履歴書の職歴欄|新卒はアルバイトを書く?正解の書き方を徹底解説

履歴書の職歴欄|新卒はアルバイトを書く?正解の書き方を徹底解説

新卒の履歴書の職歴欄は、アルバイト経験を書かず「なし」「以上」の2行で仕上げるのが正解です。ただし応募先と直結する長期アルバイトなど、書いたほうが有利になる例外もあります。この記事では職歴欄の記入例、書いてよい例外ケース、採用担当者が見ているポイントを整理します。

スマホで簡単に!面倒な履歴書も質問に答えるだけ、受かる履歴書が完成
個人情報の利用目的(一部抜粋)
・職業紹介、就職・転職に関する情報提供およびこれらに関連するサービスの提供
利用規約個人情報保護方針に同意の上ご利用いただけます。
無料で履歴書を作成 ▶
目次

新卒の履歴書の職歴欄は「なし」が正解|アルバイトは書かない

結論|職歴欄は「なし」+「以上」の2行で完成する

新卒採用で提出する履歴書では、学業が本分であることを前提に選考が進みます。そのため職歴欄に書くのは、卒業後に正社員・契約社員として雇用された経験のみです。在学中のアルバイトやインターンシップはこれに当たりません。

書き方は決まっています。学歴を書き終えた次の行に中央寄せで「職歴」と入れ、その下の行に「なし」、さらに次の行の右端に「以上」を書きます。「以上」は職歴欄の記載が終わったことを示す締めの記号で、職歴が1件もない場合でも省略しません。

職歴欄の記入例(良い例・NG例)

良い例文

学歴・職歴
20234〇〇大学 経済学部 経済学科 入学
20273〇〇大学 経済学部 経済学科 卒業見込み
職歴
なし
以上(右寄せ)

学歴の最終行と「職歴」の間は1行空けます。「なし」の下に必ず「以上」を置くことで、書き忘れではなく意図的な記載だと伝わります。

NG例

学歴・職歴
職歴
20245株式会社〇〇 コンビニエンスストア アルバイト入社
20263一身上の都合により退職
20264居酒屋〇〇 アルバイト入社

アルバイト先を時系列で並べた形です。履歴書の様式ルールを理解していない応募者だと受け取られるため、新卒では避けてください。空欄のまま提出するのも、記入漏れと同じ扱いになります。

なぜアルバイトは職歴に含まれないのか

職歴欄は本来、キャリアの連続性と実務の蓄積を確認するための欄です。新卒採用ではそもそも全員が実務未経験である前提で選考が組まれているため、企業側は職歴欄に情報を求めていません。ここで見られているのは経験の量ではなく、書式を正しく扱えるかどうかです。

フォーマット自体に迷いがある場合は、新卒用の履歴書テンプレートを使うと、学歴・職歴欄の行間や「以上」の位置が最初から整った状態で書き始められます。

アルバイトを職歴欄に書いてよい3つの例外ケース

原則は「書かない」ですが、書いたほうが評価につながる場面もあります。判断基準は「そのアルバイトが応募先の仕事とどれだけ地続きか」の一点です。

①応募先の職種と直結する長期アルバイト

Web制作会社に応募する学生がコーディングのアルバイトを2年続けていた、塾講師の経験を持つ学生が教育業界を志望している、といったケースです。業務内容がそのまま入社後の再現性を示す材料になるため、職歴欄に載せる価値があります。目安は同じ勤務先で1年以上、かつ週2日以上の継続です。

②リーダー・店長代行など責任ある立場だった

シフト作成、新人教育、売上管理、発注業務。これらは雇用形態にかかわらずマネジメントの初歩に触れた経験として扱われます。役割が明確な場合に限り、職歴欄に書いても違和感がありません。

③企業から「アルバイト経験も記載」と指定された

募集要項やエントリー画面に指定がある場合は、指示が最優先です。指定を無視して「なし」と書くと、応募書類を読んでいないと判断されます。指定の有無は提出前に必ず確認してください。

例外ケースの記入例(良い例・NG例)

良い例文

学歴・職歴
職歴
20244株式会社〇〇(アルバイト)入社
個別指導塾にて中学生15名の学習指導・保護者面談を担当
現在に至る
以上(右寄せ)

社名の後ろに「(アルバイト)」と雇用形態を明記し、担当業務を1行添えます。在職中であれば「現在に至る」を入れてから「以上」で締めます。

NG例

2024年4月 株式会社〇〇 入社

雇用形態を書かずに社名だけを並べた形です。正社員として勤務していたと誤解される書き方は、面接で事実確認された際に経歴詐称を疑われる原因になります。アルバイトであることは必ず明記してください。

アルバイトの職歴を正式に整理して書く様式を知りたい場合は、アルバイト用の履歴書テンプレートの職歴欄が参考になります。

スマホで簡単に!面倒な履歴書も質問に答えるだけ、受かる履歴書が完成
個人情報の利用目的(一部抜粋)
・職業紹介、就職・転職に関する情報提供およびこれらに関連するサービスの提供
利用規約個人情報保護方針に同意の上ご利用いただけます。
無料で履歴書を作成 ▶

採用担当者が新卒の職歴欄で見ている3つのポイント

新卒の履歴書で職歴欄に割かれる閲覧時間は数秒です。それでも見られている以上、減点を避ける書き方を知っておく意味はあります。

採用担当者はここを見ている

  • 空欄になっていないか:未記入は「書き忘れ」と判断され、書類全体の丁寧さへの評価が下がります
  • 「以上」で締められているか:様式の基本を守れているかを確認する最短のチェックポイントです
  • 学歴と職歴が混在していないか:区切りが曖昧だと、情報を整理して伝える力に疑問を持たれます

職歴欄に何を書いたかで内定が決まることはまずありません。ここは加点を狙う欄ではなく、減点を避ける欄だと割り切って処理し、時間は自己PRと志望動機に回してください。

厚生労働省が示す様式例に沿って書きたい場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを選んでおくと、企業側の様式指定に対応しやすくなります。

アルバイト経験は自己PR・ガクチカでアピールする

4年間続けたアルバイトを職歴欄に書かないのは損だと感じるかもしれません。実際には逆で、職歴欄は行数が限られており、経験の中身まで書き切れません。同じ内容を自己PRに移したほうが、文字数も伝わり方も有利になります。

自己PRの書き方(良い例・NG例)

良い例文

私の強みは、課題を数値で捉えて改善する力です。3年間続けたカフェのアルバイトで、ピーク時の待ち時間が平均8分に達し離脱するお客様が出ていました。注文から提供までの工程を時間計測し、ドリンク準備を先出しする運用に変更した結果、待ち時間を平均4分に短縮しました。貴社でも、現状を数字で把握したうえで改善提案ができる人材として貢献します。

NG例

私はカフェで3年間アルバイトをしていました。接客を通してコミュニケーション能力が身につき、チームワークの大切さを学びました。この経験を貴社でも活かしたいと考えています。

勤務先と勤務年数しか情報がなく、誰が書いても同じ文章になっています。どんな課題に対して何をして、結果がどう変わったのか。この3点が入って初めて経験がアピールに変わります。

スマホで簡単に!面倒な履歴書も質問に答えるだけ、受かる履歴書が完成
個人情報の利用目的(一部抜粋)
・職業紹介、就職・転職に関する情報提供およびこれらに関連するサービスの提供
利用規約個人情報保護方針に同意の上ご利用いただけます。
無料で履歴書を作成 ▶

状況別|新卒の職歴欄の書き方一覧

同じ「新卒」でも、経歴によって職歴欄の扱いは変わります。自分がどれに当てはまるかを確認してください。

状況職歴欄の書き方
在学中でアルバイトのみ「なし」「以上」の2行
長期インターン(無給・単位認定型)職歴には書かず、ガクチカで扱う
卒業後に正社員経験あり(既卒・第二新卒)社名・入退社年月を職歴として記載
休学して就労していた雇用形態を明記して記載可。学歴欄に休学期間も併記
留学から復学して就活中職歴は「なし」。留学は学歴欄に記載
企業から記載指定あり指定に従い、雇用形態を明記して記載

迷いやすいのは長期インターンです。給与が発生する有給インターンで半年以上継続し、業務内容が応募職種と重なる場合に限り、職歴欄に「(インターンシップ)」と明記して記載する余地があります。それ以外は学生時代の活動として扱うほうが自然です。

新卒の職歴欄でよくある失敗5選

  1. 空欄のまま提出する:最も多い失敗です。書くことがなくても「なし」を入れます
  2. 「以上」を書き忘れる:記載が終わったことが伝わらず、途中で止めた印象になります
  3. アルバイト先を全部並べる:4〜5件の羅列は、様式を理解していないと判断されます
  4. 雇用形態を書かない:例外ケースで記載する際、正社員経験と誤解される危険があります
  5. 学歴と職歴を続けて書く:1行空けて「職歴」の見出しを入れないと、区切りが読み取れません

志望動機欄の扱いに悩んでいる場合は、志望動機なしの履歴書テンプレートのように、欄構成の異なる様式を選ぶ方法もあります。

スマホで簡単に!面倒な履歴書も質問に答えるだけ、受かる履歴書が完成
個人情報の利用目的(一部抜粋)
・職業紹介、就職・転職に関する情報提供およびこれらに関連するサービスの提供
利用規約個人情報保護方針に同意の上ご利用いただけます。
無料で履歴書を作成 ▶

まとめ

  • 新卒の職歴欄は「なし」「以上」の2行で完成する
  • 在学中のアルバイト・無給インターンは職歴に含めない
  • 応募職種と直結する長期アルバイト、責任ある役割、企業からの記載指定がある場合は例外的に書ける
  • 書く場合は社名の後ろに「(アルバイト)」を明記し、担当業務を1行添える
  • アルバイトの中身は自己PR・ガクチカで、課題・行動・結果の3点セットで語る

職歴欄は数分で片づく作業です。その時間を、経験を数字で語り直す作業に回してください。

新卒の履歴書の職歴欄に関するよくある質問

職歴欄に「なし」と書くと選考で不利になりますか

不利にはなりません。新卒採用は実務未経験を前提に選考が組まれており、職歴欄は様式どおりに処理できているかを確認する欄です。むしろ空欄のまま提出するほうが、記入漏れとして評価を下げます。

4年間続けた長期アルバイトも書かないほうがいいですか

応募先の職種と業務内容が重なる場合や、リーダー・店長代行など明確な役割を担っていた場合は職歴欄に書けます。それ以外は職歴欄には書かず、自己PRやガクチカで課題・行動・結果を具体的に伝えるほうが評価につながります。

長期インターンの経験は職歴に含まれますか

給与が発生する有給インターンを半年以上継続し、業務が応募職種と重なる場合は「(インターンシップ)」と明記して記載できます。単位認定型や短期の体験型プログラムは職歴に含めず、学生時代の活動として扱ってください。

「以上」はどの位置に書きますか

職歴の最終行の次の行に、右端に寄せて書きます。「なし」と書いた場合も同様で、その下の行の右端に「以上」を入れます。手書き・パソコン作成のどちらでも位置は変わりません。

アルバイトを辞めた理由も職歴欄に書く必要がありますか

職歴欄に記載する場合は「一身上の都合により退職」で問題ありません。詳しい理由は履歴書に書かず、面接で聞かれた際に説明する形で十分です。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

目次