インターンのエントリーシートは、結論を最初に書き、具体的なエピソードと数字を添えるのが正解です。アルバイトやサークルの経験しかなく書くことがないと感じている人でも、行動の順序を整理すれば内容は作れます。自己PR・ガクチカ・志望動機の例文と、採用担当者が見ている落ちるESの共通点まで解説します。
インターンのエントリーシートは「結論→エピソード→数字」で書くのが正解
結論
インターン選考のエントリーシートは、まず設問への答えを一文で言い切り、そのあとに根拠となるエピソードと数字を続ける構成が最も評価されやすい形です。長い前置きから書き始めると、担当者が最後まで読む前に要点を見失います。結論・エピソード・数字の3点がそろっているかを、書き終えたあとに必ず見直してください。
基本の書き方3ステップ
- 結論を一文で書く:「私の強みは〇〇です」のように設問にそのまま答える一文から始める
- エピソードで裏付ける:状況・自分の行動・結果の順で、固有名詞と具体的な行動を書く
- 数字とその企業での再現性を添える:人数や期間、成果を数字にし、応募先でどう活かせるかまで書く
自己PR例文(部活・サークルの場合)
良い例文
私の強みは、意見の対立を整理して合意点を見つける調整力です。テニスサークルの部長として、練習方針をめぐり初心者組と経験者組の意見が割れた際、双方の希望を聞き取ったうえで週2回を技術別練習、週1回を全体練習に分ける案を提案しました。結果として退部者が前年の5人から0人に減り、部員は32人から41人に増えました。この経験で培った立場の異なる相手の希望を具体的な仕組みに落とし込む力を、貴社のインターンでチームでの企画立案に活かしたいと考えています。
NG例
私はコミュニケーション能力に自信があります。サークル活動やアルバイトを通じて多くの人と関わり、協調性を身につけました。貴社のインターンでもこの力を発揮したいです。具体的な状況・行動・数字がなく、誰にでも当てはまる内容になっている点がNGです。
採用担当者はここを見ている
- 強みが一文で言い切られているか、設問とずれていないか
- 行動の理由(なぜその選択をしたか)まで書かれているか
- 数字や固有名詞があり、話を盛っていないと感じられるか
ガクチカ例文(アルバイトの場合)
良い例文
学生時代に力を入れたことは、カフェのアルバイトでの客単価改善です。開店から半年、リピーターは多いものの客単価が伸び悩んでいたため、注文の多いドリンクの組み合わせを調べ、レジ横に軽食とのセット提案カードを設置することを店長に提案しました。導入後3か月で客単価は平均620円から710円に上がりました。現状の課題を数字で把握し、小さな改善を積み重ねる姿勢を、貴社のインターンでも活かしたいです。
NG例
アルバイトを2年間続け、接客の大変さを学びました。お客様に喜んでもらえるよう毎日頑張りました。「頑張った」で終わり、何をどう変えたのかが書かれていないため、行動の中身が伝わりません。
志望動機例文(業界研究をアピールする場合)
良い例文
貴社を志望する理由は、現場の情報を職人と発注者の双方に届ける仕組みづくりに関わりたいからです。授業で建設業の人手不足について調べる中で、若手の定着率が現場ごとの情報格差に左右されている実態を知りました。貴社が展開する現場向けの情報発信サービスは、この課題に直接向き合っていると感じ、インターンを通じて実際の企画プロセスを学びたいと考えています。
NG例
貴社は業界大手で成長性があり、社員の方々も魅力的だと感じたため志望しました。インターンを通じて多くのことを学びたいです。どの企業にも使い回せる内容で、なぜその企業でなければならないのかが伝わりません。
本選考のESと何が違う?インターンES特有のポイント
インターン選考のエントリーシートは、本選考に比べて完成度そのものよりも準備量と本気度が見られる傾向があります。実績の大きさで差がつきにくい分、自己分析や企業研究をどこまで進めているかが評価の分かれ目になります。
| 比較項目 | インターンES | 本選考ES |
|---|---|---|
| 重視される点 | 準備量・本気度・伸びしろ | 実績の完成度・再現性 |
| 設問数 | 比較的少なめ | 多め・深掘り質問あり |
| 志望動機の書き方 | その業界・企業への関心の理由が中心 | 入社後のキャリア像まで求められやすい |
志望動機や自己PRを本選考でそのまま使い回すこと自体は問題ありませんが、応募する企業やインターンの内容に合わせて、冒頭の結論部分だけは書き換えることをおすすめします。本選考に進む段階になると新卒用の履歴書テンプレートの提出も求められるため、早めに書式を確認しておくと安心です。

「書くことがない」人でもESを埋める方法
アルバイトやサークルすらしていない、または途中でやめてしまったという理由で「書くことがない」と感じる人は少なくありません。しかし採用担当者が見ているのは経験の大きさではなく、日常の小さな判断をどう説明できるかです。以下の視点で振り返ると、エピソードは見つかります。
- 授業やゼミで、締め切りに間に合わせるために工夫したこと
- 単発のアルバイトや家事分担で、効率化のために変えたやり方
- 資格取得やオンライン講座で、続けるために立てた計画
良い例文(アルバイト経験しかない場合)
特別な実績はありませんが、コンビニのアルバイトで発注業務を任された際、廃棄が多かった惣菜パンの発注数を天候データと照らし合わせて見直し、廃棄率を月平均18%から9%に下げました。大きな役職や大会実績はなくても、目の前の課題に数字で向き合った経験として伝えられます。
設問の答えがどうしても思い浮かばない場合は、いきなり清書せず箇条書きで行動を書き出し、あとから結論と数字を足していく順番のほうが進めやすくなります。書式に迷ったときは志望動機なしの履歴書テンプレートで構成の型を確認するのも一つの方法です。
採用担当者はここを見ている|落ちるESの共通点
エントリーシートで落ちる原因は、経験の少なさよりも書き方のずれであることが多くあります。次のいずれかに当てはまっていないか、提出前に見直してください。
落ちるESに共通するNGパターン
- 設問に対して結論がずれている、または結論がない
- エピソードが抽象的で、行動の中身が説明されていない
- 志望動機がどの企業にも当てはまる内容になっている
- 記入欄に空白が多く、文字数の8割に満たない
- 誤字脱字や話し言葉が残ったまま提出されている
提出直前は自分では気づきにくい誤りが増えるため、書き終えてから一晩置いて読み返すか、友人や大学のキャリアセンターに一度目を通してもらうと、抽象的な表現やずれに気づきやすくなります。

エントリーシートの写真・提出マナー
内容がどれだけ整っていても、写真や提出方法のマナー違反があると第一印象で損をします。基本のルールを確認しておきましょう。
- 写真:撮影から3か月以内、スーツまたは襟付きの服装、正面を向いたもの
- データ提出:ファイル名に大学名と氏名を入れ、指定形式(PDF等)で提出する
- 郵送提出:白色の封筒に「エントリーシート在中」と朱書きし、締め切りまでに必着させる
手書きでの提出を求められた場合、履歴書の書式にも慣れておくと迷いません。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートやJIS規格に沿った履歴書テンプレートを手元に用意しておくと、急な提出依頼にも対応しやすくなります。

まとめ
- 結論→エピソード→数字の順で書くと、内容が伝わりやすくなる
- 経験の大小より、行動の理由と数字を具体的に書けているかが重要
- 志望動機は結論部分だけでも企業ごとに書き換える
- 写真・提出方法のマナーも合否に影響する
書き終えたら一度声に出して読み、設問とのずれや空白が残っていないかを確認したうえで提出してください。
エントリーシート インターンに関するよくある質問
- インターンのエントリーシートは本選考と同じ内容で使い回していい?
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骨格は使い回しても問題ありません。ただし冒頭の結論部分は、応募する企業やインターンの内容に合わせて書き換えると、内容が刺さりやすくなります。
- アルバイトの経験しかない場合、何を書けばいい?
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役職や実績がなくても、業務の中で気づいた課題とその対処を数字で説明できれば十分な素材になります。日常の小さな判断を振り返ってみてください。
- エントリーシートの写真は自撮りでもいい?
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証明写真機や写真店での撮影が基本です。自撮りは背景や光の加減で印象が下がりやすいため、避けたほうが無難です。
- エントリーシートの文字数は何割くらい埋めればいい?
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指定文字数の8割以上を目安に埋めてください。空白が目立つと、準備不足という印象につながります。

