履歴書の顔写真を忘れたときは、提出前なら写真を用意して貼ってから出し、提出後なら自分から応募先に伝えるのが正解です。写真が1枚欠けているだけで即不合格になるケースは多くありませんが、黙ったままにすると「確認不足の人」という印象が残ります。提出前・面接当日・郵送後・Web応募の4つの場面別に、すぐできる対処と伝え方の例文をまとめました。
履歴書の顔写真を忘れた時の対処法【気づいたタイミング別】
結論:貼れるなら貼ってから出す、貼れないなら先に伝える
顔写真を忘れたときの対処は、「まだ手元に履歴書があるか」で大きく分かれます。手元にあるうちは写真を用意して貼るのが最優先。すでに相手の手に渡っている、または渡す直前で間に合わない場合は、相手に気づかれる前に自分から伝えることで印象の悪化を最小限に抑えられます。
| 気づいたタイミング | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 提出前(郵送・持参の前) | 証明写真を撮って貼る | 当日中 |
| 面接当日(会場・移動中) | 履歴書を渡す前に口頭で伝え、後日の対応を確認する | 手渡しの直前 |
| 郵送後 | 電話で伝え、再送するか面接時に持参するか指示を仰ぐ | 気づいた当日〜翌営業日 |
| Web応募・メール提出後 | 写真入りのデータを作り直し、お詫びのメールで送り直す | 気づいた当日〜翌営業日 |
提出前に気づいた場合:当日中に写真を用意する
提出前なら、写真を用意して貼ればそれで解決します。写真館に行く時間がなくても、駅や商業施設にある証明写真機やコンビニのプリントを使えば、その日のうちに用意できます。
| 用意する方法 | かかる時間 | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 証明写真機(駅・商業施設) | 数分程度 | 800〜1,000円前後〜 | 今日中・数時間以内に必要な人 |
| スマホ撮影+コンビニプリント | 10〜20分程度 | 1枚200〜250円程度 | 自宅で撮って近所で印刷したい人 |
| 写真館 | 予約次第(当日〜数日) | 数千円〜 | 転職の本命企業など、仕上がりを重視したい人 |
※料金は機種・メニュー・店舗によって異なります
手書きの履歴書であれば、写真を貼るだけなので書き直しは不要です。PCで作成している場合は、転職用の履歴書テンプレートなどの写真欄に画像を貼り込んでから印刷し直す方法もあります。
面接当日に会場で気づいた場合:渡す前に自分から伝える
面接会場や移動中に気づいたときは、近くに証明写真機があり時間に余裕があるなら、撮って貼ってから向かいます。間に合わない場合は、履歴書を差し出すタイミングで、相手が写真欄を見る前にひと言添えるのがポイントです。
良い伝え方(面接当日)
「大変申し訳ございません。履歴書に写真を貼り忘れてしまいました。本日中に写真を用意いたしますので、郵送とお持ちするのとではどちらがよろしいでしょうか。」
NG例(面接当日)
何も言わずに写真欄が空いたままの履歴書を渡す。面接官に指摘されてから「すみません、忘れました」と答える。指摘されてからの謝罪は「気づいていなかった人」に見え、言い訳の印象が強くなります。
謝罪は一度で十分です。何度も謝ると面接の雰囲気が重くなるため、伝えたあとは気持ちを切り替えて質問に集中してください。
郵送後に気づいた場合:電話で伝えて指示を仰ぐ
郵送してから気づいた場合は、写真だけを勝手に送るのではなく、まず採用担当者に連絡して対応を確認します。写真だけが届くと、どの応募書類のものか担当者が照合する手間が生じるためです。急ぎの用件なので、営業時間内の電話が確実です。
電話で伝える例文(郵送後)
「お忙しいところ恐れ入ります。〇月〇日に〇〇職の応募書類をお送りした〇〇と申します。採用ご担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。」
「先日お送りした履歴書に、写真を貼り忘れていたことに気づきご連絡いたしました。大変申し訳ございません。写真を貼った履歴書をあらためてお送りするか、面接の際にお持ちするか、ご指示いただけますでしょうか。」
電話がつながらない場合や、担当者がメールでのやり取りを指定している場合は、同じ内容をメールで送っても問題ありません。再送を指示されたら、写真を貼った新しい履歴書に「先日は失礼いたしました」とひと言添えた送付状をつけて送ります。
Web応募・メール提出で写真を入れ忘れた場合
データで提出した履歴書なら、写真入りのファイルを作り直して送り直せます。応募フォーム経由で再アップロードできない場合は、メールで差し替えをお願いします。
差し替えをお願いするメール例文
件名:【履歴書差し替えのお願い】〇〇職応募/氏名
株式会社〇〇 人事部 〇〇様
〇月〇日に〇〇職へ応募いたしました〇〇です。お送りした履歴書に顔写真が入っていないことに気づき、ご連絡いたしました。写真を入れた履歴書を添付いたしますので、お手数ですが差し替えをお願いできますでしょうか。確認不足でご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
顔写真を忘れた履歴書は落ちる?採用担当者が見ているポイント
写真の有無だけで合否が決まるケースは多くない
履歴書の写真は、主に面接に来た人と応募者が同一人物かを確かめる本人確認と、身だしなみの確認に使われます。採用の判断材料の中心は職歴・志望動機・面接での受け答えであり、写真が1枚欠けていたことだけで不合格になるケースは多くありません。
ただし、応募者が多く書類の印象で差がつく場面や、「書類の正確さ」が業務に直結する事務職などでは、小さなミスでも比べられやすい傾向があります。気づいた時点で手を打っておくに越したことはありません。
評価を下げるのは「黙って出すこと」
貼り忘れそのものより、その後の対応のほうが評価に響きます。採用担当者は、ミスをしたあとにどう動くかを、入社後の仕事ぶりに重ねて見ています。
採用担当者はここを見ている
- 自分で気づけたか:指摘される前に申し出た人は「見直しができる人」と受け取られやすい
- 報告の早さ:気づいてから何日も経って連絡するより、当日〜翌営業日に連絡したほうが誠実さが伝わる
- 解決策まで示せたか:「忘れました」で終わらず「再送します」「持参します」と次の行動を添えられるか
- 空欄の放置:何も言わずに空欄のままだと、志望度が低い、または書類を見直していないと受け取られることがある
つまり、早めに自分から伝えて解決策を示せば、貼り忘れは「誠実に対応できる人」と見てもらうきっかけにもなります。面接で言及されたら、言い訳をせず「確認が足りませんでした。以後は提出前に必ず見直します」と短く答えれば十分です。
「写真不要」の求人なら貼らなくてよい
そもそも写真の提出を求めていない企業もあります。募集要項や応募フォームに「写真不要」「写真貼付は任意」と書かれていれば、貼っていなくても問題はありません。慌てて連絡する前に、まず募集要項を見直してください。
アルバイトの応募でも、写真欄がある履歴書を使う以上は貼るのが基本です。アルバイト用の履歴書テンプレートを使う場合も、写真欄を空けたまま出すのは避けてください。

急いで用意しても失敗しない履歴書写真の条件
サイズ・撮影時期・背景・服装の基準
急いでいるときほど、サイズ違いや服装のミスが起きがちです。厚生労働省の履歴書様式例では、写真は縦36〜40mm・横24〜30mm、本人単身で胸から上と指定されています。市販の履歴書の多くは縦4cm×横3cmで、証明写真機の「履歴書用」サイズを選べば合います。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| サイズ | 縦40mm×横30mmが一般的(厚労省様式例は縦36〜40mm・横24〜30mm) |
| 撮影時期 | 3か月以内に撮ったもの |
| 写り方 | 正面・無帽・胸から上 |
| 背景 | 白・薄い青・薄いグレーなどの無地 |
| 服装 | 転職・新卒はスーツ、アルバイトは襟付きシャツなど清潔感のある服 |
指定サイズの根拠を確認したい場合は、厚生労働省の様式に沿った履歴書テンプレートの写真欄が参考になります。
間に合わせで使うと逆効果になる写真
「とりあえず何か貼っておけば」と手元の写真で代用すると、空欄よりも印象を下げることがあります。次のような写真は避けてください。
NG例
- 旅行や友人との写真から顔部分を切り抜いたもの
- プリクラや、肌補正・小顔加工アプリで撮ったもの
- 普通紙にカラー印刷した写真や、コピー機でコピーしたもの
- 何年も前に撮った、今と髪型や顔つきが違う写真
本人確認に使えない写真は、写真がないのと同じ扱いになりかねません。手間を惜しまず、証明写真用に撮り直したものを使ってください。
証明写真機が近くにない場合は、自宅の白い壁を背にスマホで撮り、コンビニで印刷する方法でも十分に対応できます。

貼る前に裏面へ氏名を書く
写真の裏には、はがれたときに誰のものかわかるよう氏名を書いてから貼ります。インクがにじまないよう油性ペンを使い、表面に跡が出ないよう軽い筆圧で書くのがコツです。貼るときは、はがれにくいのりや両面テープを使い、写真欄の枠からはみ出さないよう位置を合わせてください。
顔写真の貼り忘れを防ぐ提出前チェックリスト
写真の貼り忘れは、「写真はあとで貼ろう」と先に記入だけ済ませたときに起きやすいミスです。書き終えた直後ではなく、封筒に入れる直前・ファイルを送信する直前に、次の項目を確認してください。
提出直前に確認すること
- 写真欄に写真が貼ってある(データなら画像が表示されている)
- 写真の裏に氏名を書いてある
- 写真が3か月以内に撮ったもので、サイズが写真欄に合っている
- 日付・氏名・連絡先など、ほかの空欄が残っていない
- 募集要項で写真の要否・提出形式(郵送・持参・データ)を確認した
複数の企業に応募する人は、証明写真を撮るときに必要枚数より2〜3枚多めに用意しておくと、急な応募や書き直しにも対応できます。就職活動を始めたばかりの学生は、新卒用の履歴書テンプレートで写真欄の位置とサイズを先に確認しておくと、撮影時のサイズ選びで迷いません。
写真を忘れたことに気づいて手が止まっているなら、今のうちに履歴書全体を見直しておくのが近道です。写真以外の記入漏れも一度に確認でき、再提出が必要になったときにもすぐ出せます。

まとめ
- 提出前に気づいた:証明写真機やコンビニプリントで当日中に用意して貼る
- 面接当日に気づいた:履歴書を渡す前に自分から伝え、郵送か持参かを確認する
- 郵送後・Web応募後に気づいた:当日〜翌営業日に電話かメールで伝え、再提出の方法を指示してもらう
- 評価を下げるのは貼り忘れより放置:早めの報告と解決策の提示で印象は立て直せる
- 代用写真は避ける:スナップの切り抜きやプリクラは逆効果。3か月以内の証明写真を使う
写真を貼り忘れても、気づいた時点で動けば挽回できます。まずは今の状況に合った対処から始めてください。
履歴書の顔写真を忘れた時に関するよくある質問
- 郵送後に、写真だけを後から送ってもいいですか?
-
自己判断で写真だけを送るのは避け、まず採用担当者に電話かメールで連絡して指示を仰いでください。写真だけが届くと、どの応募書類のものか照合する手間が生じます。「写真を貼った履歴書を再送する」「面接時に持参する」など、企業の指示に合わせるのが確実です。
- 面接会場に着く前に写真を用意できたら、その場で貼ってもいいですか?
-
受付に向かう前であれば、カフェや駅のベンチなどで貼ってから提出して問題ありません。のりや両面テープを持っていない場合は、コンビニで購入できます。待合室や面接官の前で貼るのは慌ただしい印象になるため、建物に入る前に済ませてください。
- 写真欄に「後日提出」と書いて出してもいいですか?
-
空欄のまま出すよりは意図が伝わりますが、おすすめはしません。提出前に気づいているなら、写真を用意して貼ってから出すのが基本です。どうしても間に合わない場合は、書き込みで済ませず、提出時に口頭やメールで事情を伝えてください。
- スマホで撮った写真を印刷して貼っても大丈夫ですか?
-
白い壁などの無地の背景で、正面から胸上を撮り、写真用紙に証明写真サイズで印刷したものであれば使えます。コンビニのマルチコピー機には証明写真のプリントメニューがあります。普通紙への印刷や、加工アプリで肌や輪郭を補正した写真は避けてください。
- 写真を忘れたことを連絡したら、かえって印象が悪くなりませんか?
-
連絡したことで評価が下がるケースは考えにくく、むしろ黙っているほうがリスクになります。採用担当者は、ミスに自分で気づき、早めに報告して解決策を示せるかを見ています。謝罪は簡潔にし、「再送します」「持参します」と次の行動を添えて伝えてください。

