入校日とは、学校や職業訓練校に通い始める最初の日のことで、履歴書・職務経歴書には和暦か西暦の年月で記入します。訓練校からの通知書を紛失して日付がわからず、記入欄の前で手が止まっている方も少なくありません。この記事では入校日の意味の整理から正しい書き方、日付を確認する方法までまとめます。
入校日の意味と履歴書での書き方【結論】
入校日とは何か(入学日・入所日との違い)
入校日とは、学校や職業訓練校、講習機関などで訓練・授業が正式にスタートする最初の日を指します。似た言葉に「入学日」「入所日」「開講日」がありますが、使われる施設の種類によって呼び方が変わるだけで、いずれも通学を始める最初の日という意味では共通しています。
| 用語 | 主に使われる場所 |
|---|---|
| 入校日 | 職業訓練校・自動車教習所・専門スクールなど「校」が付く施設 |
| 入学日 | 学校教育法上の学校(小中高・大学・専門学校) |
| 入所日 | 福祉施設・入寮を伴う訓練施設 |
| 開講日 | 講座・セミナー形式の教育プログラム |
職業訓練校の場合、入校日は訓練の初日にあたり、入校式や説明会が行われるのが一般的です。ハローワークを通じて職業訓練を申し込んだ方は、合格通知書や入校案内に入校日が明記されているため、まずそちらを確認してください。
履歴書・職務経歴書への記入例
職業訓練の受講歴は、履歴書・職務経歴書ともに学歴欄ではなく職歴欄に記載するのが基本です。訓練校の正式名称・コース名・入校年月・修了年月をセットで書くことで、採用担当者に状況が伝わりやすくなります。
良い例文
令和6年4月 〇〇県立〇〇職業能力開発センター 入校
〇〇科(6ヶ月コース)受講
令和6年9月 同校 修了
NG例
令和6年4月 〇〇職業訓練校 入校
修了年月の記載がなく、現在の状況が読み取れません。受講中なのか、修了して転職活動をしているのかが採用担当者に伝わりません。
採用担当者はここを見ている
- 訓練校の正式名称:都道府県立などの設置主体を含めて記載されているか
- 入校年月と修了年月のセット:片方だけの記載になっていないか
- 和暦・西暦の統一:履歴書全体で表記がそろっているか
厚生労働省の規格に沿った履歴書用紙を使う場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートから無料でダウンロードできます。

入校日がわからないときの確認方法
入校案内や合格通知書を紛失してしまい、入校日そのものが思い出せないケースは珍しくありません。次の方法で確認できます。
- 職業訓練校から届いた入校案内・合格通知書を確認する(入校日やオリエンテーション日が明記されている)
- 担当のハローワーク窓口、または訓練校の事務局に電話で問い合わせる
- 訓練校のマイページ・受講者ポータルにログインして日程を確認する
- 一緒に入校した知人がいれば、日程を確認してもらう
訓練校によっては、入校式とオリエンテーションの日付が別に設定されている場合があります。履歴書には実際に授業・訓練が始まった日を記入するため、どちらの日付を指すのか事務局に確認しておくと迷いません。
採用担当者はここを見ている
日付があいまいなまま「〇年〇月頃」のような書き方をすると、採用担当者は準備不足な印象を持つことがあります。入校案内や事務局への確認を済ませてから、正確な年月で記入してください。
職業訓練の修了後に転職活動を始める場合は、転職用の履歴書テンプレートを使うと職歴欄のフォーマットに迷わず記入できます。
入校日を書くときによくある3つの間違い
入校日の記載でつまずきやすいポイントは主に3つあります。提出前に次の項目を確認してください。
①和暦と西暦が混在する
履歴書の学歴欄・職歴欄がすべて和暦なのに、職業訓練の欄だけ西暦で書いてしまうケースがあります。履歴書全体で和暦・西暦のどちらかに統一するのが基本ルールです。
NG例
平成29年4月 〇〇高等学校 卒業
2023年6月 〇〇職業訓練校 入校
学歴欄は和暦、職歴欄は西暦で表記が混在しています。
良い例文
平成29年4月 〇〇高等学校 卒業
令和5年6月 〇〇職業訓練校 入校
令和5年12月 同校 修了
②入校日だけ書いて修了日を書き忘れる
入校日のみを記載し、修了日が抜けている履歴書は、採用担当者から見て「途中で辞めたのでは」という疑問を持たれやすくなります。受講中の場合は「現在受講中」、修了している場合は修了年月まで書くのが原則です。

③学歴欄に書いてしまう
職業訓練校での学びは正規の学校教育ではないため、学歴欄ではなく職歴欄に記載するのが基本です。学歴欄に書いてしまうと、経歴の整合性に疑問を持たれる場合があります。
ハローワーク経由で職業訓練を受けた場合は、ハローワーク用の職務経歴書テンプレートを使うと職歴欄の書式を統一しやすくなります。
状況別の入校日の書き方(受講中・修了・中退)
受講中か修了したか、途中で退校したかによって、書き方が変わります。状況別の記載例を確認してください。
受講中の場合
良い例文
令和6年10月 〇〇職業能力開発センター 〇〇科 入校
現在受講中
NG例
令和6年10月 入校
受講中か修了済みかが書かれていません。訓練校名やコース名も省略されており、情報が不足しています。
修了した場合
良い例文
令和6年4月 〇〇職業能力開発センター 〇〇科(6ヶ月コース) 入校
令和6年9月 同校 修了
中退した場合
体調不良や就職決定など、やむを得ない事情で中退した場合も、正直に記載するのが基本です。隠して経歴に空白を作るより、理由を簡潔に添えたほうが誠実な印象になります。
良い例文
令和6年4月 〇〇職業能力開発センター 〇〇科 入校
令和6年7月 一身上の都合により中途退校
採用担当者はここを見ている
- 中退の事実そのものより、その後どう行動したかを重視している
- 就職が決まって早期退校した場合は、むしろ前向きな理由として伝わる
- 理由を空欄にすると詮索されやすいため、一言添えるほうが印象は安定する
高校や大学を卒業してすぐに職業訓練を受けた方は、新卒用の履歴書テンプレートのフォーマットと組み合わせると学歴・職歴欄がまとまりやすくなります。

まとめ
- 入校日とは:学校や職業訓練校に通い始める最初の日のこと
- 記載場所:履歴書・職務経歴書ともに職歴欄に、訓練校名・コース名とセットで書く
- 表記の統一:和暦・西暦は履歴書全体でそろえる
- 状態の明記:受講中・修了・中退のどれに該当するかを書く
- 日付が不明なとき:入校案内の確認や訓練校・ハローワークへの問い合わせで判明する
入校日の記載一つで、採用担当者に伝わる情報の正確さが変わります。訓練校からの案内が手元にない場合は、早めに事務局へ確認しておきましょう。
入校日に関するよくある質問
- 入校日と入学日の違いは何ですか?
-
入校日は主に職業訓練校や自動車教習所など「校」と付く施設で使われる呼び方で、入学日は学校教育法上の学校(小中高・大学など)で使われる呼び方です。どちらも通学・受講を始める最初の日を指す点は共通しています。
- 入校日がわからない場合、履歴書の提出を待ってもらえますか?
-
訓練校の事務局や担当のハローワークに連絡すれば、当日中に確認できることがほとんどです。提出期限が迫っている場合は、正確な日付が判明し次第あらためて連絡する旨を応募先に一言伝えておくと安心です。
- 職業訓練は履歴書の学歴欄と職歴欄のどちらに書きますか?
-
職業訓練校での学びは正規の学校教育ではないため、職歴欄に記載するのが基本です。学歴欄には高等学校や大学など、学校教育法上の学校のみを記載します。
- 入校日と修了日は西暦・和暦のどちらで書けばいいですか?
-
どちらでも問題ありませんが、履歴書全体で表記を統一してください。学歴欄が和暦なのに職業訓練の欄だけ西暦になっていると、細部への注意が向いていない印象を与えることがあります。

