エントリーシートの封筒は茶色でも大きなマナー違反にはなりませんが、選考書類は白封筒で送るのが基本です。白が推奨される理由と茶封筒しか手元にない場合の対処法、宛名・裏面の書き方、中身が透けないための注意点まで、採用担当者の視点を交えて具体的に解説します。
エントリーシートの封筒は茶色でも大丈夫?【結論】
結論:茶封筒でもマナー違反にはならないが白封筒が基本
エントリーシートを送る封筒は、茶色だからといって即座に選考へ影響するわけではありません。ただし多くの就活生・転職希望者は白い角形2号封筒を使っており、白封筒の方が丁寧な印象を残しやすいのは事実です。企業から封筒の色や様式について指定がある場合は、その指示を最優先してください。
良い例(推奨される封筒選び)
郵便局やコンビニで手に入る白無地の角形2号封筒を選び、汚れ・折れ・シワがないか確認してから使用する。宛名は黒の油性ボールペンで丁寧に記入する。
NG例
使いかけで汚れの残る茶封筒や、光にかざすと中身が透けるほど薄い封筒をそのまま使う。透ける封筒は個人情報保護の観点からも避けるべきです。
白封筒が推奨される3つの理由
- 事務書類との混同を避けられる:茶封筒は請求書や社内資料に使われることが多く、白封筒の方が応募書類として認識されやすい
- フォーマルな印象を与えられる:白は儀礼的な文書のやり取りで一般的に使われる色
- 宛名や朱書きが見やすい:白地は黒文字・赤文字とのコントラストがはっきりする
茶封筒しか手元にない場合の対処法
締切が迫っていて白封筒を用意する時間がない場合もあります。無理に茶封筒のまま提出する前に、次の対処法を検討してください。
- 近くのコンビニ・100円ショップ・郵便局で白封筒を購入する(角形2号は多くの店舗で取り扱いがある)
- 白いA4用紙やラベルシールで封筒の表面を覆い、その上から宛名を書く(応急処置として)
- 白封筒が用意できない場合は、汚れ・シワのない茶封筒を選び、宛名はいつも以上に丁寧に書く
採用担当者はここを見ている
- 封筒の色そのものより、汚れ・シワ・記入の丁寧さを重視している
- 締切に間に合わせる姿勢の方が、封筒の色より評価に影響しやすい
- 二重敬称や在中表記の記入漏れなど、基本的なミスの方が印象を下げやすい
なぜ茶封筒は「NG」と言われやすいのか
茶封筒がNG視される背景には、ビジネスシーンでの使われ方の違いがあります。同じ封筒でも色によって、企業側が受け取る印象は変わります。
| 封筒の色 | 主な用途 | 与える印象 |
|---|---|---|
| 白封筒 | 応募書類・儀礼的な文書 | 丁寧・フォーマル |
| 茶封筒 | 請求書・社内資料・大量郵便物 | 事務的・実務的 |
茶封筒は事務的な郵便物として扱われることが多いため、他の書類に紛れて担当者の手元に届くまで時間がかかる可能性もゼロではありません。白封筒は応募書類であることが一目で伝わりやすいという実務上のメリットが、「白が無難」と言われる理由です。
退職届など他の書類でも、封筒の色をめぐる同じような疑問はよく挙がります。判断基準が気になる方は、あわせて確認しておくと迷いにくくなります。

封筒の色以外に気をつけたい書き方のポイント
表面の書き方(宛名・在中表記)
封筒の表面には、企業の住所・会社名・部署名・宛名を上から順に書きます。住所は都道府県から省略せず、ビル名や階数も正式名称で記載してください。左下には赤字で「エントリーシート在中」と書き、枠で囲むと視認性が上がります。
良い例文
株式会社〇〇
採用担当者様
エントリーシート在中
NG例
株式会社〇〇 御中
採用担当者様
「御中」と「様」を同時に使う二重敬称は誤りです。宛先が部署までしかわからない場合は御中のみ、担当者名がわかる場合は様のみを使います。
宛名の敬称や封筒の記入位置に迷う場合は、以下の記事もあわせて参考にしてください。

裏面の書き方(住所・封字)
裏面の左下には自分の郵便番号・住所・氏名を書きます。封をした部分には「〆」を記載し、発送日を書く欄がある場合は投函する日付を記入してください。
- 封字は「〆」を正しい形で丁寧に書く(「メ」や「×」と書くのはNG)
- 自分の住所・氏名は封筒の中央より左下にまとめて記入する
- のり付けは剥がれないよう封筒全体にしっかり塗布する
中身が透ける封筒に注意
白封筒の中には、薄手で光にかざすと中身が透けて見えるタイプがあります。エントリーシートには氏名・住所・学歴など個人情報が記載されているため、透ける封筒をそのまま使うと情報漏洩のリスクにつながります。
採用担当者はここを見ている
- 封筒を光にかざし、中身が透けていないか事前に確認する
- 不安な場合は中に白い紙を一枚重ねて透けを防ぐ
- 内袋付きの二重封筒を選ぶと、より安心して送付できる
状況別に見る封筒選びの正解
締切が迫っていて茶封筒しかない場合
投函期限が今日中というときに白封筒が見つからない場合は、無理に買いに走って消印有効の期限を逃す方が本末転倒です。汚れやシワのない茶封筒を選び、宛名を普段より丁寧に書けば、大きな問題にはなりません。
エントリーシートと履歴書を同時に郵送する場合、履歴書のフォーマットに悩む方は用途別のテンプレートを使うと効率的です。新卒で就職活動をしている方は新卒用の履歴書テンプレート、転職活動中の方は転職用の履歴書テンプレートを使うと、封筒に入れる直前まで記入漏れを防げます。
企業から封筒の指定がある場合
募集要項や案内メールに封筒の色・サイズの指定がある場合は、その指示に従うのが最優先です。指定を無視して自己判断の封筒を使うと、色そのものより「指示を読んでいない」という印象の方が問題になります。
手渡しの場合は封筒の色に注意が必要か
アルバイトの面接などでエントリーシートを手渡しする場合も、基本的な考え方は郵送時と同じです。白封筒を用意できるなら白を選び、封をせずに持参してその場で渡すのがマナーとされています。
アルバイトの選考で履歴書もあわせて用意する場合は、アルバイト用の履歴書テンプレートを使うと、必要項目を漏れなく準備できます。エントリーシートと志望動機を別紙で提出するよう求められた場合は、志望動機なしの履歴書テンプレートを使うと内容の重複を避けられます。
エントリーシート郵送前に揃えておきたい持ち物
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| 白の角形2号封筒 | A4サイズを折らずに入れられる |
| 送付状 | 同封書類の一覧と挨拶文を記載 |
| クリアファイル | 折れ・雨濡れを防ぐ |
| 黒の油性ボールペン | 宛名・裏面の記入用 |
| 切手 | 50gまで140円、100gまで180円が目安 |
送付状やクリアファイルを重ねると想定より重くなることがあります。料金不足を避けるため、郵便局の窓口で重さを測ってもらうと安心です。
封筒選びから宛名の書き方まで一通り確認しておきたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

まとめ
- 茶封筒でも即マナー違反にはならないが、白の角形2号封筒が基本
- 白封筒は事務書類と混同されにくく、フォーマルな印象を与えやすい
- 締切が迫っている場合はコンビニや100円ショップで白封筒を用意すると安心
- 宛名は御中と様を使い分け、二重敬称にしない
- 中身が透ける封筒は個人情報保護の観点からも避ける
封筒選びに時間をかけすぎず、エントリーシートの中身を仕上げる時間を確保することが、選考突破への近道です。
- エントリーシートは茶封筒で送っても選考に不利になりますか?
-
茶封筒だけを理由に不採用になることはほとんどありません。ただし白封筒の方が丁寧な印象を与えやすいため、時間に余裕があれば白封筒を用意することをおすすめします。
- 茶封筒しかない場合、無理に白封筒へ買い替えるべきですか?
-
締切に間に合わなくなるほど焦って買いに走る必要はありません。近くのコンビニや郵便局で手に入るなら活用し、間に合わなければ汚れのない茶封筒を丁寧に使う方法でも問題ありません。
- 封筒の色以外で採用担当者が気にするポイントはありますか?
-
宛名の敬称の使い分けや「在中」の記載漏れ、封筒の汚れ・シワの方が、色そのものより印象に影響しやすいポイントです。
- エントリーシートと履歴書を同じ封筒で送ってもいいですか?
-
多くの企業で問題ありません。送付状を一番上に、その下にエントリーシート、履歴書の順に重ねて入れると採用担当者が確認しやすくなります。

