直すのが原則
- 気にならない程度の軽いにじみなら、無理に書き直さなくてもよい場合がある
- 汚れそのものより「気づいたうえでどう対処したか」が評価に影響する
- クリアファイル・封筒の活用と、パソコン作成への切り替えで汚れは防ぎやすくなる
汚れに気づいた時点で落ち着いて状況を整理すれば、選考への影響は最小限に抑えられます。
- 履歴書が少し汚れただけでも書き直すべきですか?
-
文字の判読に影響しない程度の薄いにじみや小さな折れジワであれば、無理に書き直す必要はありません。ただし、色のついたシミや読みにくいほどのにじみがある場合は書き直しを選んでください。
- 修正テープで直した部分があるまま提出しても大丈夫ですか?
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避けたほうがよいです。修正テープや修正液の跡は訂正の経緯が不明瞭になり、書類としての印象を下げる原因になります。可能な範囲で新しい用紙に書き直してください。
- 面接会場で履歴書の汚れに気づいた場合はどうすればいいですか?
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その場で書き直す手段がない場合は、受付や面接官に一言お詫びを伝えたうえでそのまま提出し、必要であれば後日メールで訂正版を送付できるか確認しましょう。慌てて隠そうとするより、誠実に対応するほうが印象を保てます。

