履歴書の印刷サイズは、A3用紙に見開き1枚で印刷し、二つ折りにするのが正解です。自宅のプリンターがA4までしか対応していない場合は、A4用紙2枚に分けて印刷しても書類選考で不利にはなりません。この記事では、判型と印刷サイズの対応関係、コンビニでの設定手順、採用担当者が実際に減点している印刷ミスまでまとめます。
履歴書の印刷サイズはA3見開きが正解【結論】
A3(またはB4)に見開き1枚で印刷して二つ折りにする
市販の履歴書を思い出してください。開くと大きな1枚で、折り目を境に左が基本情報、右が志望動機や本人希望欄になっています。この状態がA3です。折りたたむとA4になります。
つまり「A4サイズの履歴書」とは、A3を二つ折りにしてA4になった状態を指します。ダウンロードしたテンプレートを印刷するときも、この市販品と同じ形に仕上げるのが最も自然です。
良い印刷設定
- 用紙サイズ:A3(B5判の履歴書ならB4)
- 倍率:100%・等倍(「用紙に合わせる」はオフ)
- 印刷面:片面のみ
- カラー:白黒でOK(写真を貼り付け済みのデータのみカラー)
A4用紙2枚に分けても書類選考に影響しない
家庭用プリンターの多くはA4までしか対応していません。この場合はA4用紙2枚に分けて印刷して問題ありません。用紙サイズが2枚に分かれていること自体を理由に落とす企業は、まず存在しないと考えて差し支えないためです。
ただし、2枚に分けたときだけ発生する失敗があります。A3を無理にA4へ押し込もうとして、全体が縮小されてしまうパターンです。
NG例
A3見開きのデータをA4用紙1枚に「用紙サイズに合わせる」で印刷し、見開き全体が70%程度に縮んだ状態で提出する。文字が小さくなり、証明写真の枠も規定の縦40mm×横30mmより小さくなるため、写真がはみ出すか枠が余ります。
採用担当者はここを見ている
- 用紙がA3かA4かは見ていない。読める状態かを見ている
- 縮小された履歴書は「様式を確認せずに出した書類」という印象に直結する
- 2枚に分かれている場合、順番とまとめ方でその人の段取りが見える
そもそも印刷前の様式選びで迷っている場合は、転職用の履歴書テンプレートのように用途が合ったものを使うと、印刷サイズの指定もそのまま流用できます。
履歴書のサイズは「A4判=A3見開き」「B5判=B4見開き」の2種類だけ
A4、B5、A3、B4と4つの名前が出てくるため混乱しますが、履歴書の判型は2種類しかありません。折った状態の呼び名と、印刷するときの用紙サイズが違うだけです。
| 履歴書の呼び名(折った状態) | 寸法 | 印刷する用紙サイズ(見開き) | 見開きの寸法 |
|---|---|---|---|
| A4判(主流) | 210×297mm | A3 | 297×420mm |
| B5判 | 182×257mm | B4 | 257×364mm |
迷ったらA4判(A3見開き)を選ぶ
企業から指定がなければA4判とB5判のどちらでも構いません。それでもA4判を勧める理由は3つあります。
- ビジネス文書がA4で統一されているため、ファイリングされたときに揃う
- 記入欄が広いので、職歴が多い人でも行を詰めずに済む
- 職務経歴書と同じサイズになるため、書類一式のサイズが混在しない
B5判が向くのは、アルバイトやパートの応募で職歴の記入量が少なく、余白が目立つのを避けたい場合です。応募先が学生アルバイトならアルバイト用の履歴書テンプレート、新卒の就職活動なら新卒用の履歴書テンプレートのように、記入欄が最初から用途に合っているものを選ぶと判型で悩む必要がなくなります。
履歴書をA3サイズで印刷する手順【自宅・コンビニ別】
自宅のプリンターで印刷する場合
A3対応プリンターがあるなら、印刷ダイアログで用紙サイズをA3に設定し、拡大縮小を「なし」または「100%」にします。WordやExcelのテンプレートは、印刷前にPDFへ書き出しておくとレイアウト崩れを防げます。
A4までしか対応していないプリンターで見開きデータを開いた場合、多くのソフトが自動で縮小をかけます。この自動設定を切ることが、自宅印刷で最も重要な操作です。
コンビニのマルチコピー機で印刷する場合
コンビニの複合機はA3・B4に対応しているため、自宅にA3プリンターがない人にはこちらが確実です。手順は3社ともほぼ共通しています。
- 履歴書をPDF形式で保存する
- 各社のプリントアプリまたは専用サイトにPDFを登録し、予約番号やQRコードを受け取る
- 店頭の複合機で番号を入力し、用紙サイズをA3に指定する
- A4見開き2ページのデータなら、詳細設定で「2枚を1枚」(2in1)をオンにしてA3出力する
- 印刷後、中央で二つ折りにする
料金は白黒で十分です。2026年7月時点の各社の白黒料金は以下のとおりです。
| チェーン | 白黒(B5〜A3) | 備考 |
|---|---|---|
| セブンイレブン | 20円 | ネットプリントの普通紙は全サイズ一律 |
| ローソン | コピー10円/文書プリント20円 | データ印刷は20円 |
| ファミリーマート | 10円 | コピー・プリントとも同額 |
各社公式サイトの料金表(2026年7月時点)をもとに作成。料金は改定される場合があります。
「2枚を1枚」の設定はチェーンごとに画面の位置が異なります。店頭で迷いたくない場合は、店舗別の操作手順を先に確認しておくと数分で終わります。

A4用紙2枚で印刷するときの正しい提出方法
A4用紙2枚で印刷する場合、大切なのは「バラバラの紙2枚」に見せないことです。採用担当者は届いた書類をコピーしたりファイルに綴じたりするため、扱いやすさがそのまま印象になります。
良い提出のしかた
- 氏名・写真のある面(1枚目)を上にして重ねる
- ゼムクリップで左上を留める
- クリアファイルに入れてから封筒へ入れる
NG例
2枚をホチキスで留めて提出する。外す手間がかかり、外した跡の穴が残るため、書類をスキャン・複製する側の負担になります。留めずにそのまま封入するのも、封筒の中で順番が入れ替わるため避けてください。
なお、A4用紙の裏表に印刷する両面印刷は避けます。採用担当者が裏面の存在に気づかないまま選考が進むリスクがあり、片面印刷が原則です。
印刷サイズより採用担当者が見ている3つのポイント
ここまで読んで「結局サイズで落ちることはあるのか」が気になっている方に、採用側の実感をお伝えします。用紙サイズが直接の不採用理由になることは、ほとんどありません。減点されるのは、サイズ選びの後ろにある設定ミスです。
1. 縮小印刷になっていないか
最も多い失敗です。履歴書の本文は10.5〜11ポイントで組まれているため、90%に縮むだけで9ポイント台になり、40代以上の担当者には読みにくい大きさになります。印刷後、定規で証明写真の枠を測ってください。縦40mm×横30mmであれば等倍で出ています。
2. 用紙が薄すぎないか
コピー用紙に印刷しても失礼にはあたりません。ただし一般的なコピー用紙は64g/㎡程度と薄く、裏の文字が透けたり折り目がヨレたりします。上質紙や厚手のインクジェット用紙(90g/㎡前後)に変えるだけで、手に取ったときの印象が変わります。

3. 折り目が本文にかかっていないか
A3で印刷したあと、中央からずれた位置で折ると、折り目が志望動機の文字を横切ります。印刷面を外側にして、用紙の端を合わせてから折ってください。三つ折りにするとファイリング時に開きにくくなるため、二つ折りが基本です。

官公庁や一部の企業では様式が指定されることがあります。指定がある場合はそちらが優先されるため、JIS規格に沿った履歴書テンプレートのように、規格が明示されたものを使って印刷してください。
まとめ
- 履歴書の印刷サイズはA3見開き(B5判ならB4)に等倍で印刷し、二つ折りにする
- A4用紙2枚でも選考には影響しない。写真のある面を上にしてクリップで留める
- コンビニならA3対応の複合機で「2枚を1枚」設定を使い、白黒10〜20円で出力できる
- 減点されるのはサイズではなく、縮小印刷・薄い用紙・両面印刷といった設定ミス
印刷が終わったら、証明写真の枠を定規で測って40×30mmになっているか確認してください。それだけで縮小事故は防げます。
履歴書の印刷サイズに関するよくある質問
- 履歴書をA4用紙2枚で提出すると落とされますか?
-
落とされません。A3対応プリンターがない応募者は多く、採用側も2枚での提出を想定しています。氏名と写真のある面を上にしてクリップで留め、順番が入れ替わらないようにすれば問題ありません。
- 履歴書はA4とB5のどちらを選ぶべきですか?
-
指定がなければどちらでも構いませんが、迷ったらA4判です。ビジネス文書がA4で統一されていること、職務経歴書とサイズが揃うこと、記入欄が広いことが理由です。B5判は職歴が少なく余白を減らしたい場合に向きます。
- コンビニでA3印刷するといくらかかりますか?
-
2026年7月時点で、白黒であればファミリーマートが10円、セブンイレブンのネットプリントとローソンの文書プリントが20円です。履歴書は白黒印刷で問題ないため、1枚あたり20円以内で仕上がります。
- 履歴書を両面印刷してもいいですか?
-
避けてください。採用担当者が裏面に気づかないまま選考が進むおそれがあり、コピーやスキャンの手間も増えます。A3見開き1枚の片面印刷か、A4用紙2枚の片面印刷にしてください。
- 普通のコピー用紙に印刷しても大丈夫ですか?
-
コピー用紙でも失礼にはあたりません。ただし64g/㎡程度の薄い紙は裏写りや折れが目立つため、上質紙や90g/㎡前後の厚手用紙を選ぶと仕上がりが安定します。

