退職届は、会社が用意しているとは限らず、多くの場合は自分で準備する書類です。法律上の書式指定も会社側の用意義務もないため、「どこにあるか」を探しても見つからないのは自然なことです。この記事では、今日中に退職届を用意する3つの方法と、コンビニ・100均で購入できるかどうかを、総務目線の注意点とあわせて解説します。
退職届はどこにある?結論は「会社に置いてあるとは限らない」
結論:多くの会社で退職届は自分で用意する書類
総務部のキャビネットや社内ポータルを探しても退職届の様式が見当たらないのは、探し方が悪いのではなく、会社側に退職届を用意する法律上の義務がないためです。労働基準法や民法には退職届の書式に関する規定がなく、就業規則で提出を義務づけている会社であっても、様式まで用意しているケースはむしろ少数派です。
つまり「会社のどこかに置いてあるはず」という前提で探し続けるより、自分で用意する前提に切り替えたほうが早く解決します。
今日中に用意する3つの方法
会社に指定の様式がないと分かった時点で、選べる方法は主に3つです。状況に合わせて選んでください。
| 方法 | 向いている人 | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| 無料テンプレートをダウンロードして印刷 | 体裁を整えたい人・パソコンやスマホがある人 | 15〜30分 |
| 100均や文房具店で便箋・封筒セットを購入 | 手書きで清書したい人 | 買いに行く時間+記入時間 |
| 白紙のコピー用紙に自分で書く | 今すぐ手元にあるもので済ませたい人 | 5〜10分 |
用紙のサイズや便箋の選び方をさらに詳しく確認したい場合は、以下の記事も参考にしてください。

会社に置いてあるか確認する順番
「もしかしたら会社に様式があるかもしれない」と思う場合は、探し回る前に以下の順で確認すると時間を無駄にしません。
- 就業規則または社内ポータルに退職関連の様式集がないか確認する
- 直属の上司ではなく総務・人事担当者に直接「様式はありますか」と一言確認する
- 様式がないと言われたら、その場で「自分で用意して提出します」と伝える
この3ステップを踏めば、様式の有無を確認する連絡自体が「退職の意思を改めて伝える機会」にもなり、二度手間になりません。
なぜ「退職届 どこ」と探しても見つからないのか
履歴書や職務経歴書には市販の統一様式がありますが、退職届にはそれに相当するものがありません。これは会社にとって退職届が「受け取る書類」であって「配布する書類」ではないためです。
退職届が「どこにもない」理由
- 労働基準法・民法に退職届の様式規定がない
- 会社側に様式を配布する義務がない(就業規則で提出を求めていても様式は別)
- 退職の頻度は社員によってまちまちで、常備している会社が少ない
探すだけ時間の無駄になりやすいので、様式の有無を確認したら次の一歩に進むほうが結果的に早く提出できます。
退職届はコンビニ・100均・文房具店で買える?
「どこにあるか」を会社ではなく店舗で探す人も少なくありません。実際に買える場所とそうでない場所を整理すると、以下のようになります。
| 店舗 | 取り扱い状況 | 補足 |
|---|---|---|
| ダイソー・セリアなど100均 | 退職届専用の便箋・封筒セットを扱う店舗がある | 取り扱いは店舗により異なるため在庫は要確認 |
| コンビニ | 専用セットの取り扱いはほぼない | 白無地のコピー用紙・便箋は購入可能 |
| 文房具店・大型雑貨店 | 退職届・退職願の専用便箋が見つかりやすい | 封筒とセットで販売されていることが多い |
良い例
近所の100均に専用セットがなかったため、白無地の便箋と長形4号の封筒を別々に購入して仕上げた。柄や色が入っていない無地であれば、専用セットでなくても問題ない。
NG例
コンビニのマルチコピー機に「退職届」と検索し、見つかった申請書テンプレートをそのまま使って提出した。ネット上のテンプレートには様式がまちまちなものも多く、提出前に必須項目(日付・所属・氏名・宛名)が揃っているか自分で確認することが欠かせない。
総務はここを見ている
- 用紙が市販品か自作かではなく、退職日・所属・氏名が正確に記載されているか
- 柄付き・色付きの便箋になっていないか(無地であれば問題視されない)
- 押印欄に押印があるか(シャチハタ以外の認印)
用紙をどこで手に入れたかを気にする総務担当者はほとんどいません。無料テンプレートの探し方や記入例は、以下の記事でまとめて確認できます。

【状況別】退職届が見当たらないときの対処法
会社に様式を聞くのが気まずい場合
直属の上司に聞きにくいときは、総務・人事宛にメールやチャットで「退職届の様式があれば教えてください。なければ自分で用意して提出します」と一文添えるだけで十分です。様式の有無を尋ねる行為自体は失礼にあたらないため、遠慮する必要はありません。
今日・明日中に急いで出したい場合
白紙のコピー用紙とペンさえあれば、10分程度で下書きは完成します。清書用の便箋が必要な場合のみ、帰り道の100均や文房具店に立ち寄れば足ります。無料テンプレートをスマホでダウンロードしてコンビニ印刷する方法は、パソコンがなくても完結できます。
手元に用紙もテンプレートも何もない場合
まずは必須項目(表題・日付・所属・氏名・宛名・退職理由)をメモアプリに箇条書きで書き出してください。項目さえ揃っていれば、後から便箋に清書しても、テンプレートに流し込んでも問題ありません。書式の正しさより、記載内容の抜け漏れをなくすことを優先してください。
そのまま使える例文を確認したい場合は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

退職届を提出したあとは、次の転職活動に向けた書類の準備も並行して進めておくと安心です。正社員としての転職を考えている方は転職用の履歴書テンプレート、アルバイトを探す方はアルバイト用の履歴書テンプレートを先に確認しておくと、応募のタイミングを逃しません。パートとして働き方を切り替えたい方はパート用の履歴書テンプレートも用意しています。
応募書類の様式に迷ったときは、JIS規格に沿った履歴書テンプレートのように公的な様式を基準にすると、体裁で迷う時間を減らせます。
まとめ
- 退職届は会社に置いてあるとは限らず、多くの場合は自分で用意する書類
- 会社に様式があるか確認する場合は、社内ポータル→総務担当者への一言確認の順で進める
- 100均や文房具店で専用便箋を買えることもあるが、コンビニでは扱いがないことが多い
- 総務が見ているのは入手先ではなく、日付・所属・氏名などの記載内容の正確さ
用紙をどこで手に入れたかより、必須項目を漏れなく埋めることを優先して準備を進めてください。
退職届の入手先に関するよくある質問
- 退職届の様式は会社に確認しないといけませんか?
-
義務ではありませんが、確認しておくと二度手間を避けられます。就業規則で独自の様式を求めている会社もあるため、提出前に一度だけ総務・人事に確認すると安心です。様式がなければ自分で用意して問題ありません。
- 100均やコンビニで買った用紙でも失礼になりませんか?
-
失礼にはなりません。柄や色が入っていない無地の便箋・封筒であれば、購入場所を問わず問題視されないのが一般的です。総務が重視しているのは用紙の入手先ではなく、記載内容の正確さです。
- 手元に何もない場合、どのくらいで用意できますか?
-
白紙のコピー用紙とペンがあれば、下書きは10分程度で完成します。清書用の便箋や封筒が必要な場合も、近隣の100均や文房具店に立ち寄れば当日中に用意できます。
- 会社が用紙を用意してくれないのはおかしいですか?
-
おかしくありません。退職届の様式に法律上の規定はなく、会社側に用意する義務もないため、多くの会社では用意していないのが実情です。自分で用意することが前提と考えて準備を進めてください。

