顔写真付き身分証明書とは、運転免許証やマイナンバーカードなど写真入りの公的書類を指し、原則1点の提示で本人確認が完了します。転職やアルバイトの応募・面接・入社手続きの各場面で提出を求められますが、履歴書に貼る証明写真とは全く別の書類です。免許証もマイナンバーカードも手元にない場合の代わりの書類や、学生・外国籍の方の状況別対応まで解説します。
顔写真付き身分証明書とは?応募時に使える書類一覧【結論】
結論:写真入りの公的書類なら1点で本人確認が済む
顔写真付き身分証明書とは、氏名・住所・生年月日に加えて本人の顔写真が印刷された、国や自治体などの公的機関が発行した証明書のことです。写真がある書類は原則1点で本人確認が成立しますが、写真のない書類の場合は2点以上の組み合わせが必要になるのが一般的です。
転職活動やアルバイト探しの場面では、履歴書の証明写真とは別に、こうした身分証明書の提示や写しの提出を求められることがあります。まずはどの書類が該当するのか、一覧で確認しておきましょう。
顔写真付きで1点で使える身分証明書一覧
| 書類名 | 備考 |
|---|---|
| 運転免許証 | 有効期限内のものに限る |
| マイナンバーカード(個人番号カード) | 番号確認と身元確認を1枚で兼ねられる |
| パスポート(旅券) | 提出先によっては住所欄がないため補完書類を求められることがある |
| 在留カード・特別永住者証明書 | 外国籍の方が対象 |
| 顔写真付きの学生証 | 学校が発行したものに限る |
| 顔写真付きの各種障害者手帳 | 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳 |
顔写真付き身分証明書がない場合の対処法
運転免許証もマイナンバーカードも持っていない場合でも、次のいずれかの方法で対応できます。
- 写真なし書類を2点組み合わせる:健康保険証(資格確認書)と年金手帳、または資格確認書と住民票の写しなど
- 写真なし書類1点+補完書類:公共料金の領収書や納税証明書など、発行から6か月以内のものを組み合わせる
- マイナンバーカードを取得しておく:時間に余裕があるなら、以降の手続きが1枚で完結するため取得しておくと後々の負担が減る
応募先によって認められる組み合わせが異なるため、面接前に「何を持参すればよいか」を採用担当者へ確認しておくと当日慌てずに済みます。
転職・バイト・派遣で顔写真付き身分証明書が必要になる場面
顔写真付き身分証明書の提示を求められるタイミングは1つではありません。応募段階から入社後まで、場面ごとに目的が異なります。
| 場面 | 求められる目的 |
|---|---|
| 応募・面接時 | なりすまし防止、応募者本人であることの確認 |
| 採用後の入社手続き時 | 雇用契約書の締結、マイナンバーの番号確認・身元確認 |
| 派遣会社への登録時 | スタッフ登録の本人確認、給与振込口座との名義確認 |
採用後の入社手続き時(雇用契約・マイナンバー確認)
採用が決まった後は、雇用契約書の締結とあわせてマイナンバーの提出を求められるケースが多くあります。マイナンバーカードなら1枚で番号確認と身元確認の両方を満たせますが、通知カードや個人番号入りの住民票の写しを使う場合は、運転免許証などの顔写真付き書類を別途あわせて提示する必要があります。
採用担当者はここを見ている
- 持参した書類の有効期限が切れていないか
- 原本だけでなくコピーの提出を求められた場合に対応できているか
- 未成年の場合、年齢を証明できる書類(戸籍証明書や住民票記載事項証明書)を別途用意できているか
満18歳未満の方を雇用する場合、事業者には労働基準法第57条により年齢を証明する書類を事業場に備え付ける義務があります。この書類は顔写真の有無を問わず戸籍証明書や住民票記載事項証明書で足りるとされているため、身分証明書とあわせて把握しておくと安心です。
履歴書の写真と身分証明書は別物|間違えやすいポイント
「履歴書に証明写真を貼ったから身分確認は済んでいる」と考える方は少なくありませんが、履歴書の写真と身分証明書はまったく別の役割を持つ書類です。この違いを理解していないと、面接当日に提出物が足りず戸惑うことになりかねません。
NG例
履歴書に証明写真を貼付したので、面接当日は手ぶらで向かった。会場で運転免許証の提示を求められたが持っておらず、担当者に確認してもらう時間が発生してしまった。履歴書の写真は本人確認書類の代わりにはならない点を見落としている。
良い例
履歴書の証明写真とは別に、運転免許証とそのコピーをかばんに入れて面接会場へ向かった。事前に応募先へ「当日必要な持ち物」を確認していたため、提示を求められてもすぐに対応できた。
履歴書を作成する段階から、証明写真とは別に身分証明書も準備しておくと安心です。転職用の履歴書テンプレートを使う際も、証明写真の貼り付けと身分証明書の準備は別のタスクとして進めましょう。

顔写真付き身分証明書を持っていない場合の状況別対応
状況によって、用意できる書類や対応方法は変わります。自分に当てはまるケースを確認しておきましょう。
運転免許証もマイナンバーカードもない場合
健康保険証(資格確認書)と年金手帳、または資格確認書と住民票の写しのように、顔写真のない書類を2点組み合わせる方法が一般的です。応募先が指定する組み合わせは異なるため、事前確認が欠かせません。
学生の場合
在学中の学校が発行した顔写真付きの学生証があれば、それ1点で身分証明書として扱われます。学生証を紛失している場合は、再発行手続きを学校の窓口で早めに済ませておきましょう。
外国籍の場合
在留カードまたは特別永住者証明書が顔写真付き身分証明書として扱われます。在留カードの有効期限が近い場合は、在留期間の更新手続きとあわせて確認しておくと安心です。
採用担当者はここを見ている
- 「持っていない」と言われたときに慌てず代替書類を案内できるか、応募者側からも状況を伝えられているか
- 学生証や在留カードなど、属性に応じた書類を正しく理解しているか

アルバイトの応募でも、証明写真付きの履歴書とあわせて身分証明書の持参を求められることがあります。アルバイト用の履歴書テンプレートを作成する際に、持ち物リストとして身分証明書もあわせてメモしておくと準備漏れを防げます。
提出・提示時の注意点
身分証明書を用意できていても、提示の仕方を誤ると再提出を求められることがあります。採用担当者は書類の有効期限とコピーの有無を必ず確認しているため、以下のポイントを押さえておきましょう。
NG例
有効期限が切れた運転免許証を持参し、その場で書類として認められなかった。また、コピーの提出を求められていたにもかかわらず原本しか持っておらず、後日改めて郵送する手間が発生した。
良い例
応募前に有効期限を確認し、原本とコピーの両方を用意して面接に臨んだ。マイナンバーが記載された書類を提出する際は、マイナンバー部分を隠すマスキングが必要かどうかも事前に確認しておいた。
身分証明書には住所や生年月日といった個人情報が含まれます。提出後の書類がどのように保管・破棄されるか気になる場合は、応募先の担当者へ確認しても失礼にはあたりません。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを使う場合も、添付書類の管理方法まで確認しておくと、応募先とのやり取りがスムーズになります。

まとめ
- 顔写真付き身分証明書は運転免許証やマイナンバーカードなど写真入りの公的書類で、原則1点で本人確認が完了する
- 履歴書の証明写真とは別物であり、応募・面接・入社手続きの各場面で別途提示を求められる
- 手元にない場合は、写真なし書類2点の組み合わせや補完書類での代用が可能
該当する書類を早めに確認し、原本とコピーをそろえておくことで、応募から入社手続きまでを滞りなく進められます。
顔写真付き身分証明書に関するよくある質問
- 顔写真付き身分証明書と履歴書の証明写真は同じですか?
-
別の書類です。履歴書の証明写真は本人の容姿を伝えるための添付写真で、身分証明書は運転免許証やマイナンバーカードなど公的機関が発行した本人確認用の書類を指します。応募時には両方を用意しておくと安心です。
- 顔写真付き身分証明書が1つもない場合はどうすればいいですか?
-
健康保険証(資格確認書)と年金手帳など、顔写真のない書類を2点組み合わせて提示する方法があります。応募先によって認められる組み合わせが異なるため、事前に確認しておくと当日慌てずに済みます。
- マイナンバーの通知カードはまだ使えますか?
-
記載されている氏名や住所が現在の住民票と一致していれば、番号を確認する書類として使用できます。ただし通知カードには顔写真がないため、本人確認のためには運転免許証などの提示が別途必要です。
- 学生や外国籍の場合はどの書類を用意すればいいですか?
-
学生は顔写真付きの学生証、外国籍の方は在留カードや特別永住者証明書が顔写真付き身分証明書として扱われます。手元にない場合は学校や自治体の窓口で発行状況を確認しましょう。

