エントリーシートの趣味・特技欄は、行動と学びまで書くPREP法が正解です。「特にありません」では印象に残らず、かといって奇抜すぎる趣味は逆効果になりかねません。書くことがない場合の見つけ方、避けたいNG例、面接で深掘りされたときの答え方までまとめました。
エントリーシートの趣味・特技の書き方と例文
結論:PREP法で「行動と学び」まで書く
趣味・特技欄は、結論→理由→具体的な行動→そこから得た学びの順番で書くと簡潔にまとまります。趣味・特技そのものの珍しさよりも、どんな姿勢で取り組んできたかが伝わるかどうかが評価の分かれ目です。
文字数指定がある場合は結論と具体的な行動だけは削らず、背景説明を短くして調整します。指定がない場合の目安は3〜4行程度です。
良い例文とNG例
良い例文(読書の場合)
趣味は読書です。知らない考え方に触れると視野が広がると感じ、月に5冊を目安にビジネス書や小説を読んでいます。読んだ内容は要点をノートにまとめ、友人と感想を共有する習慣を続けており、物事を多角的に捉える力が身についたと感じています。
良い例文(スポーツの場合)
特技はフットサルです。中学から10年間続けており、現在は社会人チームで週2回練習しています。チーム内ではポジション配置を提案する役割を担うことが多く、周囲の動きを見て全体最適を考える習慣が身につきました。
NG例
趣味はパチンコで、月に数回通っています。賭け事は仕事への影響を懸念されやすく、具体的な行動や学びが書かれていないため人柄も伝わりません。
採用担当者はここを見ている
- 結論から書けていて要点が読み取りやすいか
- 趣味・特技を通じてどんな行動を取ってきたか
- そこで得た学びを仕事に結びつけて話せそうか
企業がエントリーシートで趣味・特技を聞く理由
選考の初期段階で趣味・特技を尋ねる企業が多いのには理由があります。
- 人柄や価値観を、業務経験以外の側面から知るため
- 入社後の適性やチームとの相性を見極めるため
- 面接での会話のきっかけとして活用するため
趣味・特技そのものが評価されるわけではなく、そこに表れる取り組み方や考え方を採用担当者は見ています。珍しい趣味を無理に探す必要はありません。
趣味・特技が思いつかないときの見つけ方
「これといった趣味がない」と感じる場合も、日常を振り返れば書ける材料は見つかります。
- 学生時代に時間を忘れて取り組んだことを振り返る
- 家族や友人に「よくやっていること」を聞いてみる
- 平日と休日の過ごし方を書き出し、共通する行動を探す
この探し方は、履歴書のガクチカを整理するときの棚卸しとも共通しています。下記の記事もあわせて参考にすると、経験の掘り起こし方がつかみやすくなります。
採用担当者は、趣味・特技そのものの珍しさよりも、見つけるまでの振り返り方に一貫性があるかを見ています。無理に目立つ趣味を探す必要はありません。

見つけた趣味・特技は、そのままエントリーシートだけでなく履歴書にも転用できます。新卒用の履歴書テンプレートを使うと、記入欄のバランスを確認しながら書き進められます。
エントリーシートと履歴書の趣味・特技欄の違い
同じ「趣味・特技」を聞かれていても、書類の性質によって求められる書き方は変わります。
| 項目 | エントリーシート | 履歴書 |
|---|---|---|
| 提出形式 | Webフォーム・PDF入力が中心 | 用紙・PDF双方あり |
| 文字数 | 企業ごとに指定されることが多い | 欄の大きさに応じて調整 |
| 読まれ方 | 自己PRやガクチカとセットで見られる | 基本情報の確認が中心 |
趣味・特技の内容自体は使い回せますが、ESは文字数指定に合わせて要点を絞り、履歴書は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートのような決まった欄の大きさに収める意識で書くと調整しやすくなります。ESに志望動機欄がなく戸惑う場合は、志望動機なしの履歴書テンプレートの書き方も参考になります。
採用担当者はES提出後に履歴書もあわせて確認することが多く、両者の記載内容に食い違いがないかも見ています。自己紹介書のように趣味・特技を軸に人柄を伝える書類もあります。関連する書き方は下記の記事で確認できます。

避けるべきNGな趣味・特技の判断基準
判断に迷ったら「仕事に対する誠実さを疑われないか」「自分の言葉で語れる内容か」の2点で確認します。
- ギャンブル関連(パチンコ・競馬など)
- 宗教・政治色の強い活動
- 「特にありません」という空欄回答
- 流行っているからという理由だけで選んだ趣味
- 企業の社風に合わせすぎて実体験が伴わない特技
面接で趣味・特技を深掘りされたときの答え方
ESに書いた内容は、面接で深掘りされる前提で準備しておくと安心です。エピソードの詳細だけでなく、その経験を仕事でどう活かせるかを一言でまとめておくと、質問にも落ち着いて答えられます。
良い受け答え例
Q:読書がお好きなんですね、最近読んだ本を教えてください。
A:〇〇という本を読みました。特に印象に残ったのは物事を複数の視点から捉える考え方で、自分の仕事の進め方にも取り入れたいと感じています。
面接での答え方に不安がある場合は、下記の記事も参考になります。

まとめ
- 結論から書き、行動と学びまで盛り込む
- 趣味・特技が浮かばない場合は日常の行動を振り返って探す
- ギャンブルや空欄回答などのNG例は避ける
- 面接での深掘りに備えて自分の言葉で話せる状態にしておく
趣味・特技欄は短い項目ですが、行動と学びまで書くことで人柄が伝わりやすくなります。
エントリーシートの趣味・特技に関するよくある質問
- エントリーシートに趣味・特技の欄がない場合はどうすればいいですか?
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自己PR欄やガクチカ欄で人柄が伝わる要素として触れる方法もあります。ただし指定がない場合は無理に別項目を作らず、聞かれた設問の範囲で答えることを優先してください。
- 趣味と特技は同じ内容を書いてもいいですか?
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同じ内容でも問題ありませんが、趣味は継続的に楽しんでいること、特技は結果や成果につながる技術という違いを意識すると内容に厚みが出ます。
- オンラインのES入力フォームで文字数が少ない場合はどう書けばいいですか?
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結論と具体的な行動の2点に絞り、背景説明を削ると指定文字数内でも要点が伝わりやすくなります。

