日本語の履歴書には写真を貼り、英文レジュメには貼らないのが基本です。転職サイトのWebレジュメは任意登録が多いものの、写真付きの履歴書提出を求められる場面は少なくありません。この記事では、書類・応募方法ごとの写真の要否、Webレジュメに登録する写真データの規格、撮り方のNG例を、採用担当者がどこを見ているかとあわせて整理します。
レジュメ・履歴書に写真は必要?書類別の結論
結論:日本語の履歴書は貼る、英文レジュメは貼らない
応募先から「写真不要」と指示がない限り、日本語の履歴書には証明写真を貼るのが今も一般的です。かつてのJIS規格の履歴書様式例では、写真欄に「縦36〜40mm・横24〜30mm」「本人単身胸から上」と注記されており、市販の履歴書も多くが縦40mm×横30mmの写真欄を設けています。
一方、外資系企業などに提出する英文レジュメ(resume)は、経験・スキルで評価する書類のため、写真は原則不要です。年齢・性別・家族構成といった仕事に直接関係しない個人情報も載せないのが通例です。
書類・応募方法別 写真の要否一覧
「レジュメ」という言葉は場面によって指す書類が違うため、写真の要否もそれぞれ異なります。自分が出す書類を下の表で確認してください。
| 書類・応募方法 | 写真の要否 | 補足 |
|---|---|---|
| 日本語の履歴書(紙) | 必要 | 縦40mm×横30mmが目安。裏に氏名を書いてのりで貼る |
| 日本語の履歴書(PDF・データ) | 必要 | 写真データを書類に貼り付けてからPDF化する |
| 職務経歴書 | 原則不要 | 写真欄のない書式が一般的 |
| 転職サイトのWebレジュメ | 任意のことが多い | 登録欄があれば載せておくと、応募時に写真付きで閲覧される |
| 転職エージェント経由の応募 | 求められることが多い | 企業に送る履歴書は写真付きが前提になりやすい |
| 英文レジュメ(外資系) | 原則不要 | 日本語の履歴書も求められた場合はそちらに貼る |
「レジュメ」がどの書類を指すかを先に確認する
日本の転職市場では、「レジュメ」が職務経歴書を指すこともあれば、転職サイトに入力するプロフィール(Web履歴書)を指すこともあります。写真を用意する前に、何を求められているのかを確かめるのが先です。
「レジュメを提出して」と言われたときの見分け方
- エージェントや日系企業から:職務経歴書を指していることが多い。履歴書もセットで出すなら写真は履歴書側に貼る
- 転職サイト・スカウトサービス上で:サイトに登録するWeb履歴書・職務経歴のこと。写真は登録画面の案内に従う
- 外資系企業・英語の求人票で:英文レジュメ(resume / CV)のこと。写真は付けない
判断がつかない場合は「履歴書と職務経歴書のどちらでしょうか」と担当者に一言確認してください。確認したことで評価が下がることはありません。

採用担当者がレジュメ・履歴書の写真で見ている3つのポイント
「写真で顔を判断されるのでは」と抵抗を感じる方もいます。ただ、書類選考で写真が評価を左右するのは、顔立ちそのものより応募の準備にどれだけ手間をかけたかが写真に表れるからです。同じ経歴の応募者が並んだとき、写真の扱いで差がつくのは次の3点です。
採用担当者はここを見ている
- 規定どおりか:サイズ・縦横比が合っているか、顔が傾いたり見切れたりしていないか。指示を読んで守れる人かどうかの判断材料になる
- 清潔感があるか:服のシワ、寝ぐせ、髪で目元が隠れていないか。顔の造形ではなく身だしなみを見ている
- 今の本人か:撮影から3ヶ月以内が目安。面接で会ったときに印象が大きく違うと、書類全体の信頼性まで疑われる
裏を返せば、この3点を満たしていれば写真で不利になることはほぼありません。スタジオで高額なプランを選ぶより、規定・身だしなみ・撮影時期の3つを外さないことのほうが選考に直結します。
転職サイトのWebレジュメに写真を登録する方法
Webレジュメへの写真登録は、多くのサイトで任意です。ただ、写真欄が空のままだと、応募したときに企業側の画面で写真なしの状態で表示されます。登録欄があるなら、応募前に写真データを用意して載せておくほうが、あとから個別に写真を求められる手間も省けます。
写真データの規格の目安
ファイル形式や容量の上限はサイトごとに違うため、最終的には登録画面の案内を優先してください。指定がない場合は次の目安で用意すれば、ほとんどのサイトで問題なく登録できます。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 縦横比 | 縦4:横3(紙の縦40mm×横30mmと同じ比率) |
| ファイル形式 | JPEG(.jpg)またはPNG(.png)。容量を抑えたいならJPEG |
| ピクセル数 | 縦560×横420px、縦600×横450px程度がよく使われる |
| スキャンする場合の解像度 | 300dpi以上(上げすぎると容量オーバーになりやすい) |
| 撮影時期 | 3ヶ月以内が目安 |
写真をデータで用意する3つの方法
- 写真館でデータももらう:撮影時にデータ納品を選べば、紙とデータの両方が手に入る。仕上がりの質は最も安定する
- データ受け取りに対応した証明写真機を使う:印刷と同時にスマホへ画像を送れる機種がある。費用を抑えつつ規格に合ったデータが得られる
- 手元の紙の写真をスキャンする:コンビニのスキャナーや家庭用プリンターで300dpi以上で読み込む
NG例
紙の証明写真を机に置き、スマホのカメラでそのまま撮影して登録する。照明の映り込みや傾き、画質の劣化が起きやすく、採用担当者の画面では「急ごしらえ」に見えます。紙の写真しかない場合は、スキャナーで読み込んでください。

登録後はプレビューで表示を確認する
アップロードした写真は、サイト側で自動的に切り抜かれたり縮小されたりすることがあります。登録したら必ずプレビュー画面を開き、頭頂部やあごが切れていないか、縦長・横長に引き伸ばされていないかを確認してください。比率が崩れている場合は、元画像を4:3にトリミングし直してから再登録すると直ります。
レジュメ・履歴書用写真の撮り方とNG例
紙の履歴書に貼る写真も、Webレジュメに登録する写真も、求められる基準は同じです。撮影前に次の基本を確認しておくと、撮り直しを防げます。
服装・髪型・背景の基本
良い例(転職・正社員応募の場合)
- 服装:黒・紺・グレーなど濃い色のスーツに白無地のシャツ。シワのないものを着る
- 髪型:前髪が目にかからず、耳と眉が見える状態。長い髪は後ろでまとめる
- 背景:白・薄い青・グレーの無地
- 構図:胸から上、正面向き。顔が写真の中央にくるようにする
- 表情:口を閉じて口角を少し上げる程度
アルバイトやアパレル・美容系など、私服での応募が自然な職種もあります。その場合も、襟付きのシャツや無地のトップスなど清潔感のある服を選べば十分です。アルバイト応募なら、アルバイト用の履歴書テンプレートに写真を貼り付けて作成すると手早く仕上がります。
撮り直しになりやすいNG例
NG例
- スナップ写真や集合写真から顔を切り抜いたもの
- 背景に部屋の家具やカーテンが写り込んだ自撮り
- 美肌加工やフィルターで、本人と印象が変わるほど補正したもの
- 左右が反転したままのインカメラ画像
- 撮影から半年以上たち、髪型や体型が今と違うもの
どれも「手間を省いた」と受け取られやすく、職歴の中身を読む前に印象を下げてしまいます。
撮影場所の選び方
| 撮影場所 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 写真館・スタジオ | 正社員の転職、外資系や大手への応募 | 費用が高め。データ納品の有無を事前に確認する |
| 証明写真機 | すぐに用意したい、費用を抑えたい | サイズ(履歴書用)の選択とデータ受け取り対応の有無を確認する |
| スマホで自撮り・家族に撮ってもらう | アルバイト応募、Webレジュメ用のデータが必要 | 無地の壁の前で、窓からの自然光を正面に受けて撮る。反転設定を確認する |
英文レジュメ・外資系で写真を求められたときの対応
英文レジュメに写真を付けないのは、評価の基準を経験とスキルに絞るためです。指示がないのに写真を付けると、英文レジュメの慣習を知らない印象を与えかねません。ただし、外資系企業でも日本法人の選考では、英文レジュメとは別に日本語の履歴書を求められることがあります。
- 英文レジュメのみ求められた場合:写真は付けない
- 日本語の履歴書も求められた場合:日本語の履歴書にだけ写真を貼る
- 写真を明確に求められた場合:日本の履歴書と同じ基準の証明写真を用意する。SNSのプロフィール写真の流用は避ける
採用担当者はここを見ている
- 英文レジュメでは、写真の有無より冒頭のサマリーと実績の数字が読まれる
- 日本語の履歴書を併せて出す場合は、英文レジュメと学歴・職歴の年月が一致しているかまで照らし合わされる
日本語の履歴書の書式に迷う場合は、公的な様式に沿った厚生労働省の様式例に沿った履歴書テンプレートを使うと、外資系の日本法人にも違和感なく提出できます。
レジュメアプリ・作成ツールで写真付き履歴書を作るときの注意
「レジュメ」は、タウンワークがプロデュースする履歴書作成アプリの名前でもあります。App Storeの説明によると、提供元はIndeed Inc.で、無料で履歴書と職務経歴書を作成でき、写真の貼り付け機能は履歴書のみに対応しています。完成した書類はコンビニで印刷したり、PDFをメールで送ったりできます(対応はiPhoneのみ)。
アプリやWebの作成ツールで写真を入れる場合は、次の3点に気をつけてください。
- 切り抜きは縦4:横3で:自由に切り抜ける機能ほど比率が崩れやすい。顔が写真枠の中央にくるよう調整する
- カメラロールの古い写真を使わない:手軽さから数年前の写真を選びがち。撮影日を確認する
- PDFで送る前に開いて確認する:写真がずれたり潰れたりしていないかを見る
パソコンで作る場合は、転職用の履歴書テンプレートに写真データを挿入してからPDF化すると、写真の位置が崩れにくくなります。
写真欄の大きさを規格どおりにそろえたいなら、写真欄が縦40mm×横30mmに収まるJIS規格に沿った履歴書テンプレートも選択肢になります。

写真データは用意できたのに、履歴書の中身で手が止まっているなら、入力項目に答えていくだけで書類が仕上がる作成ツールを使うのが近道です。写真を貼る枠も最初から規格どおりに用意されています。
まとめ
- 日本語の履歴書は写真を貼る:縦40mm×横30mm、撮影から3ヶ月以内が目安
- 英文レジュメは写真を付けない:日本語の履歴書も求められたらそちらにだけ貼る
- Webレジュメは登録欄があれば載せる:縦4:横3のJPEGかPNGを用意し、プレビューで表示を確認する
- 採用担当者が見るのは顔立ちではない:規定どおりか、清潔感があるか、今の本人かの3点
「レジュメ」が何を指すかを確かめ、書類に合った写真を一度用意しておけば、応募のたびに迷わずに済みます。
レジュメ・履歴書の写真に関するよくある質問
- 転職サイトのレジュメに写真を登録しないと不利になりますか?
-
写真がないことだけで不採用になることはほとんどありません。ただ、応募時に企業の画面で写真なしの状態で表示されるうえ、選考が進むと写真付きの履歴書を求められることが多いため、登録欄があるなら早めに載せておくほうが手間が省けます。
- 英文レジュメに写真を付けてしまいました。出し直すべきですか?
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提出前であれば、写真を外した版に差し替えてください。すでに提出済みなら、写真の有無だけを理由に再提出する必要はありません。次の応募からは写真なしで作成すれば問題ありません。
- スマホで撮った写真をレジュメや履歴書に使ってもいいですか?
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無地の背景で胸から上を正面から撮り、縦4:横3に整えていれば使えます。アルバイトの応募やWebレジュメ用には十分です。正社員の転職で書類の印象を少しでも上げたい場合は、写真館や証明写真機で撮影したデータのほうが仕上がりは安定します。
- 職務経歴書にも写真は必要ですか?
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職務経歴書は写真欄のない書式が一般的で、原則として不要です。写真は履歴書に貼り、職務経歴書には職務内容と実績をまとめてください。応募先から職務経歴書への写真添付を指示された場合のみ対応します。

