学歴・職歴欄は、正式名称で古い順に書き、職歴の最後だけ「以上」で閉じるのが正解です。中退は「中途退学」、在職中は「現在に至る」の次行に「以上」を置きます。派遣・空白・短い在籍も、この欄の1行で先に決まります。日付・氏名の前に手が止まっている場合は、先に履歴書の基本的な書き方(完全ガイド)を見てください。
学歴・職歴欄の正解|どこから書いて、何で閉じるか
1行目の中央に「学歴」、書き終わったら1行空けて中央に「職歴」です。「以上」は職歴の末尾だけに置き、学歴の直後には書きません。
| 項目 | 正解 | よくある誤り |
|---|---|---|
| 学歴の起点 | 新卒は中学卒業から。転職は高校卒業からで足りることが多い | 小学校から書く/最終学歴だけ書く |
| 名称 | 学校名・会社名は略さない。株式会社も正式名称 | (株)、○○高、中退を卒業と書く |
| 並び | 古い順。年号は西暦か和暦で統一 | 新しい順、西暦と和暦の混在 |
| 締め | 在職中は「現在に至る」→右寄せ「以上」。離職中は退職理由→「以上」 | 学歴の後にも「以上」を置く |
採用担当者はここを見ている
- 中退や短い職歴を、卒業や在籍に見せていないか
- 社名・学校名が略されておらず、年号が揃っているか
- 在職中なのに「以上」だけで終わり、今どこにいるか分からない状態になっていないか
氏名・住所・日付は基本情報欄の書き方にまとめているので是非ご覧ください。
学歴はどこから・正式名称で書く
学歴は入学と卒業を対にして、学部・学科まで正式名称で書きます。どこから書くかは応募先で分かれますが、中学卒業から書けば足りないことはほぼありません。
良い書き方(大学)
20XX年4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学
20XX年3月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 卒業
NG例
○○大 ○○学部卒、私立を省く、学部だけ書いて学科がない。正式名称が欠けていると、同じ大学でも学科が分からず確認の手間になります。

中退・編入・卒業見込み
中退は隠すと学歴詐称になります。入学の次行に同じ学校名を置き、「中途退学」と書くのが基本です。理由は「家庭の事情により」など短く添える程度で足ります。
良い書き方(中退)
20XX年3月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 中途退学(進路変更のため)
NG例
入学だけ書いて卒業行を消す、中退を卒業と書く。卒業年だけ合わせても、在籍期間と卒業資格が食い違うと後から確認されます。
職歴は雇用形態が分かる1行にする
職歴は入社と退職を対にし、会社名は登記上の正式名称です。派遣は派遣元を先に書き、契約・パートも雇用形態が残るようにしてください。短い期間でも、在籍した会社は省略しないのが原則です。
派遣先だけ書いて派遣元がないと、正社員経験に見えます。転籍や社名変更は、勤務先名称の記事で正式な1行を確認してください。

退職理由・空白期間の書き方
自己都合なら「一身上の都合により退職」が基本です。空白が3ヶ月を超えると、何をしていたかの一言がない履歴書は後回しにされやすいです。試用期間で辞めた職歴を消すと、在籍の事実と食い違います。
「現在に至る」と「以上」の使い分け
「現在に至る」は、今その会社に在籍しているときだけ使います。離職中は退職理由の次行に右寄せで「以上」だけ置きます。学歴の直後に「以上」は不要です。
| 状況 | 書き方 |
|---|---|
| 在職中 | 最後の職歴の次行左寄せ「現在に至る」。その次行右寄せ「以上」 |
| 退職日が決まっている | 「現在に至る」の横か次行に退職予定を添える |
| すでに退職 | 「一身上の都合により退職」の次行右寄せ「以上」。「現在に至る」は使わない |
| 職歴なし | 「職歴」の次行に「なし」。その次行右寄せ「以上」 |
良い書き方(在職中)
20XX年4月 株式会社○○ 入社
現在に至る
(右寄せ)以上
NG例
学歴の直後に「以上」を置く、在職中なのに「以上」だけで閉じる、職歴と「以上」の間に空行を残す。空行があると、書き漏らしに見えます。

状況別の詳しい書き方
学歴・職歴欄で迷いやすいケースは、欄の基本ルールを押さえたあと、状況ごとの記載例で確認すると手が止まりにくくなります。
アルバイトを学歴欄と職歴欄のどちらに置くか迷うときは、判断基準と記載例を分けて確認できます。

中退は「中途退学」と書き、入学と退学の年月を両方残します。高校・専門・大学・短大の型は共通です。

通信制大学の中退も学歴欄に残し、通信教育課程または通信教育部を正式名称に添えます。

放送大学は教養学部教養学科の1学部1学科です。全科履修生の入学だけを学歴にします。

英文履歴書では学位名を書かず、在学期間とwithdrewで中退を示します。

除籍でも履歴書は基本「中途退学」です。証明書提出や懲戒のときだけ「除籍」と事実記載します。

職歴欄に会社が入りきらないときは、会社を消さず、用紙・1行化・職務経歴書の順で収めます。

看護師は入職・退職で書き、病院名は残します。病棟の詳細は職務経歴書へ移します。

派遣は派遣元ごとにまとめ、登録・就業・派遣期間満了で書きます。

資格欄の「以上」は最後の資格の次行右端です。資格なしは「特になし」の次に置きます。

自営業の英文はOwnerやFreelanceと屋号・期間で書きます。和文の開業行と対応させます。

まとめ
- 学歴は正式名称・古い順。中退は中途退学と書く
- 職歴は入社と退職を対にし、派遣元など雇用の枠を残す
- 「以上」は職歴の末尾だけ。在職中は先に「現在に至る」
- 他の欄の順番は履歴書の基本的な書き方(完全ガイド)から戻る
写真や住所の前に、学歴・職歴の1行を先に確定してください。全体の型は履歴書の書き方完全ガイドにあります。
学歴・職歴欄に関するよくある質問
- 学歴は中学から書かないと落ちますか。
-
新卒は中学卒業からが無難です。転職で欄が足りないときは高校卒業からでも通ることが多いです。最終学歴だけだと、浪人や編入の年が追えません。
- 1ヶ月で辞めた会社は書かなくてもよいですか。
-
在籍した事実がある会社は書くのが原則です。試用期間でも、書かない判断は社会保険の加入記録と食い違うことがあります。
- 学歴の後にも「以上」を書きますか。
-
書きません。学歴の次は1行空けて「職歴」です。「以上」は職歴を書き終えた位置だけに置きます。
- 在職中と離職中で、締めの言葉はどう違いますか。
-
在職中は「現在に至る」の次に「以上」です。離職中は退職理由の次に「以上」だけで、「現在に至る」は使いません。

