退職願を書くボールペンは黒の油性またはゲルインクで、太さ0.7mm前後を選ぶのが正解です。手元にあるペンで済ませたくなりますが、消せるタイプや水性インクを使うと後から思わぬトラブルにつながることもあります。おすすめの商品から避けるべきペン、封筒に書くときの注意点まで、迷わず準備できるようにまとめました。
退職願のボールペンは黒が正解【結論】
結論:黒の油性・ゲルインクで0.7mm前後
退職願は会社に退職をお願いする正式な書類です。インクの色は黒で統一し、水性より油性またはゲルインクのほうがにじみにくく安心です。太さは細すぎると頼りない印象になり、太すぎると文字がつぶれやすくなるため、0.7mm前後がもっともバランスの取れたサイズといえます。
会社から筆記具の指定がある場合はそちらに従い、指定がなければこの3つの基準(色・インクの種類・太さ)を目安に選べば失敗しません。
退職願におすすめのボールペン比較表
文具店やコンビニでも手に入りやすい定番商品を4本にしぼって比較しました。いずれも黒インクかつ0.7mm前後の条件を満たしています。
| 商品名 | インクの種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| 三菱鉛筆 ジェットストリーム0.7mm | 油性(低粘度) | なめらかな書き味で発色が濃く、速乾性が高い |
| パイロット アクロボール0.7mm | 油性(低粘度) | 水性に近いサラサラした書き味で筆跡にムラが出にくい |
| ゼブラ サラサクリップ0.7mm | ゲル(水性顔料) | 耐水性に優れ、発色が濃くはっきりした文字になる |
| ぺんてる エナージェル0.7mm | ゲル(顔料) | 速乾性が高く、手やページで文字がこすれにくい |
選び方の3つの基準|色・インクの種類・太さ
選び方チェックリスト
- 色:黒(青・赤などのカラーインクは避ける)
- インクの種類:油性またはゲルインク(水性・フリクションは避ける)
- 太さ:0.7mm前後(0.3mm以下はかすれやすく、1.0mm超は文字がつぶれやすい)
総務や上司はペンの銘柄までは見ていません。この3点さえ満たしていれば、コンビニや100均で急いで調達したペンでも印象に影響することはありません。
退職願だからこそペン選びに気をつけたい理由
退職届が退職の「通知」であるのに対し、退職願はまだ会社の承諾を得ていない「お願い」の段階の書類です。この違いは、実はペン選びにも関わってきます。
承諾前の書類だからこそ、書き損じの跡や乱雑な印象を与えてしまうと「本当に辞める気があるのか」「準備不足なのでは」と受け取られかねません。退職届以上に、丁寧に仕上げる意識を持っておくと安心です。
上司・総務はここを見ている
- 文字がにじまず、最後まで読みやすいか
- 黒インクで統一され、雑な印象を与えていないか
- 書き損じを修正液や二重線で誤魔化さず、書き直しているか
退職願本体の項目や文面から見直したい場合は、以下の記事も参考にしてください。

退職願で避けるべきNGペン
ボールペン以外にも、退職願に使うと問題になりやすい筆記具があります。手元にあるペンを使う前に確認しておきましょう。
NG例
- フリクション(消えるボールペン):摩擦熱で文字が消えるため、後から改ざんされたと誤解されるおそれがある
- 鉛筆・シャープペンシル:消せる筆記具のため、正式な書類として認められない
- 赤ペン・カラーペン:訂正や警告を連想させ、ビジネス文書として不自然な印象を与える
フリクションは見た目が普通のボールペンとほとんど変わらず、知らずに使ってしまう人も少なくありません。軸に「消せる」旨の表示がないかを確認し、迷ったら新しいペンに買い替えるほうが安全です。書き損じた場合も、修正液や二重線での訂正ではなく新しい用紙に書き直すのが基本です。
どこで買う?コンビニ・100均・文具店
退職を切り出すタイミングは急なことも多く、どこで調達できるかも気になるところです。購入場所ごとの特徴を整理しました。
- コンビニ:黒の油性ボールペンなら数百円で購入できる店舗が多く、急ぎのときに便利。ただし取り扱い商品は限られる
- 100円ショップ:黒の油性・ゲルインクボールペンが手頃な価格で手に入る。試し書きできない場合が多いため、太さの表示を確認してから選ぶ
- 文具専門店・ネット通販:太さやインクの種類を比較しながら選べる。試し書きコーナーがある店舗なら実際の書き味を確認できる
ペンだけでなく便箋や封筒もあわせて準備しておくと、書き始めてから慌てずに済みます。封筒の選び方や宛名の書き方は以下の記事で詳しく解説しています。

退職願と退職届でペンは違う?
結論として、退職願と退職届で選ぶべきペンの条件そのものは同じです。黒の油性またはゲルインクで、太さ0.7mm前後という基準に変わりはありません。違うのは、それぞれの書類が持つ性質です。
| 項目 | 退職願 | 退職届 |
|---|---|---|
| 書類の性質 | 退職の申し出(依頼) | 退職の通知(宣言) |
| ペンの条件 | 黒・油性orゲル・0.7mm前後 | 黒・油性orゲル・0.7mm前後 |
| 書き損じへの注意度 | 承諾前のため特に丁寧さが求められる | すでに決定事項として扱われる |
退職願は撤回の余地を残した書類であるぶん、字の乱れが「本気度」を疑われる材料になりやすい点に注意してください。退職届側の具体的な商品選びや購入場所をさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考になります。

退職願を書いた後にすること
退職願が受理されたら、次の職場探しの準備を並行して進めておくと、退職後の空白期間を短くできます。応募先や雇用形態に合わせて、履歴書のテンプレートを活用してください。
- 正社員として転職する場合は転職用の履歴書テンプレートが使えます
- 次の応募先が決まっていない段階では志望動機なしの履歴書テンプレートで先に骨組みだけ作っておく方法もあります
- アルバイトに切り替える場合はアルバイト用の履歴書テンプレートを参考にしてください
- 提出先の形式に迷ったときは厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを選べば安心です
まとめ
- 退職願のボールペンは黒の油性・ゲルインクで太さ0.7mm前後が正解
- フリクション・鉛筆・カラーペンは避け、書き損じたら新しい用紙に書き直す
- 承諾前の書類だからこそ、退職届以上に丁寧な仕上がりを意識する
ペン選びに迷ったときは、黒の油性またはゲルインクで0.7mm前後の商品を基準にすれば失敗しにくくなります。落ち着いて準備を進めてください。
退職願のボールペンに関するよくある質問
- 退職願に万年筆を使ってもいいですか?
-
問題ありません。黒インクの万年筆であれば、ボールペンと同様にフォーマルな印象で使えます。ただし紙質によってはにじみやすいため、事前に試し書きをしておくと安心です。
- 水性ボールペンしか手元にない場合はどうすればいいですか?
-
水性インクは湿気でにじんだり薄れたりすることがあるため、可能であれば油性かゲルインクのボールペンに変えるのがおすすめです。急ぎで水性しかない場合は、書いたあとにインクが完全に乾いてから封筒に入れてください。
- 書き損じたときは修正液を使ってもいいですか?
-
修正液や二重線での訂正はおすすめできません。退職願は正式な書類のため、書き損じた場合は新しい用紙に最初から書き直すのが基本です。予備の便箋を多めに用意しておくと安心です。
- 退職願と退職届でペンを使い分ける必要はありますか?
-
ペン自体の条件(黒・油性またはゲルインク・0.7mm前後)を使い分ける必要はありません。ただし退職願はまだ承諾されていない依頼段階の書類のため、より丁寧に書く意識を持っておくと安心です。

