車通勤の場合、履歴書の交通機関欄には「自家用車」、本人希望欄には「マイカー通勤希望」と書くのが正解です。「車」とだけ書くと社用車と区別がつかず、応募先が車通勤を認めているかどうかによって書き方も変わってきます。通勤時間の計算方法や本人希望欄の具体的な例文、採用担当者が実際に見ているポイントまで、状況別に確認できます。
履歴書の車通勤は「自家用車」と「本人希望欄」で書くのが正解【結論】
結論:交通機関欄は「自家用車」、通勤の意思は「本人希望欄」に分けて書く
自動車で通勤する場合、交通機関欄には「自家用車」と正式に書きます。「車」「マイカー」といった略称は避け、会社の車と区別できる表記を選ぶのが履歴書のマナーです。さらに、車通勤を希望する意思は本人希望欄に書くのが最も伝わりやすい方法です。交通機関欄と本人希望欄を使い分けることで、採用担当者に通勤方法の希望が正確に伝わります。
良い例文とNG例
良い例文
交通機関欄:自家用車 片道 約30分(約15km)
本人希望欄:マイカー通勤を希望いたします。
※距離を記入する欄がない場合は「自家用車 片道 約30分」だけで問題ありません。
NG例
交通機関欄:車 30分
本人希望欄:(空欄)
「車」のみでは社用車と区別がつかず、本人希望欄が空欄だと通勤方法の希望自体が伝わりません。2つの欄はセットで記入しましょう。
通勤時間の書き方
通勤時間は自宅の玄関から会社の入口までの片道時間を記入します。Googleマップの「車ルート」で所要時間を調べ、5分単位で切り上げるのが一般的です。詳しい記入ルールと本人希望欄の書き方は、以下の記事でもあわせて確認できます。

| シチュエーション | 記入例 |
|---|---|
| 一般道のみ、約30分 | 自家用車 片道 約30分 |
| 一般道のみ、1時間超 | 自家用車 片道 1時間10分 |
| 高速道路を利用する場合 | 自家用車(高速利用) 片道 約45分 |
| 距離も記入する場合 | 自家用車 片道 約30分(約15km) |
通勤ラッシュ時の渋滞を織り込まず、空いている時間帯の所要時間だけを書いてしまう人も少なくありません。実際には朝の渋滞で想定より時間がかかることが多いため、余裕を持った時間を記入することをおすすめします。
採用担当者が車通勤の履歴書で見ている3つのポイント
交通機関欄・本人希望欄は形式的な記入項目に見えますが、採用担当者は次の3点をチェックしています。
採用担当者はここを見ている
- 交通費コスト:車の場合はガソリン代換算になるため、距離に応じた支給額を試算している
- 継続して通える距離か:片道1時間を超えると、離職リスクを懸念されやすい
- 遅刻・欠勤リスク:車通勤は渋滞や積雪の影響を受けやすいため、時間管理への姿勢を見られている
この2つの欄の記入が正確であるほど、「細かいところまで気が回る人」という印象につながります。逆に「車」とだけ書いて本人希望欄を空欄にすると、それだけで注意力の甘さを疑われかねません。
車通勤の前に確認すべき3つのこと
車通勤は電車・徒歩と違い、履歴書に書く前に確認しておくべき事項があります。面接で聞かれても慌てないよう、この3点は押さえておきましょう。
①マイカー通勤が許可されているか
もっとも重要なのが、応募先がマイカー通勤を認めているかどうかです。都市部では駐車場が確保できず、車通勤自体を禁止している企業も珍しくありません。求人票に「マイカー通勤可」「駐車場完備」と書かれていれば安心ですが、記載がない場合は応募前か面接時に確認しておくと無難です。転職の応募であれば転職用の履歴書テンプレートを使うと、本人希望欄への補足も書きやすくなります。
②誓約書・任意保険証書の提出を求められることがある
多くの企業はマイカー通勤者に対し、通勤中の事故で会社が使用者責任を問われるリスクを避けるため、マイカー通勤許可申請書(誓約書)と任意保険証書の提出を求めます。免許証や車検証のコピーの提出を求める企業もあります。履歴書の提出時点でこれらを準備する必要はありませんが、内定後にスムーズに対応できるよう、任意保険の加入状況は事前に確認しておくと安心です。
③駐車場代が自己負担かどうか
マイカー通勤OKの企業でも、駐車場代は自己負担というケースが少なくありません。会社が契約する駐車場を利用できるのか、月極駐車場を自分で契約する必要があるのかによって、実質的な通勤コストは大きく変わります。求人票に明記がなければ、内定後の条件確認の際に聞いておきたい項目です。
車通勤NGの会社に応募する場合はどう書く?
マイカー通勤の可否が求人票からわからないときは、交通機関欄に公共交通機関の通勤時間を書き、本人希望欄で車通勤の相談余地を残すという二段構えが有効です。車通勤を前提にした書き方だけで押し切ると、公共交通機関の情報がなく確認の手間をかけてしまいます。
二段構えの記入例
交通機関欄:バス(〇〇線) 片道 約35分
本人希望欄:可能であればマイカー通勤(片道約20分)を希望いたします。面接時に詳細をご相談させてください。
この書き方であれば、車通勤が不可でも選考への影響を避けられ、可能な場合は希望を伝えられます。面接前に電話やメールで問い合わせられる状況なら、直接確認してから書き方を決める方が確実です。
面接で「車通勤で大丈夫ですか?」と聞かれたときの答え方
履歴書に自家用車と書くと、面接で通勤の継続性について質問されることがあります。ここで曖昧な返答をすると、通勤面での不安を印象づけてしまいます。
良い回答例
「自宅から片道約30分で、これまでも同程度の距離を毎日運転してきた経験があります。積雪の多い時期は早めに出発するなど、時間に余裕を持って通勤する予定です。」
ポイントは、悪天候や渋滞への対応まで具体的に触れることです。「大丈夫です」の一言で終わらせず、実際にどう備えるかを添えると、通勤の継続性への説得力が増します。
こんな場合はどう書く?特殊ケース
積雪や台風など悪天候が心配な場合
雪の多い地域や台風の通り道にある地域では、悪天候時の通勤に不安を感じる方もいます。履歴書には通常時の所要時間を書けば十分ですが、本人希望欄や面接で「悪天候時は早めに出発する」など対応方針を一言添えると、採用担当者に安心感を与えられます。無理に「毎日確実に定刻通り」と言い切るより、現実的な備えを伝える方が信頼されます。
引越し予定がある場合
入社に合わせて引越しを予定している場合は、転居後の住所をもとに通勤手段・時間を記入します。転居先が未確定なら「転居予定のため、入社後 片道 約〇〇分を予定」と記入し、本人希望欄で補足しましょう。アルバイト・パートの応募でも考え方は同じです。アルバイト用の履歴書テンプレートやパート用の履歴書テンプレートを使うと、交通機関欄のフォーマットに沿ってそのまま記入できます。
車と電車を併用する場合
最寄り駅まで車で行き、そこから電車に乗り換える場合は、両方の手段をまとめて記入します。
複数手段の記入例
- 自家用車・電車(JR〇〇線) 片道 約45分
- 自家用車・電車(阪急〇〇線) 片道 約40分
電車を含む乗り継ぎは路線名まで書くのがマナーです。免許の正式名称の書き方にも不安がある方は、あわせて確認しておくと安心です。新卒での応募であれば新卒用の履歴書テンプレートも活用できます。


まとめ
- 交通機関欄には「自家用車」、本人希望欄には「マイカー通勤希望」と分けて書く
- 通勤時間は自宅玄関から会社入口までのドアtoドアで、渋滞を見込んで5分単位で記入する
- マイカー通勤の許可・誓約書や任意保険の要否・駐車場代の負担を事前に確認する
- 車通勤NGの可能性がある場合は、公共交通機関の時間を書きつつ本人希望欄で相談する
- 面接で通勤について聞かれたら、悪天候時の備えまで具体的に答える
交通機関欄と本人希望欄は小さな項目ですが、採用担当者は確実に見ています。2つの欄を正確に書き分けることが、通勤面での安心感につながります。
履歴書の車通勤に関するよくある質問
- 履歴書の交通機関欄に「自家用車」と書いても大丈夫ですか?
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はい、車通勤の場合は「自家用車」と書くのが正しい表記です。「車」だけでは社用車との区別がつかないため避けましょう。あわせて、車通勤を希望する意思は本人希望欄に「マイカー通勤希望」と明記すると伝わりやすくなります。応募先がマイカー通勤を認めているかどうかは、求人票に記載がなければ応募前や面接時に確認しておくと安心です。
- 本人希望欄には具体的にどう書けばいいですか?
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「マイカー通勤を希望いたします。」のように簡潔に書けば十分です。求人票で可否が不明な場合は「可能であればマイカー通勤を希望いたします。面接時に詳細をご相談させてください。」と書くと、車通勤NGの企業でも選考への影響を避けられます。
- 車通勤の通勤時間はどう計算すればいいですか?
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自宅の玄関から会社の入口まで(ドアtoドア)の片道時間を記入します。Googleマップの車ルート機能で所要時間を確認し、朝の渋滞を見込んで5分単位で切り上げるのがおすすめです。
- マイカー通勤の誓約書や任意保険はいつ提出しますか?
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履歴書の提出時点で用意する必要はありません。多くの企業では内定後、マイカー通勤許可申請の際に誓約書や任意保険証書の提出を求めます。任意保険への加入状況だけは事前に確認しておくとスムーズです。

