潜水士の履歴書は、資格欄に「潜水士免許」と正式名称で記載し、志望動機で危険作業への適性を伝えるのが正解です。未経験から潜水士を目指す人も多く、書き方ひとつで書類選考の通過率は変わります。この記事では免許欄の記載例、経験の有無や応募先別の志望動機例文、採用担当者が見ている安全意識の伝え方までまとめて紹介します。
潜水士免許の履歴書での書き方【結論】
結論:正式名称は「潜水士免許」
潜水士の資格を履歴書に書くときの正式名称は潜水士免許です。「潜水士」とだけ書く人が多いですが、免許を保有していることを正確に伝えるには「免許」まで含めて記載する必要があります。
潜水士免許は労働安全衛生法にもとづく国家資格で、試験に合格すると都道府県労働局長から免許が交付されます。運転免許のような更新は不要で、一度取得すれば生涯有効です。
免許・資格欄の記載例
免許・資格欄には、取得年月と正式名称をセットで1行にまとめます。西暦・和暦の表記は、学歴・職歴欄と統一してください。
良い例文
令和6年6月 潜水士免許 取得
NG例
潜水士 取得(「免許」の記載がなく、取得年月も抜けています。)
採用担当者はここを見ている
- 「免許」の記載漏れがないかで、資格を正確に理解しているかを判断している
- 取得年月が入っているかで、書類作成の丁寧さを見ている
取得見込み・受験予定の場合の書き方
潜水士免許をこれから取得する場合や、受験予定の場合も資格欄に記載できます。ただし取得済みと誤解されないよう、状況に応じた表現を使い分けてください。
| 状況 | 記載例 |
|---|---|
| 試験申込済み・受験前 | 令和6年8月 潜水士免許試験 受験予定 |
| 合格・免許申請中 | 令和6年8月 潜水士免許試験 合格(免許申請中) |
| 免許取得後 | 令和6年9月 潜水士免許 取得 |
「免許申請中」の表現で提出した場合は、免許が交付され次第、正式な表記に書き換えることを忘れないでください。
正式名称を省略すると評価が下がる資格は潜水士免許だけではありません。次の記事も工事・製造系の現場資格を記載するときの参考になります。次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

潜水士の志望動機の書き方と例文
潜水士の志望動機では、免許の有無だけでなく、危険をともなう作業に向き合う姿勢が伝わるかどうかが見られます。経験の有無によって書き方のポイントが変わります。
未経験から潜水士を目指す場合の例文
未経験の場合は、資格取得への具体的な行動と、体力面での適性を書くことが有効です。
良い例文
海に潜る仕事に憧れて潜水士免許の取得を決意し、現在は学科講習の受講を予定しています。学生時代は水泳部に所属しており、長時間の潜水にも耐えられる体力には自信があります。入社後は現場での安全確認を最優先にしながら、一日でも早く戦力になれるよう努めます。
NG例
海の仕事がしたいので潜水士に応募しました。(体力面や意欲の裏付けがなく、なぜ潜水士でなければいけないのかが伝わりません。)
採用担当者はここを見ている
- 免許取得までの具体的な行動(受講予定・受験予定)が書かれているか
- 体力・安全意識に関する裏付けエピソードがあるか
実務経験がある場合の例文
実務経験がある場合は、担当してきた作業の種類や潜水時間、安全に関する実績を数字で示すと説得力が増します。
良い例文
前職では港湾工事の水中溶接を担当し、潜水時間は延べ800時間を超えています。3年間、事故なく作業を続けてきた経験を活かし、貴社の現場でも安全第一で貢献したいと考えています。
NG例
潜水士として3年間働いてきました。潜水士免許を活かして頑張ります。(担当した作業内容や実績が具体的でなく、他の応募者との差が伝わりません。)
応募先別に変わる志望動機のポイント
潜水士の求人は、海洋土木・建設からレジャー業界、公務員系まで多岐にわたり、応募先によって重視される点が異なります。
| 応募先の種類 | 志望動機で重視すべきポイント |
|---|---|
| 海洋土木・建設会社(港湾工事・水中溶接) | 危険作業への安全意識、体力、チームでの合図確認の理解 |
| サルベージ会社 | 緊急対応への冷静さ、船舶や機材への知識・関心 |
| レジャーダイビング業界 | 接客経験や人に教える力、海への継続的な関心 |
| 海上保安庁・消防など公的機関 | 人命救助への使命感、体力試験への備え |
採用担当者が潜水士の履歴書で見ているポイント
潜水士の履歴書は、資格欄の書き方を整えるだけで書類選考を突破できるとは限りません。採用担当者は、危険と隣り合わせの作業を任せられる人物かどうかを、志望動機や自己PRの端々から判断しています。
採用担当者はここを見ている
- 資格名の正確さより、安全に対する意識が言葉から伝わるか
- チームでの連携が必要な作業のため、協調性を示すエピソードがあるか
- レジャー感覚のまま応募していないか、業務としての潜水作業への理解があるか
落とされやすいNGパターン
- レジャーダイビングの経験だけを書き、業務としての潜水作業への理解が伝わらない
- 「潜水士免許」ではなく「ダイビングライセンス」など、民間資格と国家資格を混同した書き方をしている
- 志望動機が資格取得のきっかけだけで終わり、入社後どう働きたいかが書かれていない
転職活動で使う履歴書のフォーマットに迷う場合は、転職用の履歴書テンプレートを土台にすると、資格欄や志望動機欄の配置に迷わず記載できます。
潜水士の職務経歴書との違いと自己PRの書き方
転職の場合、履歴書とあわせて職務経歴書の提出を求められることがあります。履歴書の資格欄は簡潔な記載にとどめ、実務内容の詳細は職務経歴書で補うのが基本です。
職務経歴書に書くべき実務内容
- 担当した作業の種類(水中溶接・港湾工事・サルベージ・水質調査など)
- 潜水時間や作業日数の目安
- 使用した潜水器具の種類(スクーバ式・ヘルメット式など)
- 安全に関する実績(無事故で継続した期間など)
自己PR例文
良い例文
潜水士として5年間、港湾工事の水中作業に従事してきました。作業前の器材点検と合図の確認を徹底し、5年間無事故で現場を続けています。体力面だけでなく、チームとの連携を重視した安全管理の姿勢を、貴社の現場でも活かしたいと考えています。
NG例
潜水士としての経験を活かして頑張りたいです。(経験の内容や実績が具体的でなく、何ができる人材なのかが伝わりません。)
危険と隣り合わせの専門職から転職する場合の職務経歴書の書き方は、次の記事も参考になります。次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

潜水士免許は厚生労働省が所管する国家資格のため、応募先によっては官公庁提出用に近い書式を求められることもあります。厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートやJIS規格に沿った履歴書テンプレートもあわせて確認しておくと、提出先の指定に慌てず対応できます。
潜水士の履歴書でよくある失敗と対処法
潜水士の履歴書は専門性が高い分、正式名称や記載内容で迷いやすい点がいくつかあります。ここでは特に多い3つの失敗と対処法を整理します。
- レジャーダイビングの資格と混同する:民間のダイビングライセンスは潜水士免許とは別物です。国家資格は資格欄に、レジャー経験を補足したい場合は自己PR欄などに分けて書きます
- 取得年月を試験日と間違える:資格欄に書くのは免許証に記載された交付年月日です。手元の免許証を確認してから記入してください
- 応募先ごとの書き分けができていない:建設・サルベージ・レジャー・公務員系では重視されるポイントが異なります。使い回しの志望動機は避け、応募先に合わせて調整してください
資格欄の正式名称で迷いやすいのは潜水士に限りません。次の記事もあわせて確認しておくと、現場系の資格を記載するときの共通ルールが整理できます。次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

まとめ
- 資格欄の正式名称は「潜水士免許」。取得年月とセットで記載する
- 志望動機は経験の有無や応募先の業界に合わせて書き分ける
- 職務経歴書では潜水時間や安全実績など、実務内容を数字で示す
免許欄と志望動機を整えるだけで、書類選考の通過率は変わります。
潜水士の履歴書に関するよくある質問
- 潜水士免許は履歴書の資格欄と特技欄のどちらに書けばいいですか?
-
国家資格のため資格・免許欄に記載します。特技欄には、潜水以外に活かせる体力面や、趣味としてのダイビング経験がある場合にのみ補足として書いてください。
- レジャーダイビングのライセンスも履歴書に書けますか?
-
応募先が潜水業務に関係する場合は参考として記載できますが、国家資格である潜水士免許とは別の行に分け、混同しないように書いてください。同じ扱いで並べると資格を正確に理解していないと受け取られることがあります。
- 潜水士免許の取得年月がわからない場合はどうすればいいですか?
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免許証に記載されている交付年月日を確認してください。免許証が手元にない場合は、免許を交付した都道府県労働局や、試験を実施した公益財団法人安全衛生技術試験協会に問い合わせると確認できます。
- 未経験でも潜水士の求人に応募できますか?
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企業によっては未経験者を採用し、入社後に潜水士免許の取得を支援するところもあります。応募時点で免許がない場合は、取得への意欲を志望動機で具体的に伝えてください。

