LinkedInの履歴書は、プロフィール画面の「その他」から「PDFに保存」を選ぶだけでダウンロードできます。ただしデスクトップブラウザ限定の機能で、日本語のプロフィールのままだとレイアウトが崩れることもあり、そのまま提出していいか迷う方も少なくありません。この記事では手順と注意点、日本企業への提出可否を採用担当者の視点で解説します。
LinkedInの履歴書をPDFでダウンロードする方法【結論】
結論:プロフィール画面の「その他」から「PDFに保存」を選ぶだけ
LinkedInの履歴書をPDFでダウンロードする方法は、パソコンのブラウザで自分のプロフィールを開き、紹介文の下にある「その他」ボタンから「PDFに保存」を選択するだけです。職歴・学歴・スキル・自己紹介などプロフィールに入力済みの情報が、そのままPDF形式のレイアウトに自動で流し込まれます。
LinkedInプロフィールをPDF形式でダウンロードする手順
- パソコンのブラウザでLinkedInにログインし、自分のプロフィールページを開く
- プロフィール写真・名前の下にある「その他」ボタンをクリックする
- 表示されたメニューから「PDFに保存」を選択する
- ブラウザ下部または新しいタブにPDFが表示されるので、ファイル名を付けて保存する
操作自体は数十秒で終わります。保存されたPDFには職歴・学歴・スキル・資格・自己紹介文が、LinkedIn側があらかじめ用意したレイアウトで整形されて出力されます。
スマホアプリからはダウンロードできない・件数上限に注意
ダウンロード前に知っておきたい制限
- PDF保存はデスクトップブラウザ限定:LinkedInのモバイルアプリにはPDF保存機能がなく、スマホで作業する場合もブラウザ版へアクセスする必要がある
- ダウンロード件数に上限がある:自分以外のプロフィールをPDF保存する場合、1か月あたりの件数に上限が設けられている(自分自身のプロフィール保存は対象外)
- 非公開設定の項目は反映されない:プロフィール上で非表示にしている職歴・学歴はPDFにも出力されない
操作でつまずくとしたら、ほとんどの場合が「その他」ボタンをスマホアプリ上で探してしまうケースです。PDF保存機能を使いたいときは、パソコンかスマホのブラウザからLinkedInにアクセスしてください。
ダウンロードしたPDFはそのまま履歴書として提出していい?
手順自体は簡単ですが、多くの方が本当に知りたいのはここからです。LinkedInのPDFは、そのまま日本企業の選考に出せる場合と、出さないほうがいい場合がはっきり分かれます。判断の軸になるのは、応募先が採用選考で何を「型」として求めているかです。
採用担当者はここを見ている
- LinkedInのPDFは職歴・実績を並べる欧米式レジュメの構成で、日本の履歴書にある学歴欄・志望動機欄・証明写真の枠組みがない
- 日本企業の採用担当者は「決まった型で提出できているか」を書類の丁寧さの指標として見ていることが多い
- 外資系・IT・スタートアップなど英語での職務経歴に慣れた企業ほど、LinkedInのPDFをそのまま受け取っても違和感が出にくい
良い例(そのまま活用しやすいケース)
外資系企業や海外拠点のある企業、募集要項に「英文レジュメ可」「LinkedInのプロフィールでも応募可」と明記された求人。この場合、LinkedInのPDFを職務経歴書に近い書類として提出しても評価に響きにくいです。
NG例(そのまま出すと浮きやすいケース)
国内の一般企業に、指定の履歴書フォーマットを求められているにもかかわらずLinkedInのPDFをそのまま添付する。学歴欄・志望動機欄が抜け落ちたまま届くため、採用担当者に「募集要項を読んでいない」という印象を与えかねません。
応募先の指定に迷ったときは、LinkedInのPDFを職務経歴書の下書きとして扱い、日本の履歴書テンプレートに情報を転記する方法が安全です。具体的な転記先は後述します。
日本語プロフィールでPDFのレイアウトが崩れる原因と対処法
英語のプロフィールでは起きにくい問題として、日本語で作成したLinkedInプロフィールをPDF保存すると、フォントや行間が想定と違う形で出力されることがあります。原因を知っておくと、提出直前になって慌てずに済みます。
- フォントの置き換え:LinkedInのPDF生成システムが日本語フォントを想定していないため、閲覧環境によって別のフォントに置き換わり、文字間隔が不自然になることがある
- 長い日本語の見出しが折り返される:役職名や会社名が長いと、英語基準のレイアウト幅では改行位置がずれて読みにくくなる
- 自己紹介文の改行が保持されない:プロフィール入力時の改行がPDF化で詰まってしまい、段落の区切りが分かりにくくなる場合がある
提出前に確認したい3つの対処法
- PDF保存後、必ずパソコンでファイルを開き直して全ページの表示崩れがないか確認する
- 役職名・会社名は、可能な範囲で簡潔な表記に整えてからPDF化する
- 崩れが直らない場合は、PDFをそのまま使わず、内容を職務経歴書のテンプレートへ手作業で転記する
特に3つ目は見落とされがちです。LinkedInの出力形式にこだわらず、中身の職歴情報だけを取り出して日本の書式に流し込むほうが、結果的に採用担当者に読まれやすい書類になります。
LinkedInの経歴を日本の履歴書テンプレートに落とし込む方法
LinkedInのPDFを職務経歴の素材として使い、日本の履歴書・職務経歴書のフォーマットへ転記する方法を状況別に紹介します。応募先から様式指定がない場合は、以下のいずれかを軸にすると迷いません。
- 転職活動で複数社に応募する場合は、転職用の履歴書テンプレートにLinkedInの職歴情報を転記すると、応募先ごとの微調整がしやすくなります
- 様式指定がなく、無難な形式を選びたい場合は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートが最も安全な選択肢です
- 記載できる項目数を重視するなら、JIS規格に沿った履歴書テンプレートも選択肢に入ります
- LinkedInでエンジニア職のスキルを整理していた方は、エンジニアの職務経歴書テンプレートのほうが経歴の見せ方に合います
転記する際は、LinkedInの実績欄にある数字(担当件数・売上・改善率など)を削らずにそのまま移すことがポイントです。欧米式レジュメで培った「成果を数字で示す」書き方は、日本の職務経歴書でもそのまま評価につながります。
採用担当者はLinkedIn経由の書類のどこを見ている?
LinkedInのプロフィールを参考に書類を整えた応募者に対して、採用担当者が実際にチェックしているポイントを整理します。書式そのものより、次の3点が選考の印象を左右します。
採用担当者はここを見ている
- 職歴の実績が「担当した」で終わらず、数字や成果とセットで書かれているか
- LinkedInの英語的な表現をそのまま直訳せず、日本語として自然な文章に整えているか
- 志望動機・自己PRなど、LinkedInには存在しない項目が空欄のまま提出されていないか
NG例
LinkedInの自己紹介文(英語混じりの意訳調の文章)をそのままコピーして志望動機欄に貼り付ける。応募先の企業名や事業内容への言及がなく、使い回しだと一目で分かってしまいます。
LinkedInの情報はあくまで職歴の棚卸しデータです。応募先ごとに志望動機を書き直し、実績部分だけをLinkedInから流用する使い方が、採用担当者の印象を落とさない進め方といえます。
まとめ
- LinkedInの履歴書は、プロフィール画面の「その他」から「PDFに保存」を選ぶだけでダウンロードできる
- PDF保存はデスクトップブラウザ限定の機能で、スマホアプリからは操作できない
- 外資系・IT・スタートアップ以外の企業に提出する場合は、そのまま出さず日本の履歴書テンプレートへ転記するのが安全
- 日本語プロフィールはレイアウト崩れが起きやすいため、PDF化後は必ずパソコンで表示を確認する
- 実績を数字で示すLinkedInの書き方は、日本の職務経歴書に転記しても評価されやすい
手順自体は数十秒で終わりますが、提出先に合わせて中身を整える一手間が書類の印象を大きく左右します。
履歴書テンプレートの選び方をあわせて確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。



LinkedInの履歴書ダウンロードに関するよくある質問
- LinkedInの履歴書はスマホからダウンロードできますか?
-
LinkedInのモバイルアプリにはPDF保存機能がないため、アプリ上ではダウンロードできません。スマホで作業する場合は、アプリではなくスマホのブラウザでLinkedInにアクセスし、プロフィール画面の「その他」から「PDFに保存」を選ぶ必要があります。
- LinkedInのPDFをそのまま履歴書として提出しても大丈夫ですか?
-
外資系企業やIT・スタートアップなど、募集要項でLinkedInのプロフィールでの応募を認めている企業であれば問題ありません。一方、国内の一般企業で指定の履歴書フォーマットがある場合は、学歴欄・志望動機欄が欠けたまま届くため、日本の履歴書テンプレートへ転記してから提出するほうが安全です。
- 日本語のプロフィールをPDF化するとレイアウトが崩れるのはなぜですか?
-
LinkedInのPDF生成機能はもともと英語表記を想定した設計のため、日本語フォントが正しく反映されなかったり、長い役職名や会社名で改行位置がずれたりすることがあります。PDF保存後は必ずパソコンで開き直し、表示崩れがないかを確認してください。
- LinkedInにダウンロードした履歴書をアップロードすることもできますか?
-
できます。プロフィール編集画面や応募機能から、自分で作成した履歴書ファイル(PDF・Wordなど)をアップロードして、企業への応募時に添付することが可能です。ダウンロードとアップロードは別の機能なので、目的に応じて使い分けてください。

