履歴書のボールペンがかすれたら、範囲によっては新しい用紙に書き直すのが正解です。氏名・日付など目立つ欄や複数箇所に及ぶ場合は書き直しを優先してください。この記事では、かすれの原因と正しい対処法、書き直すかどうかの判断基準、かすれにくいボールペンの選び方、コンビニでの印刷方法までまとめました。
履歴書のボールペンがかすれたときの対処法【結論】
結論:かすれの範囲で対応が変わる
かすれた文字が1文字だけで読み取りに問題がないなら、上からなぞって濃さを補う対応でも大きな問題にはなりません。一方で、氏名・生年月日・連絡先などの重要な欄がかすれている場合や、かすれが複数の欄にまたがっている場合は、新しい用紙に書き直してください。
迷ったときは「郵送前に他人が読んで意味が伝わるか」を基準にすると判断しやすくなります。読み取れても薄くムラのある文字が並んでいると、提出書類としての印象は下がります。
一部の文字だけかすれた場合
正しい対処
- かすれた文字を同じボールペンで、同じ筆跡になるよう上からなぞる
- なぞる前にティッシュでペン先を軽く拭き、数回試し書きをしてインクの出を確認する
- インクが完全に出ない場合はなぞらず、同じ用紙のまま別のペンに持ち替える
NG対処
修正液・修正テープ・二重線での訂正は履歴書では原則NGです。かすれを隠すためにこれらを使うと、訂正の跡自体が新たな減点対象になります。応急処置のつもりでも、結果的に書き直すより印象を悪くしてしまいます。
氏名・日付など複数箇所がかすれた場合
氏名・生年月日・志望動機欄など目立つ場所がかすれていたり、かすれが3箇所以上に及んでいたりする場合は、なぞって直そうとせず新しい用紙に書き直してください。なぞり直した文字は筆圧やインクの濃さが不自然に変わりやすく、かえって目につきます。
採用担当者はここを見ている
- かすれや訂正跡の有無で、応募書類への準備の丁寧さを判断している
- 「読めるから提出した」跡があると、細部への配慮を欠く印象につながりやすい
- 逆に、なぞりや訂正が一切なくきれいに書かれている書類は、それだけで好印象になる
書き直す場合、手元に予備の用紙がなければ転職用の履歴書テンプレートや新卒用の履歴書テンプレートを使うと、コンビニ印刷ですぐに新しい用紙を用意できます。
ボールペンがかすれる主な原因
かすれには、ペン側の原因と書き方側の原因の2種類があります。原因を特定できれば、書き直した2枚目で同じ失敗を繰り返さずに済みます。
インク切れ・ペン先の目詰まり
- インク残量が少なく、書いているうちにインクの出が不安定になっている
- 長期間使っていないペンで、ペン先のボールに固まったインクが詰まっている
- 新品でも輸送・保管中にインクがペン先まで届いておらず、最初の数文字だけかすれる
筆圧不足と書く角度
筆圧が弱いと、ペン先のボールが十分に回転せずインクが均一に出ません。また、ペンを寝かせすぎる角度で書くと、ボールの片側だけにインクが偏りかすれやすくなります。ペンを紙に対して60〜70度程度に立て、一定の筆圧で書くとかすれにくくなります。
履歴書用紙とインクの相性
履歴書は表面が滑らかな上質紙が使われていることが多く、紙とインクの相性によってはかすれやにじみが起きやすくなります。特に油性インクは粘度が高く、紙質によっては書き味が重くかすれが出やすい傾向があります。
原因を確認せずに同じペンで次の応募書類も書いてしまうと、同じ失敗を繰り返すことになります。採用担当者は1社分の書類だけでなく、応募者が複数社に送った書類を見比べる立場ではありませんが、かすれが直っていない書類が届けば「前回から準備を見直していない」という印象につながりかねません。
採用担当者はかすれた履歴書をどう見ているか
採用担当者は日々多くの応募書類に目を通しているため、かすれや訂正跡には敏感です。文字の内容そのものより先に「この書類はどれくらい丁寧に準備されたか」という印象を無意識に受け取っています。
多くの応募者が見落としがちなのは、新品のボールペンをそのまま試し書きせずに使い始めてしまうことです。新品でもペン先までインクが届いていないケースは珍しくなく、履歴書のような一度きりの重要書類でいきなり本番を書き始めるのは避けたいところです。
差がつくポイント
かすれに気づいた瞬間に「なぞって直せるか、書き直すべきか」を範囲で即座に判断できる人ほど、提出後の印象を落としません。迷って中途半端になぞり直した跡を残すより、範囲が広い場合は早めに書き直しを決める判断の速さが差になります。
かすれを防ぐボールペンの選び方
インクの種類で選ぶ
ボールペンのインクは大きく3種類あり、それぞれかすれやすさとにじみやすさのバランスが異なります。
| インクの種類 | かすれやすさ | にじみやすさ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 油性インク | やや出やすい | にじみにくい | 書き味が重く、筆圧が弱いとかすれやすい |
| 水性インク | 出にくい | にじみやすい | なめらかだが、湿気や水分でにじみやすい |
| ゲルインク | 出にくい | にじみにくい | 発色が濃く均一で、履歴書に最も向いている |
履歴書にはゲルインクのボールペンが最も適しています。発色が濃く均一で、油性ほど筆圧を必要とせず、水性ほどにじみやすくもないためです。
太さは0.5mm・0.7mmが基準
- 0.3mm以下:線が細く筆圧が伝わりにくいため、かすれやすい
- 0.5mm:文字が小さくなりがちな欄でも読みやすく、かすれにくい
- 0.7mm:太めではっきりした印象になり、インクも安定して出やすい
新品でも試し書きをする理由
新品のボールペンでも、製造・輸送・保管の過程でペン先までインクが届いていない場合があります。履歴書を書き始める前に、別紙で必ず数行の試し書きをしてください。この一手間だけで、書き出しでのかすれはほぼ防げます。
逆に、インク残量が少ないペンや長期間使っていないペンをそのまま履歴書に使うのは避けたい選び方です。応募書類専用に新品または残量の多いペンを一本用意しておくと、当日になってかすれに気づいて慌てることを防げます。
書き直しになった場合の準備と時短のコツ
提出期限が迫っている中での書き直しは焦りがちですが、手順を絞れば短時間で新しい用紙を用意できます。
- コンビニのマルチコピー機で厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートやJIS規格に沿った履歴書テンプレートのPDFを印刷すれば、すぐに新しい用紙を確保できる
- 書き直す前に、かすれた1枚目を下書きとして手元に残し、書き写す文言をあらかじめ確認しておく
- 新しいペンに持ち替える場合は、書き直す前に必ず試し書きをしてインクの出を確認する
次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

訂正の可否についても、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

手書きとパソコンのどちらで作成すべきか迷う場合は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

まとめ
- かすれが1文字だけで読み取れるならなぞって補い、氏名や複数箇所に及ぶなら書き直す
- 修正液・修正テープ・二重線での訂正は避ける
- かすれの原因はインク切れ・筆圧不足・紙とインクの相性が中心
- 0.5〜0.7mmのゲルインクボールペンを選び、書き始める前に試し書きをする
かすれに気づいたら範囲をすぐに確認し、迷わず判断することが提出書類の印象を守る近道です。
履歴書のボールペンのかすれに関するよくある質問
- 履歴書の字が一部だけかすれた場合、修正液や二重線で直してもいいですか?
-
いいえ、避けてください。修正液・修正テープ・二重線での訂正は履歴書では原則NGです。かすれの範囲が狭く読み取れる場合は同じペンでなぞる方法もありますが、訂正跡が目立つ場合は用紙を替えて書き直すのが基本です。
- ボールペンがかすれて書き直す時間がない場合はどうすればいいですか?
-
コンビニのマルチコピー機で履歴書テンプレートのPDFを印刷すれば、短時間で新しい用紙を用意できます。かすれた1枚目を下書き代わりに手元に残し、書き写す文言を先に確認しておくと作業がスムーズです。
- かすれにくいボールペンの太さは何mmがおすすめですか?
-
0.5mmまたは0.7mmのゲルインクボールペンがかすれにくく、文字も読みやすいためおすすめです。0.3mm以下は線が細く筆圧が伝わりにくいため、かすれやすい傾向があります。
- 新品のボールペンなのにかすれるのはなぜですか?
-
製造・輸送・保管の過程で、ペン先までインクが十分に届いていないことがあります。新品でも書き始める前に別紙で数行の試し書きをすると、書き出しのかすれを防げます。

