パスポート証明写真の服装に、外務省が定める明確な服装規定はなく、私服のままでも申請できます。ただし顔・あご・首の輪郭を隠さないことと、背景の白と服の色が同化しないことだけは必須条件です。この記事では撮り直しを防ぐ色選びとNG例、男女別の服装ポイント、履歴書用への使い回しの可否まで解説します。
パスポート証明写真の服装は自由|ただし守るべき結論とNG例
結論
パスポート証明写真の服装はスーツでなくても問題ありません。条件は3つです。顔とあご、首の輪郭を隠さないこと、背景の白・淡色と服の色が同化しないこと、柄物やアクセサリーで本人確認を妨げないことです。この3条件さえ満たせば、手持ちの服で十分対応できます。
逆に言えば、この条件から外れる服装を選んでしまうと、申請窓口や写真店で撮り直しを求められる可能性があります。次の良い例・NG例で具体的なイメージをつかんでください。
良い例とNG例
良い例
紺や黒の無地ジャケット+白か淡いブルーのシャツ。襟元にゆとりがあり、首の輪郭まで自然に見える状態です。ジャケットがなくても、色の濃いカーディガンやニット1枚で代用できます。
NG例
白いハイネックニットやタートルネック。背景の白と服の色が同化し、首から下の輪郭が消えてしまうため撮り直しの対象になりやすい組み合わせです。
窓口担当者・審査ではここを見ている
- 顔・あご・首の輪郭が服やヘアアクセサリーで隠れていないか
- 服の色が背景の白と同化せず、境目がはっきり分かるか
- 肩の露出や派手な柄物で本人確認の妨げになっていないか
パスポート証明写真でNGになる服装・アイテム一覧
服装そのものに指定がない分、「顔まわりを覆っていないか」が最大の判断基準になります。以下のアイテムは撮り直しにつながりやすいため、撮影前にチェックしておきましょう。
| NGになりやすいアイテム | 理由 |
|---|---|
| ハイネック・タートルネック | 首の輪郭が隠れ、本人確認がしづらくなる |
| マフラー・スカーフ | 首元を覆い、輪郭の判定ができなくなる |
| 厚手のフード付きパーカー | フードが顔周りにかかり輪郭が乱れる |
| ヘアアクセサリー・ヘッドバンド・バンダナ | 顔の輪郭やおでこを覆ってしまう |
| 色付き眼鏡・サングラス | 目元が判別できず本人確認の妨げになる |
| 細かいストライプ・チェック柄 | 撮影データ上でチラつき、視認性が下がる |
これらに当てはまらなければ、スーツか私服かという形式そのものは問われません。次に、多くの人が見落としがちな「色」の選び方を確認します。
次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

色選びで撮り直しを防ぐコツ|白はなぜNGか、おすすめの色
パスポート写真の背景は無地の白と定められています。そのため白いシャツやカットソーを着て撮影すると、服と背景の境目がぼやけ、輪郭が不明瞭な写真になりやすいのです。同じ理由で、淡いグレーやベージュも背景と混ざりやすいため注意が必要です。
| 避けたい服の色 | おすすめの服の色 |
|---|---|
| 白・オフホワイト | 紺・黒・グレー(濃いめ) |
| 薄いベージュ・アイボリー | ネイビー・チャコールグレー |
| 全身黒一色のみ | 黒ジャケット+白か淡色のインナーを覗かせる |
黒一色でまとめると顔色が暗く沈んで見えることがあります。黒いジャケットの中に白や淡いブルーのインナーを覗かせると、境界もはっきりしたうえで顔色も明るく写ります。
男女別・シーン別の服装ポイント
男性の場合
- ネクタイは必須ではないが、着けるなら無地か細いストライプ
- 襟の詰まったシャツ1枚でも、第一ボタンを開けすぎなければ問題ない
- 丸首Tシャツのみだと首元の輪郭が写真の縁ぎりぎりになりやすいので注意
女性の場合
- ネックレスやピアスは、顔の輪郭にかからない範囲であれば着けたままでよい
- 前髪や大きめのイヤリングが頬にかかる場合は撮影前に整える
- 襟の開いたブラウスやワンピースは、鎖骨あたりまで写る点に注意
子ども・学生の場合
子どもや学生も普段着で構いません。ただしキャラクターの大きいプリントTシャツは目立ちすぎるため避け、フードは必ず下ろした状態で撮影してください。
次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

パスポート写真の服装ルールを守れば履歴書用にも使い回せる?
服装のルールを守って撮影しても、パスポート写真をそのまま履歴書用に使い回すのはおすすめできません。パスポート写真と履歴書用の写真は、サイズも顔の大きさの規定も異なるからです。
| 用途 | 写真サイズ | 顔の大きさの規定 |
|---|---|---|
| パスポート | 縦45mm×横35mm | 頭頂からあごまで34mm±2mm |
| 履歴書 | 縦40mm×横30mm | 明確な規定なし(バランスよく収まればよい) |
サイズ比率が違うため、無理に切り抜くと顔が間延びしたり不自然な余白ができたりします。転職活動とパスポートの更新時期が重なっている場合は、証明写真機やスタジオで両方のサイズを一度に撮影しておくと二度手間になりません。転職用の履歴書テンプレートを使う場合も、写真欄のサイズが規格通りかどうかを先に確認しておくと貼り付けで失敗しません。
より公的な様式で提出したい場合は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレート、応募先が様式を指定していない場合はJIS規格に沿った履歴書テンプレートを選ぶと、写真枠のサイズも含めて安心して使えます。
次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

まとめ
- 服装自体に規定はないが、顔・あご・首の輪郭を隠さないことが必須
- 白トップスは背景と同化しやすいため、紺・黒・グレーなど濃いめの色が無難
- パスポート写真は履歴書用とサイズが異なるため、使い回さず撮り分けるのが確実
服装が決まったら、次はサイズと背景を合わせて撮り直さない一枚に仕上げましょう。
パスポート証明写真の服装に関するよくある質問
- パスポート写真は私服でも本当に大丈夫ですか
-
はい、服装自体への規定はありません。顔・あご・首を隠さず、背景の白と同化しない色を選べば私服で問題ありません。
- 白いシャツしか持っていない場合はどうすればいいですか
-
白トップスの上に紺や黒のジャケットやカーディガンを羽織り、境界がはっきり分かる状態にすれば着用できます。羽織るものがなければ、別の色のインナーに着替えることをおすすめします。
- ネクタイやアクセサリーは必要ですか
-
必須ではありません。ただしヘアアクセサリーやネックレスが顔の輪郭にかかっている場合は、撮影前に外してください。
- 服装が原因で撮り直しを求められることはありますか
-
あります。特に白系統の服と背景が同化しているケースや、輪郭が髪やアイテムで隠れているケースは指摘されやすいため、撮影前に鏡でシルエットを確認しておくと安心です。

