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厚生労働省 職務経歴書テンプレートを採用に通る形で使う方法

厚生労働省 職務経歴書テンプレートを採用に通る形で使う方法

この記事では、厚生労働省が提供する職務経歴書テンプレートの種類・ダウンロード方法と、採用担当者が書類選考で実際に確認しているポイントを解説します。テンプレートを入手するだけでなく、書類選考を通過できる形に仕上げるための書き方まで網羅します。

目次

厚生労働省が提供する職務経歴書テンプレートの種類と入手先

「厚生労働省の職務経歴書テンプレート」と一口に言っても、提供されているものは複数あります。目的に応じて使い分けが必要です。主に「ジョブ・カード(職務経歴シート)」と「ハローワーク提供の書き方パンフレット」の2種類が代表的です。

ジョブ・カードの職務経歴シートとは

厚生労働省が公式運営する「マイジョブ・カード」サイト(job-card.mhlw.go.jp)から、職務経歴書に相当する「職務経歴シート」を無料でダウンロードできます。Word形式・PDF形式の両方が用意されています。

ジョブ・カードは複数のシートで構成されていますが、転職活動で職務経歴書として使えるのは主に「職務経歴シート」です。記載する主な項目は以下の通りです。

  • 職務の概要:これまでの仕事経験の要約(3〜5行程度)
  • 職務経歴の詳細:在籍企業・期間・業務内容・実績
  • 保有資格・免許:業務に関連するもの
  • 自己PR:強み・アピールポイント

ただし、ジョブ・カードの職務経歴シートは就職支援・職業訓練の申請用途を想定したフォーマットです。一般企業への転職応募では、レイアウトが標準的な職務経歴書と異なって見える場合があるため、後述する汎用テンプレートとの使い分けを検討してください。

ハローワーク公式サイトの書き方パンフレット

ハローワークインターネットサービス(hellowork.mhlw.go.jp)では、職務経歴書の書き方を解説したパンフレットとワークブックをPDFで無料公開しています。空欄のテンプレートそのものではなく、「書き方の手引き」として機能するものです。

パンフレットには記入例・チェックポイント・使えるキーワード集が掲載されており、これを読みながら自分の経歴を整理する使い方が一般的です。別冊ワークブックはマスターシート方式で、自分のキャリアを棚卸しするための下書きノートとして活用できます。

採用担当者はここを見ている

  • フォーマットが厚生労働省様式かどうかは採用判断に影響しない。見ているのは中身だけ
  • ハローワーク添削を経た書類に多いのが「型は整っているが成果・数値がない」状態
  • 書類を開いた最初の10秒で「読み進める価値があるか」を判断している

Word・PDF・Excel、提出形式の使い分け

テンプレートを入手したら、提出形式をどれにするか判断します。

形式向いている場面注意点
Word自由にレイアウトを編集したい場合受信側の環境でフォントや行間が崩れる可能性がある
PDFメール添付・オンライン応募全般Wordで作成→PDF変換で提出するのが最も安全
Excelスキルシート型・プロジェクト一覧型採用担当者がExcelを開けない環境もある

特に指定がない場合はPDF形式での提出が標準です。Wordのまま送付すると、先方のフォント設定によってレイアウトが崩れ、採用担当者に読みにくい書類として印象が残るリスクがあります。Wordで完成させた後、「名前を付けて保存」または「エクスポート」でPDF変換してから送付するのが最も確実です。

履歴書のテンプレートについても合わせて確認したい場合は、履歴書テンプレートの選び方と注意点もあわせて確認してください。

テンプレートの形式選び|採用担当者が見る「フォーマットの判断軸」

職務経歴書のフォーマット(形式)は、自分の職歴パターンによって選ぶべきものが変わります。採用担当者の視点では「読みにくいフォーマット」そのものが書類のマイナス要因になるため、内容を書き始める前に形式の選択を確認してください。

転職なら逆編年体式が基本

転職活動で職務経歴書を提出する場合、最も直近の職歴から書き始める「逆編年体式」が標準的な選択です。

採用担当者が最も知りたいのは「今のあなたが何をできるか」です。逆編年体式であれば現職(または直近の前職)の業務内容がページの冒頭に来るため、担当者がすぐに応募者の現在のスキルレベルを把握できます。転職回数が少なく、キャリアが一本道でつながっている方はこの形式が最適です。

編年体式・キャリア式・スキルシート式の使いどころ

逆編年体以外の形式が適しているケースを整理します。

形式特徴向いている人
逆編年体式直近の職歴から書く転職回数が少ない・職歴が一本道
編年体式過去から現在の順に書く新卒・第二新卒・キャリアの積み上げを見せたい場合
キャリア式職種・業務の種類ごとにまとめる転職回数が多い・複数職種を経験している
スキルシート式プロジェクト単位で記載ITエンジニア・プロジェクト型業務が中心の職歴

転職回数が多い方がキャリア式を選ぶのは有効な手法ですが、「なぜこの形式で書いたか」を採用担当者が理解できる構成にする必要があります。職務要約欄で「〇〇分野を軸に〇年のキャリアを積んできた」と一言添えると、担当者がフォーマットの意図を読み取りやすくなります。

職務経歴書を効率よく作りたい場合は自動作成ツールも選択肢になります。職務経歴書の自動作成ツールの選び方と注意点もあわせて確認してください。

採用担当者が30秒で判断する「職務要約欄」の書き方

職務経歴書の冒頭に置く「職務要約」は、採用担当者が最初に読む項目です。多くの採用担当者は書類を開いて最初の職務要約を30秒以内に読み、「詳しく見る価値があるか」を判断します。テンプレートを正しく使っていても、ここがうまく書けていない書類が大半です。

職務要約で落とされる人の書き方パターン

採用担当者が「読むのをやめる」と感じる職務要約には、共通した特徴があります。

NG例

「新卒から現在まで10年間、営業職として勤務しています。最初の5年は法人営業を担当し、その後マネージャーに昇格しました。現在は部下3名のマネジメントをしながら、日々営業活動に励んでいます。」

このNG例の問題点を整理します。

  • 成果・数値がゼロ:「営業をやっていた」という事実しか伝わらない
  • 「日々〜に励んでいます」:謙遜と自己卑下が混在し、印象が弱い
  • 応募企業との関連が見えない:なぜこの会社に応募しているのかが読み取れない

採用担当者が読み進める職務要約の作り方

職務要約は「職歴の要約」ではなく「自分の市場価値の宣言文」です。以下の3要素を盛り込むことで、採用担当者が読み進める文章になります。

  • ①キャリアの軸:何をやってきた人か(業種・職種・年数)
  • ②代表的な数値成果:何を達成したか(売上・件数・改善率など)
  • ③応募先への接続:その経験を何に活かしたいか

良い例文

「法人向けITソリューション営業を10年経験しました。担当顧客50社、年間売上1.2億円の実績があり、直近3年間はメンバー3名のチームリーダーとして採用・育成も担当しています。貴社の中堅製造業向け新規開拓フェーズで、これまでの提案力とチームマネジメント経験を活かしたいと考えています。」

この例文では①法人ITソリューション営業という軸、②売上1.2億円・担当50社という数値、③新規開拓フェーズへの接続、の3要素がすべて含まれています。職務要約は3〜5行(200〜300文字)にまとめるのが目安です。長すぎると採用担当者が読むのをやめるリスクが上がります。

状況別の職務要約例文

自分の状況に合わせた職務要約の例文を確認してください。

事務職からの転職(5年経験)

「一般事務として5年間、請求書処理・スケジュール管理・電話対応を担当しました。月間処理件数250件以上の請求業務をミスゼロで管理した実績があります。現在は経理システムの一部操作も担当しており、バックオフィス全般のオペレーション改善に関わっています。」

転職回数が多い場合(4社目・異業種挑戦)

「小売・飲食・コールセンターの3業種で計8年間、接客・顧客対応を中心に経験を積んできました。どの職場でも顧客満足度アンケートの上位評価を継続的に受けており、顧客の課題を会話の中から引き出す力が強みです。異なる業種でも共通する顧客対応の本質を、貴社のサービス業務に活かしたいと考えています。」

テンプレートの各項目を採用に通る形で埋める方法

テンプレートの各項目には、採用担当者がそれぞれ確認しているポイントがあります。空欄を埋めることを目標にするのではなく、採用担当者が知りたい情報を的確に伝えることを意識してください。

会社概要欄(事業内容・規模の書き方)

職務経歴書に会社概要欄がある場合、多くの人が「会社のホームページに書いてある内容をそのままコピーする」という方法をとります。しかし採用担当者は、会社の案内文を読みたいのではなく「この人がどんな規模・業種の会社で働いていたか」を把握するために会社概要欄を読んでいます。

  • 会社名と業種:業界が伝わる表現で(例:「BtoB向けERPパッケージ開発・販売」)
  • 従業員数・売上規模:会社の規模感を数値で(例:「従業員数約350名、年商80億円規模」)
  • 自分の所属部署:組織内での立ち位置が伝わるよう(例:「営業部第2グループ・マネージャー(メンバー5名)」)

職務経歴欄|数値で成果を語る鉄則

職務経歴欄は「何をしていたか」を書く場所ではなく、「何を達成したか」を証明する場所です。採用担当者が書類を読む際、最も注目するのが業務内容に添えられた数値・成果・変化量です。

NG例

「新規顧客への営業活動を担当し、チームのメンバーをまとめながら業務を遂行しました。お客様の課題をヒアリングし、提案書を作成して提出することが主な業務です。」

良い例文

「新規法人顧客への提案営業を担当(担当件数:月15件)。入社2年目で担当件数を1.5倍に増やし、3年目に前年比120%の年間売上1.2億円を達成。製造業向けセミナーの企画・登壇も担当し、参加企業52社のうち8社が受注に至った。」

「具体的な数値がない」という人ほど、「数値化できない業務だから」と思いがちですが、業務の量(処理件数・担当社数)・品質(エラー率・顧客満足度)・改善の度合い(前年比・削減率)など、意識すれば数値に置き換えられる情報は必ず存在します。

スキル・資格欄の並べ方と記載優先順位

資格・スキル欄は「持っている資格をすべて書く場所」ではありません。応募先の業務に関連するものを上位に置き、業務外の資格は最後にまとめるのが採用担当者に伝わりやすい並べ方です。

  • 優先順位①:応募職種・業界に直接関連する資格(例:営業応募なら中小企業診断士、FP)
  • 優先順位②:汎用性の高いビジネス系資格(TOEIC・日商簿記など)
  • 優先順位③:PCスキル(Excel・Wordのレベル表記)
  • 最後に:取得から10年以上の非関連資格、普通自動車免許など

自己PR欄の仕上げ方

自己PR欄では、「自分がどんな強みを持つ人か」を採用担当者に伝えます。よく見られる失敗は「コミュニケーション力があります」「チームで協力して仕事をするのが得意です」といった抽象的な表現で終わっていることです。採用担当者が確認しているのは「その強みを裏付ける具体的なエピソードがあるか」です。

以下の3ステップで書くと、抽象から具体へ変えられます。

  1. 強みの一言宣言:「私の強みは〇〇です」(例:「課題の原因を深堀りして根本解決する力があります」)
  2. 根拠となるエピソード:具体的な場面・数値・行動(例:「前職でコールセンター対応のクレームが月80件あったとき、原因分析を提案し3か月でシステム改修まで実施した結果、クレームを月25件まで削減できました」)
  3. 応募先への接続:その強みをどう活かすか(例:「貴社でも、顧客不満の根本を見つけてサービス改善に繋げることに貢献できると考えています」)

書類のクオリティを上げるために、転職エージェントやプロの添削サービスを活用することも選択肢のひとつです。職務経歴書の添削サービスを選ぶ際のポイントもあわせて確認してください。

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テンプレートを使っても落ちる人が犯している3つのミス

厚生労働省や転職サイトのテンプレートを使っても書類選考を通過できない場合、原因はフォーマットではなく記載内容にあります。よく見られる3つのミスを確認してください。

ミス①テンプレートの項目を「埋める」ことが目標になっている

テンプレートを使い始めると、空欄を埋めることに意識が集中しやすくなります。しかし採用担当者が読みたいのは「書いてある内容」です。

特に多いのが「職務経歴欄にとにかく業務を羅列して埋めた」状態です。業務を網羅的に書いても、採用担当者には「この人が何が得意で、どんな成果を出したのか」が伝わりません。業務の量より、代表的な業務を3〜5つ選んで深掘りするほうが伝わります。

ミス②業務内容が「事実の列挙」で終わっている

「〇〇業務を担当しました」「〇〇の対応をしていました」という書き方が続く職務経歴書は、採用担当者に「この人が何を達成したのかわからない書類」として処理されます。

採用担当者が注目するのは「その業務の中で、あなたはどんな判断をして、どんな結果を出したか」です。書類選考を通過している職務経歴書には、業務内容の記述の後に必ず「その結果〇〇を達成した」「〇〇の改善に繋がった」という一文が添えられています。

ミス③応募先に合わせたカスタマイズをしていない

同じ職務経歴書を複数の企業にそのまま使い回している場合、採用担当者からすると書類を見ればわかります。その会社の事業内容・求める人物像に合わせた言葉が使われていない書類は、「とりあえず応募した」という印象を与えます。

カスタマイズとは一から書き直すことではありません。以下の3か所を応募先に合わせて変えるだけで、印象が大きく変わります。

  • 職務要約の最終文:「貴社の〇〇に自分の経験を活かしたい」という接続文
  • スキル・資格欄の並び順:応募先の業務に関連するスキルを上位に
  • 自己PR欄の最後の一文:応募先での貢献イメージを具体的に記述

採用担当者はここを見ている

  • 「うちの会社のことを調べた上で書いてくれているか」を職務要約と自己PRで確認している
  • 汎用的な書類でも内容が良ければ通過させるが、カスタマイズされた書類との差は面接での質問の深さに影響する
  • 転職回数が多い・ブランクがある場合は、カスタマイズの度合いが通過率に直結する

職務経歴書全体の書き方について、より詳しく知りたい場合は職務経歴書の書き方と書類で落とされる理由の解説もあわせて確認してください。

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まとめ

  • 厚生労働省の職務経歴書テンプレートは、ジョブ・カード(マイジョブ・カードサイト)とハローワーク提供のパンフレットがメインの入手先
  • 転職には逆編年体式が基本。転職回数が多い・複数職種の経験がある場合はキャリア式も有効
  • 採用担当者が最初に見る職務要約は「①キャリアの軸 ②数値成果 ③応募先への接続」の3要素で構成する
  • 職務経歴欄は「業務の列挙」ではなく「成果と数値のある証明」として書く
  • テンプレートを複数企業に使い回す場合は、職務要約・スキル欄・自己PRの3か所だけでも応募先に合わせて調整する

テンプレートの形式より、中に書く内容が書類選考の結果を左右します。公式テンプレートを活用しつつ、採用担当者が読みたい情報を的確に配置することを意識して仕上げてください。

厚生労働省 職務経歴書テンプレートに関するよくある質問

厚生労働省の職務経歴書テンプレートはどこからダウンロードできますか?

厚生労働省が提供する職務経歴書に相当するテンプレートは、「マイジョブ・カード」サイト(job-card.mhlw.go.jp)からダウンロードできます。Word形式とPDF形式が用意されており、「職務経歴シート」が職務経歴書として活用できます。また、ハローワークインターネットサービスでは職務経歴書の書き方を解説したパンフレットとワークブックを無料で公開しています。

逆編年体式・編年体式・キャリア式のどれを選べばいいですか?

転職活動では「逆編年体式(直近の職歴から書く形式)」が最も一般的で、採用担当者も読み慣れています。転職回数が少なく職歴が一本道でつながっている場合はこれを選んでください。転職回数が多い・複数職種を経験している場合は「キャリア式(業務の種類ごとにまとめる)」も選択肢になります。

職務経歴書はWordとPDF、どちらで提出すればいいですか?

特に指定がない場合はPDF形式での提出が基本です。Wordのまま送付すると受信側の環境によってフォントや行間が崩れ、読みにくい書類になるリスクがあります。Wordで作成した後、「エクスポート」または「印刷→PDFとして保存」でPDF変換してから送付するのが最も確実な方法です。

職務経歴書は何枚まで書いていいですか?

一般的には2枚(A4・2ページ)が標準です。経験が豊富で記載事項が多い場合は3枚まで許容されますが、3枚を超えると採用担当者が読みきれないリスクが上がります。重要度が低い職歴・資格は省略し、応募先に関連する情報に絞ることを優先してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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