エントリーシートの誤字は、一箇所だけなら選考に大きく影響しないケースがほとんどです。ただし、氏名や企業名の間違い、複数の誤字が重なると評価を下げる要因になります。提出前に気づいた場合と、メール・郵送・Web提出後に気づいた場合とでは取るべき対応が異なるため、状況別の正しい対処法と訂正のルールを解説します。
エントリーシートの誤字は状況別に対処法が変わります
結論:一箇所の誤字だけで即不採用になることはまれ
採用担当者は日々何十枚ものエントリーシートに目を通しており、軽微な誤字を一つ見つけたからといって、その場で不採用にすることはほとんどありません。見ているのは誤字の有無そのものよりも、経験や人柄が伝わる文章になっているかどうかです。
ただし、氏名・企業名・日付といった致命的な誤字や、コピペの跡が残ったままの誤字が複数あると、「注意力が散漫」「志望度が低い」という印象につながります。同水準の候補者と比較されたとき、誤字の有無が最後の決め手になることもあるため、気づいた時点で放置せず対処することが大切です。
状況別の対処法
| 気づいたタイミング | 対処法 |
|---|---|
| 提出前 | そのまま新しく書き直す |
| メール提出後 | 訂正メールを送る |
| 郵送後 | 面接で訂正を申し出る(致命的な誤字は先にメール・電話で連絡) |
| Web提出(マイページ入力)後 | 再提出フォームの有無を確認し、なければ人事へ連絡 |
提出前に気づいた場合
提出前であれば、迷わずその場で書き直すのが最も確実です。修正液や二重線での訂正は、提出前の段階ではあえて使う必要がありません。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートのような整ったフォーマットを使うと、書き直しにも時間がかかりません。
メール提出後に気づいた場合
メールで提出した直後に誤字へ気づいたときは、できるだけ早く訂正メールを送ります。件名で一目で用件がわかるようにし、どこをどう間違えたのかを簡潔に伝えることがポイントです。
良い例文(訂正メール)
件名:エントリーシートの一部訂正について(〇〇大学 氏名)
株式会社〇〇
採用ご担当者様
お世話になっております。〇〇大学の〇〇です。
先ほど提出いたしましたエントリーシートの一部に誤りがございましたため、訂正版を添付の上、改めてご連絡いたしました。お手数をおかけし申し訳ございませんが、ご確認いただけますと幸いです。
郵送後・Web提出後に気づいた場合
郵送してしまった書類は物理的に差し替えられません。氏名や企業名など致命的な誤字でなければ、面接の冒頭で「提出いたしましたエントリーシートの一部に誤りがございました」と一言添え、訂正版を持参すれば十分です。致命的な誤字の場合のみ、面接を待たずメールや電話で早めに伝えます。Web提出でマイページからの再提出ができない場合も、対応は同じです。

採用担当者はエントリーシートの誤字のどこを見ているか
誤字への評価は一律ではなく、誤字の種類と数、そして応募先の業界によって基準が変わります。ここを理解しておくと、どこまで神経質になるべきかの判断がしやすくなります。
採用担当者はここを見ている
- 変換ミスなど1〜2箇所の軽微な誤字:印象への影響は小さい
- 氏名・企業名・日付の誤り:正確性を疑われやすく評価が下がりやすい
- 3箇所以上の誤字:確認不足・志望度の低さと受け取られやすい
- IT・金融など正確性を重視する業界:他業界より厳しめに見られる傾向がある
同じ経験・熱意が伝わる文章でも、誤字の有無は他の候補者との比較材料になります。「誤字1つで即不採用」ではなく「誤字の積み重ねが総合評価を下げる」と捉えておくと、対処の優先順位がつけやすくなります。
誤字を訂正して提出する場合の正しい書き方
提出前の訂正であれば書き直しが基本ですが、時間がなくどうしても訂正で対応する場合は、正しい訂正方法を知っておく必要があります。
良い例文(やむを得ない場合の訂正)
誤字部分に定規で二重線を引き、その上に訂正印を押してから正しい文字を書き添える方法であれば、手書きのエントリーシートでも訂正の跡として認識されます。ただし訂正箇所が目立つため、可能な限り最初から書き直す方が印象は良くなります。
NG例
修正液・修正テープ・消えるボールペンでの訂正は避けます。書類として無効と判断されたり、改ざんを疑われたりするリスクがあるためです。応募先によってはこの時点で選考対象外となる可能性もあります。
エントリーシートの誤字を未然に防ぐ5つの方法
一度誤字で焦った経験があると、次の応募でも同じ不安がよぎるものです。以下の5つを取り入れると、提出前の見落としを大きく減らせます。
- 下書きを作ってから清書する:いきなり本番用紙に書くと訂正が難しくなります
- 時間を置いてから読み直す:書いた直後は誤字に気づきにくいため、半日〜1日空けて見直します
- 声に出して読む:黙読では見落とす助詞のミスや変換違いに気づきやすくなります
- 第三者にチェックしてもらう:自分では見慣れてしまった誤字ほど他人の目で見つかります
- 企業名・氏名・日付だけは最後に単独で確認する:本文の推敲と切り離してチェックすると見落としが減ります
新卒用の履歴書テンプレートやJIS規格に沿った履歴書テンプレートのように項目が整理されたフォーマットを使うと、書く欄と確認する欄が分けやすく、見直しの精度も上がります。
地道に見えるこの積み重ねが、採用担当者に「丁寧に仕上げている」という印象を残し、内容そのものの評価にも良い影響を与えます。


まとめ
- 一箇所の軽微な誤字だけで即不採用になることはまれ
- 氏名・企業名・日付の誤りや複数の誤字は評価を下げる要因になる
- 提出前は書き直し、提出後は状況に応じてメール連絡や面接での訂正申告を行う
- 修正液・修正テープは使わず、やむを得ない訂正は二重線と訂正印を使う
気づいた時点で落ち着いて状況別の対処法を選べば、誤字そのものよりもその後の対応が評価につながります。
エントリーシートの誤字に関するよくある質問
- エントリーシートの誤字は一箇所だけでも不採用になりますか?
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一箇所の軽微な誤字だけで即不採用になることはまれです。採用担当者は誤字の有無以上に、文章から伝わる経験や人柄を見ています。ただし氏名や企業名の誤りは印象に残りやすいため注意が必要です。
- 提出後に誤字に気づいたらどうすればいいですか?
-
メール提出であれば速やかに訂正メールを送ります。郵送やWeb提出で差し替えができない場合は、致命的な誤字でなければ面接の冒頭で訂正を申し出れば十分です。致命的な誤字のみ、面接を待たず早めに連絡します。
- 訂正印や修正液を使ってもいいですか?
-
修正液・修正テープ・消えるボールペンでの訂正は避けます。手書き書類でどうしても訂正が必要な場合は、二重線を引いた上に訂正印を押す方法を使いますが、可能な限り最初から書き直す方が印象は良くなります。
- Web提出(マイページ入力)で誤字が見つかった場合はどうすればいいですか?
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まずマイページに再提出や修正の機能がないか確認します。機能がない場合は、郵送後と同様に致命的な誤字でなければ面接時に訂正を申し出て問題ありません。

