履歴書写真の髪型は、男性なら額・眉・目・耳の4つが見える短髪が正解です。この4点さえ満たしていれば、髪型そのもので落とされることはほぼありません。この記事では、おすすめの5スタイルとセット手順、伸びかけやツーブロックの扱い、眉やヒゲの減点ポイントまでまとめます。
履歴書写真の髪型は「額・眉・耳が見える」が男性の正解
判断基準は「4点が見えているか」だけ
男性の履歴書写真で迷ったとき、覚えておく基準は1つです。額・眉・目・耳の4点が髪で隠れていないか。この4点が見えていれば、アップバングでも七三分けでもショートでも、どれを選んでも問題ありません。
逆に言えば、この4点のどれかが隠れている状態が減点対象です。前髪が眉にかかる、耳が髪で覆われている、襟足がシャツの襟に乗っている。この3つが男性の失敗パターンのほぼすべてを占めます。
| チェック箇所 | 合格ライン | よくある不合格 |
|---|---|---|
| 額 | 生え際が見えている | 前髪が下りて額が完全に隠れている |
| 眉 | 眉全体が見えている | 眉尻だけ髪にかかっている |
| 目 | 両目の瞳がはっきり見える | 前髪が瞳の高さまで下りている |
| 耳 | 耳の輪郭が出ている | もみあげ・サイドが耳に被さる |
良い例とNG例で見る違い
良い例
前髪を軽く横に流して眉が全部見えている。サイドは耳にかからない長さで、襟足はシャツの襟に触れていない。ワックスは毛先を軽くまとめる程度で、ツヤが出すぎていない状態です。
NG例
前髪が眉にかかり、サイドの毛が耳を半分覆っている。ワックスをしっかり揉み込んだためツヤが強く出ている。表情が読み取りにくくなるうえ、光を反射して髪が濡れて見えるのが問題です。
採用担当者はここを見ている
- 目元がはっきり見えるか(表情が読み取れないと印象が残らない)
- スーツの襟と髪の境界がすっきりしているか
- 手を入れた形跡があるか(無造作と手入れ不足は見分けがつく)
写真の準備と並行して書類の形式も決めておくと二度手間になりません。転職活動なら転職用の履歴書テンプレートを先に用意しておくと、写真サイズの確認まで一度で済みます。
男性におすすめの髪型5選とセット手順
4点が見えていれば正解、とはいえ「具体的にどう整えるか」が分からないと手が止まります。男性の履歴書写真で使える定番は次の5つです。
| スタイル | 与える印象 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| アップバング | 爽やか・活動的 | 営業職・サービス業・接客 |
| 七三分け | 誠実・落ち着き | 金融・公務員・士業 |
| センター分け | 左右対称で端正 | 業界を問わず無難 |
| ショート | 真面目・清潔 | 迷ったときの最有力 |
| オールバック | フォーマル・自信 | 管理職・役職者の転職 |
アップバング:前髪を上げて額を出す
髪の長さを問わず作れるため、伸びかけの人にも使えるスタイルです。前髪を根元から立ち上げて額を出します。
- 前髪の根元を水で濡らし、ドライヤーの風を下から当てて立ち上げる
- ワックスを指先に少量だけ取り、根元にだけなじませる
- 毛先を軽く後ろに流し、スプレーで固定する
立ち上げすぎると威圧感が出ます。額が3〜4cm見える程度に留めると自然な仕上がりになります。
七三分け:最もフォーマルで業界を選ばない
金融・公務員・士業のような堅い業界を志望するなら第一候補です。分け目を左右どちらかに寄せ、多い側の髪を斜め後ろに流します。
- 髪を濡らした状態で、コームで分け目を作る
- 分け目に沿ってドライヤーを当て、癖をつける
- ワックスで流れを整え、分け目がぱっくり割れないよう毛先だけ動かす
分け目をきっちり直線にしすぎると古い印象になります。やや斜めに、線を強調しすぎないほうが今の写真では自然に見えます。
センター分け・ショート・オールバック
- センター分け:真ん中で分けて左右に流す。左右の量が揃っているかを鏡で必ず確認する
- ショート:眉が見える長さまで切っておけばセットはほぼ不要。寝癖だけ直せば完成する
- オールバック:全体を後ろに流す。完全に上げきると圧が強くなるため、やや七三を意識すると柔らかくなる
髪の長さ別の対処法|伸びかけ・ツーブロックはどうする
撮影日までに美容室へ行けるとは限りません。今の長さのまま撮る場合の判断基準をまとめます。
| 今の状態 | そのまま撮れるか | 対処法 |
|---|---|---|
| ショート(眉が見える) | 撮れる | 寝癖を直すだけでよい |
| 伸びかけ(眉にかかる) | 条件つき | アップバングか七三で流せば対応できる |
| ミディアム(耳が隠れる) | 撮り直し推奨 | サイドだけでも切る。難しければ耳にかける |
| 襟足がシャツにかかる | 切ったほうがよい | 襟足だけの散髪なら短時間で済む |
ツーブロックは業界によって判断が分かれる
ツーブロックを一律でNGとする解説は多いのですが、実態はもう少し幅があります。判断が分かれるのは刈り上げ部分がどれだけ目立つかによるためです。
- 問題になりにくい:上の髪が刈り上げ部分を自然に覆っていて、正面から段差が見えない
- 避けたほうがよい:段差がはっきり見える、刈り上げが高い位置まで入っている
- 業界差:金融・公務員・医療福祉では避けるのが無難。IT・広告・サービス業では段差が目立たなければ問題になりにくい
迷ったときは避ける、が安全策です。写真は使い回すことが多いため、志望業界が複数にまたがるなら段差の出ないスタイルを選んでおくと後で困りません。
新卒での応募なら新卒用の履歴書テンプレート、アルバイト応募ならアルバイト用の履歴書テンプレートを使うと、写真枠のサイズもあらかじめ決まっています。
髪型を整えても落ちる人|眉毛・ヒゲの減点ポイント
男性の履歴書写真で見落とされやすいのが、髪型以外の顔まわりです。前髪を上げて額と眉を出すスタイルにするほど、眉の手入れ不足が目立つようになります。髪型を整えた人ほど注意が必要な部分です。
眉毛は「整えすぎない」が基準
- 眉間・まぶた・眉の輪郭からはみ出た毛だけを処理する
- 長すぎる毛はコームで梳かしてはみ出た分だけカットする
- 細く削る・角度をつけるといった形を変える処理はしない
ヒゲは剃るのが基本、青ヒゲには対処法がある
撮影時のヒゲは剃るのが基本です。デザインヒゲが許容される業界もありますが、写真を複数社に使い回すことを考えると、剃っておくのが最もリスクの低い選択になります。
青ヒゲが写る人の対処
- 撮影の直前に剃る(前日夜だと当日の夕方には伸びる)
- 剃った後に肌色を整えるアイテムで口元だけ軽く押さえる
- 厚く塗ると光を反射して不自然になるため、薄く伸ばす
採用担当者はここを見ている
- 髪だけ整えて眉・口元が手つかずだと「準備が途中で終わった人」に見える
- 顔まわり全体が揃っていると、書類の他の項目も丁寧だろうと推測される
髪色は7トーン以下が目安|業界別の許容ライン
髪色はカラーレベル7以下が履歴書写真の目安です。7を超えると業界によって判断が割れます。
| トーン | 色の目安 | 評価 |
|---|---|---|
| 1〜4 | 黒髪〜暗い茶 | 業界を問わず安全 |
| 5〜7 | 自然な茶色 | 多くの企業で許容される |
| 8〜10 | 明るい茶色 | 業界によって判断が分かれる |
| 11以上 | 金髪・ハイトーン | 一般的な職種では避ける |
金融・公務員・医療福祉では、5〜7トーンでも明るく見られることがあります。志望先が固まっているなら、その業界の基準に合わせて撮るのが確実です。写真を撮った後に染め直した場合、面接時との差が大きければ撮り直しを検討してください。
男女別の基準をまとめて確認したい場合は、こちらの記事も参考になります。

撮影直前にできる応急処置とスピード写真機の注意点
写真機の前に立ってから気づくことも多いはずです。直前でも間に合う対処をまとめます。
- 寝癖:その部分を水で濡らし、ドライヤーか手で押さえて乾かす。乾かさずに固めても戻る
- アホ毛:スティックタイプのワックスなら持ち歩けて直前に押さえられる
- 肩のフケ・落ちた毛:撮影前にスーツの肩を必ず払う
- 襟の乱れ:シャツの襟が浮いていないか、鏡で正面から確認する
スピード写真機ではワックスの量に注意
写真機は強いストロボを使うため、ワックスをつけすぎた髪は光を反射して白く飛んで写ります。鏡の前では問題なく見えても、仕上がりでは濡れたような質感になります。ツヤの出にくいマットタイプを選び、量は普段の半分程度に抑えてください。
前髪の作り方をもう少し細かく確認したい場合と、服装まわりを整えたい場合は、それぞれ次の記事にまとめています。


書式そのものを迷っている場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを選んでおけば、どの企業に出しても形式で指摘されることはありません。
まとめ
- 男性の履歴書写真は「額・眉・目・耳」の4点が見えていれば髪型で落とされにくい
- 定番はアップバング・七三分け・センター分け・ショート・オールバックの5つ
- 伸びかけならアップバングか七三で流せば対応できる
- ツーブロックは段差の見え方と志望業界で判断する。迷うなら避ける
- 髪型を整えたら眉と口元も確認する。前髪を上げるほど眉が目立つ
- 髪色は7トーン以下が目安。写真機ではワックスの量を普段の半分に抑える
撮影の前に鏡で正面と横から4点を確認しておけば、撮り直しはほぼ避けられます。
履歴書写真の髪型(男性)に関するよくある質問
- 前髪を下ろしたままでも撮影できますか?
-
眉が全部見えていれば下ろしたままでも問題ありません。眉にかかる長さであれば、横に流すか根元を立ち上げて額を出してください。目にかかっている場合は表情が読み取れなくなるため、必ず上げるか流す必要があります。
- ツーブロックで撮ってしまいましたが撮り直すべきですか?
-
正面から刈り上げの段差が見えていなければ、撮り直す必要はありません。段差がはっきり写っていて、志望先が金融・公務員・医療福祉などの場合は撮り直しを検討してください。IT・広告・サービス業であればそのまま使えることが多いです。
- ワックスは使わないほうがいいですか?
-
使ったほうが仕上がりは整います。ただし量が多いとストロボの光を反射して髪が濡れて見えるため、ツヤの出にくいマットタイプを普段の半分程度の量で使ってください。アホ毛を抑えて毛先をまとめる程度で十分です。
- パーマがかかっていても大丈夫ですか?
-
ゆるいウェーブ程度で全体が整っていれば許容される場合が多いです。カールが強く出ているものは、業界によって派手に見られることがあります。撮影前にドライヤーとブラシで伸ばし、額と眉が見える状態にしておくと無難です。
- ヒゲを残したまま撮影してもいいですか?
-
剃るのが基本です。デザインヒゲが受け入れられる業界もありますが、1枚の写真を複数社に使い回すことを考えると、剃った状態のほうがリスクが低くなります。青く残る場合は撮影直前に剃り、肌色を整えるアイテムで口元を薄く押さえてください。

