履歴書写真の男性の正解は、濃紺または濃いグレーのスーツ・白の無地シャツ・無地に近いネクタイ・歯を見せない微笑みです。この記事では、男性が迷いやすい服装の具体的な基準、採用担当者が減点するNG例、写真館とスピード写真の使い分け、撮影直前のチェック項目をまとめました。
履歴書写真の男性の正解【結論】
迷ったときの基準はシンプルです。「面接当日にその服装で行っても違和感がないか」を満たしていれば、履歴書写真としてほぼ問題ありません。写真だけ特別に飾る必要はなく、実際に会ったときの印象とズレないことのほうが重視されます。
男性の履歴書写真で押さえる5項目
| 項目 | 正解 |
|---|---|
| スーツ | 濃紺・チャコールグレー・黒。無地か細いストライプまで |
| シャツ | 白の無地。第一ボタンまで留める |
| ネクタイ | 紺・エンジ系。無地か小紋・細めのストライプ |
| 表情 | 口角を軽く上げる。歯は見せない |
| 髪・ヒゲ | 眉と目が見える長さ。ヒゲは剃る |
スーツの色をカラーで攻める必要はありません。証明写真は縦40mm×横30mmという小さな面積で判断されるため、色数を絞ったほうが顔に視線が集まります。柄物のネクタイやライトグレーのスーツは、実物では上品でも小さく印刷すると輪郭がぼやけます。
撮影ブースに入る前の直前チェック
シャッターを押す前に確認する7つ
- ネクタイの結び目が第一ボタンを隠しているか
- ネクタイの縦のラインが体の中心とずれていないか
- シャツの襟がジャケットの外に出ていないか、折れていないか
- ジャケットの肩を一度下に引き、シワを伸ばしたか
- 前髪が眉にかかっていないか
- 肩にフケや糸くずが乗っていないか
- 眼鏡のレンズに照明が反射していないか
この7項目のうち、撮り直しの原因として多いのがネクタイのずれと襟の折れです。座った瞬間にジャケットが持ち上がり、襟元だけが崩れるためで、鏡を見ずに撮ると本人は最後まで気づきません。撮影用の履歴書がまだ手元にない場合は、転職用の履歴書テンプレートで写真枠のサイズを先に確認しておくと、印刷サイズの選び間違いを防げます。
男性の服装|スーツ・シャツ・ネクタイの選び方
服装は「清潔感があるか」という感覚的な言葉で語られがちですが、判断されているのは直線が直線として写っているかです。襟のライン、ネクタイの縦線、肩のラインが整っていれば、それだけで整った印象になります。
スーツは濃紺・チャコールグレー・黒から選ぶ
良い例
濃紺の無地スーツに白シャツ、紺の小紋ネクタイ。背景色と服の色が離れているため、肩のラインがはっきり出て輪郭が締まって見えます。
NG例
ライトグレーやベージュのスーツを、白〜薄いグレーの背景で撮影する。肩と背景が同化して首から上が浮いて見え、輪郭がぼやけます。実物では明るく好印象な色でも、小さく印刷される証明写真では不利に働きます。
シャツは白の無地、第一ボタンまで留める
薄いブルーのシャツも社会人としては問題ありませんが、証明写真では白が最も無難です。顔にレフ板のように光が回り、顔色が明るく写ります。ボタンダウンはカジュアル寄りに分類されるため、レギュラーカラーかセミワイドカラーを選んでください。
意外に見落とされるのが襟の型崩れです。何度も洗濯した襟は先端が波打ち、写真では影になって汚れのように写ります。撮影前日に襟先だけでもアイロンをかけておくと、印象が変わります。
ネクタイは色より「結び目の位置」で差がつく
- 紺系:誠実・堅実な印象。業界を選ばず使える万能色
- エンジ・ワインレッド系:意欲や積極性を出したいとき
- グレー・シルバー系:落ち着いた印象。ただし背景と同化しやすい
- 避けたい色柄:キャラクター柄、極端に明るいピンクや黄色、大きなドット
色の選択以上に効くのが結び目です。結び目が小さすぎて第一ボタンが見えていたり、緩んで喉元に隙間ができていると、それだけで気の抜けた印象になります。結び目の下にできるくぼみ(ディンプル)が中央に一つ入っていれば、写真の中でネクタイが立体的に見えます。
スーツ以外・私服で撮ってよいケース
正社員の応募であれば、業種を問わずスーツが基本です。一方でアルバイトやパートの応募では、私服での撮影も受け入れられています。ここでいう私服は普段着ではなく、襟付きシャツやシンプルなニットなど、色数を抑えた服装を指します。
私服で撮る場合の最低ライン
- Tシャツ・パーカー・タンクトップは避ける
- プリントやロゴが胸元に入っていないもの
- 白・紺・グレー・ベージュなど落ち着いた色
- 首元が広く開いていないもの
応募先が飲食店や小売店であれば、スーツよりも清潔感のある襟付きシャツのほうが自然に見えることもあります。アルバイト応募で使う書式はアルバイト用の履歴書テンプレートを使うと、志望動機欄などの構成も応募内容に合います。
髪型・ヒゲ・眼鏡の最低ライン
男性の写真で印象を大きく左右するのが、目元がどれだけ見えているかです。眉と目がはっきり見える状態だと、意志の強さや誠実さが伝わりやすくなります。前髪が眉にかかっているだけで、表情が読み取りにくくなります。
- 前髪:眉が見える長さに。流すか上げて目元を出す
- サイド:耳にかからない長さまで抑える
- 襟足:ジャケットの襟に触れない長さ
- ヒゲ:撮影当日の朝に剃る。無精ヒゲは影として写る
- 眼鏡:普段かけているなら着用可。だて眼鏡や色付きレンズは外す
眼鏡で注意したいのが反射です。証明写真機は正面上部から光が当たるため、レンズに白い光の帯が入って目が隠れることがあります。顎をわずかに引き、眼鏡のフレームを1〜2mm下げると反射が抜けます。フレームが太いタイプは目の上半分を隠すため、細めのものがあれば持参してください。
採用担当者はここを見ている
- 目元が見えるかどうかで「話しやすそうか」の印象が決まる
- 剃り残しや寝癖は、当日の準備不足として受け取られやすい
- 写真と面接時の見た目が違いすぎると、印象の整合性が崩れる
表情と姿勢で印象は変わる
男性は「真面目に写ろう」として、無表情になりがちです。証明写真で無表情は不機嫌に見えやすく、口角がわずかに下がるだけで硬い印象になります。目安は口角を1〜2mm上げ、歯は見せない程度です。
自然な表情を作る手順
- 撮影直前に「い」の口を作り、そのまま口を閉じる
- 肩の力を抜き、一度大きく息を吐く
- 顎を数ミリ引く(引きすぎると上目づかいになる)
- 目線はレンズの中心に置く
姿勢は、背筋を伸ばして耳・肩・腰が一直線になる位置を探します。猫背のまま撮ると首が前に出て、顔が大きく写ります。逆に胸を張りすぎると顎が上がり、見下ろしているような印象になります。座面の高さを調整して、レンズが目の高さと同じか、わずかに上に来るようにしてください。
どこで撮る?写真館・証明写真機・スマホの比較
| 撮影方法 | 費用の目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 写真館 | 3,000〜5,000円程度 | 正社員への転職・複数社に応募する場合 |
| 証明写真機 | 800〜1,000円程度 | アルバイト応募・急ぎで必要な場合 |
| スマホ+アプリ | 数百円〜(印刷代) | Web提出のみ・データで完結する応募 |
正社員の転職活動であれば、写真館で撮る価値があります。プロがライティングで顔の陰影を整え、姿勢や襟元も撮影前に直してくれるためです。1枚のデータを使い回せるので、応募社数が多いほど1社あたりのコストは下がります。
証明写真機を使う場合は、必ず「履歴書・運転免許」など用途別のサイズ選択で履歴書用(40mm×30mm)を選ぶことに注意してください。マイナンバー用など別サイズを選ぶと、貼り付け時に枠からはみ出します。

スマホ撮影は、Web応募でデータ提出のみの場合に限って現実的な選択肢です。壁の色ムラや影が出やすく、印刷すると粗さが目立つため、書類を郵送・持参する応募では避けたほうが無難です。
サイズ・背景・有効期限などの基本ルール
| 項目 | ルール |
|---|---|
| サイズ | 縦40mm×横30mm(履歴書用) |
| 撮影時期 | 3か月以内に撮影したもの |
| 背景色 | 白・薄いブルー・薄いグレー |
| 写り方 | 正面・上半身・脱帽 |
| 貼り方 | のりで貼る。裏面に氏名を記入 |
撮影から3か月を超えた写真は、髪型や体型が現在と異なる可能性があるため使いません。前回の就職活動で余った写真が引き出しに残っていても、日付を確認してから使ってください。
背景色は男性の場合、濃色スーツとの対比が出る白か薄いブルーが扱いやすくなります。写真の裏面に氏名を書いておくのは、輸送中に剥がれた場合に誰の写真か特定できるようにするためです。テープではなくのりで貼り、四隅を押さえて浮きをなくします。厚労省が示す様式例に沿った書式は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートから確認できます。

採用担当者が落とす男性写真のNG例
写真は履歴書の中で唯一、応募者の雰囲気を視覚的に伝える要素です。ルール違反ではなくても、印象として引っかかるパターンがあります。実際に指摘されやすい例を挙げます。
NG例
- ネクタイが緩んでいる:当日の準備を軽視した印象が残る
- 顎が上がっている:見下ろすような表情になり、印象が硬くなる
- 背景に濃い影がある:壁際で撮った自撮り写真に多い
- スナップ写真の切り抜き:正面・脱帽の条件を満たさず、書式違反として扱われる
- 枠からはみ出す・傾いている:貼り方の雑さが仕事の丁寧さと結び付けられる
特に「貼り方」は本人が最も軽視しがちな一方、書類を手に取った瞬間に目に入る部分です。写真そのものが良くても、傾いて貼られていれば印象は相殺されます。切り取りはハサミではなくカッターと定規を使い、直線で切ってください。
新卒の応募では、同じスーツ・同じ背景の写真が大量に並ぶため、表情と姿勢の差がそのまま印象差になります。書式から整えたい場合は新卒用の履歴書テンプレートを使うと、写真枠の位置も規格どおりに揃います。

まとめ
- 男性の正解は濃紺・チャコールグレー・黒のスーツ、白の無地シャツ、無地に近いネクタイ
- 表情は口角を1〜2mm上げ、歯は見せない。顎は数ミリ引く
- 眉と目が見える髪型にし、ヒゲは撮影当日の朝に剃る
- サイズは縦40mm×横30mm、撮影から3か月以内、背景は白か薄いブルー
- 撮り直しの原因はネクタイのずれと襟の折れ。撮影直前に鏡で確認する
写真は一度撮れば複数社の応募で使い回せます。撮影前の3分を確認に使うだけで、書類全体の印象が変わります。
履歴書写真(男性)に関するよくある質問
- 履歴書の写真でヒゲは絶対に剃るべきですか?
-
剃るのが基本です。整えたヒゲが認められる職場もありますが、応募段階では相手の基準がわかりません。無精ヒゲは写真では影として写り、疲れた印象になります。撮影当日の朝に剃ってください。
- 眼鏡はかけたまま撮ってもいいですか?
-
普段かけている眼鏡であれば、そのまま撮って問題ありません。面接時と印象を揃えられます。ただしレンズへの照明の反射で目が隠れると逆効果になるため、顎を軽く引いて反射を避けてください。だて眼鏡や色付きレンズは外します。
- スーツを持っていない場合はどうすればいいですか?
-
正社員応募では用意することをおすすめします。アルバイト・パート応募であれば、襟付きシャツやシンプルなニットなど、色数を抑えた服装で撮って問題ありません。Tシャツやパーカー、胸元にロゴが入った服は避けてください。
- 前に撮った写真が余っていますが使えますか?
-
撮影から3か月以内であれば使えます。それを超えている場合は撮り直してください。髪型や体型が変わっていると、面接時の印象とズレが生じます。撮影日を覚えていない場合は新しく撮るほうが安全です。

