バイト履歴書の資格欄は、免許を先に、資格は取得年月の古い順に正式名称で書き、最後に「以上」を添えるのが正解です。資格がなければ「特になし」と書けば問題ありません。順番を間違えたり空欄のまま出したりすると、実際の能力とは関係のない部分で印象を落としてしまいます。この記事では免許と資格の並べ方、「以上」を書く位置、状況別の記入例まで、採用担当者が見ているポイントとあわせて説明します。
バイト履歴書の資格欄の書き方【結論】
結論:免許を先に、資格は正式名称・古い順で。最後に「以上」
資格・免許欄は、運転免許などの免許を先頭に書き、そのあとにその他の資格を取得年月の古い順で続けます。年号は西暦か和暦のどちらかに統一し、正式名称で記載してください。略称のまま書くと、基本的な確認を怠っているという印象につながりかねません。
最後に書いた免許・資格の次の行の右端に「以上」を書くと、記入が完了していることが伝わります。「以上」がなくても即不採用にはなりませんが、欄の途中で切れているように見えるより、書き切ったほうが確認不足の印象を避けられます。
該当する資格がない場合も、空欄にせず「特になし」と書いてください。空欄のままだと採用担当者は「書き忘れ」なのか「本当に何もない」のか判断できず、確認不足という印象を持たれやすくなります。
良い記載例とNG例
良い例文
令和6年 6月 普通自動車第一種運転免許 取得
令和7年 10月 実用英語技能検定2級 合格
以上
NG例
英検2級 合格
普通免許 取得
(資格が免許より先に並び、正式名称も省略されているため、書類の基本ルールを確認していない印象を与えてしまいます)
資格が何もない場合の書き方
資格欄の1行目に左詰めで「特になし」と書き、次の行の右端に「以上」を添えます。
資格なしの場合の書き方
特になし
以上
勉強中・取得見込みの資格の書き方
試験日が決まっている資格は「取得見込み」、これから受験する資格は「受験予定」と書いて構いません。この行が資格欄の最後になるなら、次の行に「以上」を忘れずに書いてください。
良い例文(勉強中の場合)
令和8年 11月 日商簿記検定2級 取得見込み
以上
採用担当者は資格欄のここを見ている
バイトの選考で資格欄が合否を左右することはほとんどありません。シフトに入れる曜日・時間帯や通いやすさ、人柄のほうがはるかに重視されます。ただし「資格がないから不利になるはず」と思い込んで、書き方そのものが雑になってしまう人が少なくありません。
実際に多くの応募者が資格欄でつまずくのは、資格を持っていないことそのものではなく、免許と資格の順番や「以上」の書き忘れといった、基本的な体裁です。中身より先に、欄の整え方で確認不足の印象を持たれてしまいます。
採用担当者はここを見ている
- 資格の有無ではなく、免許を先に正式名称で整理できているか
- 空欄を放置せず、「特になし」と「以上」まで書き切れているか
- 応募先の仕事と関連性のある資格が優先されているか
つまり資格欄は「何を持っているか」より「どう書いているか」で見られる欄です。持っている資格が少なくても、書き方さえ押さえれば評価を下げる要因にはなりません。
バイト履歴書に書ける資格・免許一覧
資格欄に書ける代表的な資格・免許を職種別に整理しました。応募先の仕事に関連するものがあれば優先して記載してください。
| ジャンル | 資格・免許の例 | 相性の良い職種 |
|---|---|---|
| 運転免許 | 普通自動車第一種運転免許、原動機付自転車免許 | 配達・デリバリー、送迎業務 |
| 語学系 | 実用英語技能検定、TOEIC L&Rテスト | 飲食・接客、観光関連 |
| PC・事務系 | 日商PC検定、マイクロソフトオフィススペシャリスト | 事務、コールセンター |
| 専門・国家資格 | 調理師免許、介護職員初任者研修 | 飲食、介護・福祉 |
とくに正式名称の間違いは多く見られます。「英検」は「実用英語技能検定」、「簿記」は「日本商工会議所簿記検定試験」のように、略さず書くことを徹底してください。採用担当者は一覧の網羅性ではなく、応募先の仕事に関連する資格を選べているかを見ています。
【状況別】バイト履歴書の資格欄の書き方
高校生の場合
取得できる資格が限られる高校生は、資格なしで「特になし」と書いても不利にはなりません。漢字検定や英語検定など学校で受けた検定があれば、級を問わず記載して構いません。
大学生の場合
TOEICのスコアやパソコン系の資格を取得している場合は、応募先の業務と結びつけて書くと説得力が増します。新卒用の履歴書テンプレートを使う場合も、資格欄の書き方は同じルールで問題ありません。
フリーター・主婦パートの場合
過去の職歴で使っていた資格(医療事務・調理師など)は、ブランクがあっても記載できます。有効期限のある資格は失効していないか事前に確認しておきましょう。
運転免許が必須の職種の場合
配達・デリバリー系の職種では運転免許が実質必須です。応募条件に「要普通免許」とある場合は、資格欄の一番上に正式名称で記載し、取得年月も明記してください。
厚生労働省の様式に沿って書きたい場合は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレート、企業側の慣習に合わせたい場合はJIS規格に沿った履歴書テンプレートを使うと、資格欄の枠の大きさも標準的で書きやすくなります。バイト向けの様式でまとめたい方はアルバイト用の履歴書テンプレートも参考にしてください。
状況が変わっても見られている基準は同じです。採用担当者は資格の種類そのものより、応募者の立場に合った書き方ができているかを確認しています。
資格欄でやりがちなNG例と対処法
資格欄でつまずきやすいポイントを整理しました。とくに「資格がない不安」から資格を書きすぎてしまうケースは、かえって評価を下げる原因になります。
- 書きすぎ:応募先と無関係な資格を大量に並べると、何をアピールしたいのか選考基準がぼやける
- 順番間違い:資格を免許より先に書くと、慣習を確認していない印象になる
- 略称のみの記載:「普通免許」「英検2級」だけで正式名称を省略している
- 「以上」の書き忘れ:最後の資格の次行に「以上」がなく、欄が途中で切れて見える
- 期限切れの資格:失効した資格をそのまま記載し、面接で指摘されて説明に困る
NG例
世界遺産検定3級 温泉ソムリエ 旅行地理検定
(応募先の仕事と関連性のない資格を並べただけでは、逆に何を伝えたいのか分かりにくくなります)
資格の数を競う必要はありません。応募先の仕事に関連する資格を1〜2個、免許を先頭に正式名称で丁寧に書くほうが、無関係な資格を並べるよりも印象は良くなります。



まとめ
- 資格・免許欄は免許を先に、資格は取得年月の古い順に正式名称で記載する
- 資格がなければ「特になし」、最後は次の行の右端に「以上」で締める
- 資格の有無はバイトの合否にほぼ影響せず、書き方の正確さが見られている
- 応募先の仕事に関連する資格を優先し、無関係な資格の羅列は避ける
資格欄に自信がなくても、免許を先に、最後は「以上」で締めるという型さえ押さえれば選考で不利になることはありません。落ち着いて一つずつ記入していきましょう。
バイト履歴書の資格欄に関するよくある質問
- 資格が1つもない場合、履歴書はどう書けばいいですか?
-
資格欄の1行目に「特になし」と書き、次の行の右端に「以上」を添えてください。空欄のままだと記入漏れと区別がつかず、確認不足の印象を与えます。資格の有無自体はバイトの合否にほとんど影響しません。
- 免許と資格はどちらを先に書けばいいですか?
-
運転免許などの免許を先に書き、そのあとに資格を取得年月の古い順で続けます。応募先の業務に関係がなさそうな免許でも、先頭に記載して問題ありません。
- 資格欄の最後に「以上」は必要ですか?
-
必須ではありませんが、最後に書いた免許・資格の次の行の右端に「以上」を書くと、記入が完了していることが伝わります。資格がない場合も「特になし」の次行に「以上」を添えてください。
- 勉強中で取得していない資格も書いていいですか?
-
書けます。「2026年11月 簿記検定2級 取得見込み」のように、資格名と時期を添えて記載し、その行が最後なら次の行に「以上」も書いておきましょう。

