職務経歴書は、指定がない限りA4サイズでダウンロードして作成するのが正解です。B5用のテンプレートをそのまま縮小して使うと、印刷時に文字がつぶれたり用紙からはみ出したりする失敗につながります。この記事では、無料で使えるA4テンプレートの入手先と、印刷でサイズが崩れない設定手順、採用担当者がA4を重視する理由まで解説します。
職務経歴書はA4サイズでダウンロードするのが正解です
結論:企業から指定がなければA4を選ぶ
職務経歴書のサイズは、応募先から特別な指定がない限りA4サイズ一択と考えて問題ありません。理由は単純で、A4が現在のビジネス文書における事実上の標準規格だからです。履歴書もA4で統一されているケースが大半のため、書類全体のサイズを揃える意味でもA4を選んでおけば失敗がありません。
迷ったときの判断基準はシンプルです。「応募先から用紙サイズの指定がある」場合のみその指示に従い、それ以外は常にA4を選択してください。B5やA3のテンプレートを見つけても、指定がなければ手を出す必要はありません。
無料でA4テンプレートをダウンロードできる入手先
A4サイズの職務経歴書テンプレートは、転職サービス各社が無料で配布しています。以下の入手先はいずれも会員登録なしで使えるものと、登録が必要なものが混在しているため、自分の状況に合わせて選んでください。
| 入手先 | 形式 | 会員登録 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| doda | Word・Excel・PDF | 不要 | フォーマット別に分かれ選びやすい |
| マイナビ転職 | Word・PDF | 不要 | 職種別の記入例つき |
| リクナビNEXT | Excel・PDF | 不要 | 110職種の記入例を掲載 |
| テンプレートBANK | Word・Excel・Webフォーム | 不要 | A4・A3の両サイズに対応 |
働き方に合わせたテンプレートも用意されています。時短勤務を希望する場合はパート用の職務経歴書テンプレート、単発・短期の勤務経験が中心の場合はアルバイト用の職務経歴書テンプレートを使うと、項目の粒度が合っていて書きやすくなります。
エクセル形式のテンプレートを比較して選びたい場合は、以下の記事でフォーマット別の特徴とダウンロード先をまとめています。

ダウンロード後にA4サイズで印刷する設定手順
A4テンプレートをダウンロードしても、印刷設定を誤ると用紙サイズが崩れます。特にPDF形式で印刷するときは、以下のポイントを必ず確認してください。
良い例文
印刷ダイアログのページサイズ処理で「実際のサイズ」または「カスタム倍率100%」を選択してから印刷する。印刷後は文字が欠けていないか、余白が均等かをプレビューで確認する。
NG例
「用紙に合わせる」「ページに合わせて縮小」を選んで印刷する。元データがA3サイズのテンプレートを気づかず自動縮小してしまい、文字が小さくなりすぎて読みにくい書類になる。
採用担当者はここを見ている
- 文字が9pt以下になるほど縮小されていないか
- 余白が極端に狭い、または広すぎて不自然でないか
- PDFファイル名が「職務経歴書_氏名.pdf」のように分かりやすく統一されているか
職務経歴書のサイズがA4に統一されている理由
「なぜA4でなければならないのか」を理解しておくと、テンプレート選びで迷わなくなります。理由は書類そのものの見栄えではなく、採用担当者側の業務効率にあります。
採用担当者はここを見ている
- 企業内の契約書・報告書はA4で統一されており、応募書類も同じサイズだと保管・回覧がしやすい
- 複合機やファイルもA4基準のものが主流で、B5が混ざると管理の手間が増える
- A4はB5より記載スペースが広く、実績や経験を具体的に書き込める
- サイズ自体で合否が決まることはないが、指定なしでB5が届くと「なぜB5にしたのか」という疑問を持たれることがある
特に職務経歴書は、自分のキャリアと実績を詳しく伝えるための書類です。用紙が小さいと書ける情報量が制限されるため、経験が豊富な人ほどA4を選んでおくメリットが大きくなります。
【状況別】A4テンプレートのフォーマットの選び方
A4サイズのテンプレートを選んだら、次はフォーマットです。職務経歴書には「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」「スキルシート式」の4種類があり、経歴の特徴に合わないものを選ぶと読みにくい書類になります。
| フォーマット | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 編年体式 | 古い順に経歴を記載 | 転職回数が少なく、1社で長く勤めた人 |
| 逆編年体式 | 新しい順に経歴を記載 | 直近の実績を強調したい人 |
| キャリア式 | 職種・業務内容別に整理 | 複数職種の経験がある人 |
| スキルシート式 | スキル・ツールを一覧化 | IT・エンジニア職 |
転職回数が1〜3回で同職種への転職なら、編年体式か逆編年体式が基本です。直近の経験を強くアピールしたいなら逆編年体式、キャリアの流れ全体を見せたいなら編年体式を選んでください。転職回数が4回以上で複数職種にまたがる場合は、キャリア式を検討する価値があります。
採用担当者はここを見ている
- フォーマットが経歴の「流れ」と本人の転職回数に合っているか
- 時系列が読みにくいキャリア式を、経歴が単純な人が不必要に選んでいないか
ハローワーク経由で応募する場合は、専用の書式が求められることがあります。ハローワーク用の職務経歴書テンプレートを使えば、窓口でそのまま提出できる形式に対応できます。派遣会社への登録が目的の場合は派遣の職務経歴書テンプレートも参考にしてください。
ダウンロードしたテンプレートをそのまま提出するとNGな理由
A4テンプレートをダウンロードしたら、次に注意すべきは「テンプレートそのまま提出」です。採用担当者は毎日大量の書類に目を通しているため、ダウンロードしたままの状態はすぐに見抜かれます。
NG例
「〇〇株式会社にて営業職として勤務し、お客様のニーズに応えることを大切に仕事をしてきました」数値も固有名詞もなく、テンプレートのサンプル文をそのまま書き換えただけに見える表現です。
良い例文
「法人営業として5年間、担当エリア内の売上を前年比128%に改善。新規開拓20社の実績があります」数値と担当範囲が具体的で、テンプレートの骨格に自分の経験が肉付けされています。
ダウンロードしたテンプレートはあくまで骨格です。「会社概要」「事業内容」などのサンプル文が残ったまま提出すると、テンプレートのコピーだとすぐに分かってしまいます。文章を書く時間を短縮したい場合は、自動作成ツールを下書きとして使う方法もあります。

A4以外のサイズ(B5・A3)を選んでよいケースと注意点
A4が基本とはいえ、B5やA3を選んでよいケースも存在します。以下のいずれかに当てはまる場合のみ、A4以外のサイズを検討してください。
- 応募先の企業から「B5で提出」など明示的な指定があった場合
- 履歴書がB5で、書類のサイズを揃えたい場合
- 職歴が少なく、A4では余白が目立ちすぎる場合
B5で作成する場合、A4テンプレートをそのまま縮小コピーするのは避けてください。記載できる情報量がA4より2割前後少なくなるため、Wordのページ設定から作り直す必要があります。B5サイズの具体的な作り方とA4との違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
採用担当者はここを見ている
- 指定どおりのサイズで提出できているか(指示に従えているかの好印象につながる)
- 履歴書と職務経歴書のサイズがバラバラで、書類一式の管理がしにくくなっていないか

まとめ
- 職務経歴書は、企業から指定がない限りA4サイズでダウンロードして作成するのが正解
- 印刷時は「実際のサイズ」または「カスタム倍率100%」を選び、自動縮小の設定は避ける
- A4が標準とされるのは、企業側のファイリング・保管のしやすさが理由
- フォーマットは経歴の特徴に合わせて編年体式・逆編年体式・キャリア式・スキルシート式から選ぶ
- ダウンロードしたテンプレートはあくまで骨格。サンプル文は必ず自分の言葉と数値に書き換える
指定がない場合はA4サイズでの提出を基本方針とし、印刷設定とテンプレートの書き換えを丁寧に行えば、採用担当者に読みやすい書類が仕上がります。
職務経歴書のダウンロードとA4サイズに関するよくある質問
- 職務経歴書はA4以外のサイズで提出しても大丈夫ですか?
-
応募先から用紙サイズの指定があれば、その指示に従ってください。指定がない場合は、A4サイズで提出するのが基本です。B5やA3を使う必要があるのは、履歴書とサイズを揃えたい場合や、企業から明示的に指定された場合に限られます。
- A4でダウンロードしたのに印刷するとサイズが崩れるのはなぜですか?
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印刷設定で「用紙に合わせる」「縮小してページに合わせる」を選ぶと、自動的に拡大・縮小がかかってしまうことが主な原因です。印刷ダイアログのページサイズ処理で「実際のサイズ」または「カスタム倍率100%」を選び、印刷後にプレビューで文字欠けや余白のずれがないか確認してください。
- ダウンロードしたテンプレートはそのまま提出しても問題ありませんか?
-
そのままの提出はおすすめできません。テンプレートのサンプル文が残っていたり、数値や固有名詞のない抽象的な表現のままだったりすると、採用担当者に「テンプレートのコピー」だと見抜かれます。テンプレートは骨格として使い、自分の経験・実績・数値で書き換えてから提出してください。
- 職務経歴書のフォーマットはどれを選べばいいですか?
-
転職回数が1〜3回で同職種への転職なら、編年体式か逆編年体式が基本です。直近の実績を強調したいなら逆編年体式、キャリアの流れ全体を見せたいなら編年体式を選んでください。転職回数が4回以上で複数職種にまたがる場合は、キャリア式やスキルシート式も検討してください。

