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ITパスポートの履歴書の書き方|正式名称と書く意味を徹底解説

ITパスポートの履歴書の書き方|正式名称と書く意味を徹底解説

ITパスポートは履歴書の免許・資格欄に「ITパスポート試験」と書き、末尾は「合格」とするのが正解です。略称の「iパス」や「ITパスポート」だけでは正式名称になりません。合格証書の年月、「以上」の位置、職種によって書く意味が変わる点まで、証書を開いたまま転記できる形に落とします。書いてよいかの判断も併せて示します。

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目次

ITパスポートの書き方と記載例

書く場所と1行の型

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の試験区分名は「ITパスポート試験」です。略号はIP、英語名称は Information Technology Passport Examination です。履歴書では学歴欄ではなく免許・資格欄に、試験名まで書いて「合格」で締めます。

1行の型

令和○年○月 ITパスポート試験 合格

  • 試験区分の末尾「試験」まで書く
  • 運転免許証のような「取得」より、試験合格を示す「合格」が正確
  • 年月は受験日ではなく、合格証書に印字された年月日

すでに合格している場合

合格発表後、経済産業大臣名の「情報処理技術者試験合格証書」が簡易書留で届きます。再発行はできません。履歴書の年月は、この証書の日付を使います。

良い書き方

令和7年6月 普通自動車第一種運転免許 取得
令和7年8月 ITパスポート試験 合格
                以上

NG例

令和7年7月 iパス 取得

令和7年7月 ITパスポート検定 合格

通称・検定表記は正式名称ではありません。年月を受験日にすると、証書と照合されたときにずれます。

採用担当者はここを見ている

  • 国家試験の名称を略さず書けるか。ここが雑だと他欄も疑われる
  • 基本情報技術者試験など上位区分があるのに、ITパスポートだけを前面に出していないか
  • 合格証明書を求められたとき、IPAへ申請できる準備があるか

資格欄の順番や他資格との並びは、転職用履歴書テンプレートの免許・資格欄に当てはめて確認すると、行ずれが起きにくいです。

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正式名称・年月・「以上」のルール

書いてよい名称・書いてはいけない名称

ITパスポート試験は、情報処理の促進に関する法律に基づく情報処理技術者試験の一区分です。履歴書に「情報処理技術者試験」だけと書くと、どの区分か分かりません。

書いてよい使わない
ITパスポート試験 合格ITパスポート、iパス、アイパス
Information Technology Passport Examination(英文履歴書)ITパスポート検定、ITパスポート資格
略号IPを括弧で併記(任意)IPだけ、FEと混同した表記

試験区分名・略号・英語名称はIPA「ITパスポート試験」ページ(2023年3月31日公開)に準拠

良い書き方(略号を添える場合)

令和8年4月 ITパスポート試験(IP) 合格

読み手がIT職と限らない応募では、略号なしの「ITパスポート試験 合格」だけで足ります。

NG例

令和8年4月 情報処理技術者試験ITパスポート 取得

試験体系の説明を資格名に足すと、正式名称から外れます。

年月は合格証書、証明書は別物

受験日、合格発表日、証書の日付は一致しません。履歴書に書くのは合格証書の年月日です。証書を紛失した場合、合格年月日は合格証明書で確認します。IPAの合格証明書は申請により交付され、手数料は1通700円です(2026年9月時点)。

  • 合格証書:合格者へ自動交付。経済産業大臣名。再発行不可
  • 合格証明書:本人申請。IPAが交付。企業提出用
  • 申請はオンライン。郵送申請はない(IPA案内)

欄の末尾に「以上」を置く

資格を1つしか書いていなくても、免許・資格欄の最後は「以上」で閉じます。ITパスポートの行の右や次行中央に置き、その下に空行を残さないのが一般的です。

良い書き方(資格が1つの場合)

令和8年2月 ITパスポート試験 合格
                以上

NG例

令和8年2月 ITパスポート試験 合格 以上

資格名と同じ行に「以上」をくっつけると、試験名の一部に見えます。次行へ分けます。

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書いて意味があるかの判断

ITパスポート試験は、職業人が備えておくべきITの共通的基礎知識を問う区分です(IPAの対象者像)。「書いてよいか」ではなく、この応募で一行が仕事に結びつくかで判断します。

応募の立場書く意味判断
事務・販売・公務員など非ITIT基礎と学習習慣が伝わる書く
IT未経験でエンジニア志望学習の起点としては有効。実務力の証明にはならない書く。志望動機で次の学習も添える
基本情報・応用情報を保有下位区分として残してよい。主役にはしない書いてよい。上位を先に置く人もいる
中堅エンジニアでITパスポートのみ経験年数と資格の粒度がずれる書いて減点にはなりにくい。職務経歴を厚くする

採用担当者はここを見ている

  • 非IT職では「業務のIT化についていけるか」の合図になる
  • 開発職では、資格より担当工程・言語・規模の方が先に読まれる
  • 合格だけ書いて学習理由が空だと、取得目的が見えない

ITパスポートしか資格がなくても引け目を感じる必要はない

「資格欄がITパスポート1行だけで恥ずかしい」と感じて、記載自体を迷う人がいます。実際に採用担当者が見ているのは資格の数ではなく、その一行が応募先の仕事にどうつながるかです。ITパスポートに級はなく、区分名を略さず正確に書けているかどうかが、資格の軽重より先に評価されます。

資格欄全体で「この資格は書くべきか」に迷う場面は、ITパスポート以外にも出てきます。判断に迷う資格が他にもある場合は、下の記事で欄全体の取捨選択を先に整理しておくと、ITパスポートの一行も浮かずに収まります。

新卒・転職・エンジニアでの見え方

新卒・未経験

在学中に合格していれば、卒業見込の年月と並べて書きます。合格前は「合格見込み」ではなく、合格してから書く方が安全です。発表前に書類を出す場合だけ、合格発表日が間に合う旨を備考や面接で補います。

良い書き方(新卒)

令和8年3月 ITパスポート試験 合格

NG例

令和8年9月 ITパスポート試験 受験予定

未受験を資格欄に置くと、保有資格と混ざります。学習中なら自己PR側へ回します。

新卒用紙の欄位置は、新卒用履歴書テンプレートで先に確認すると、学歴の卒業見込と資格の合格年月が交差しません。

転職・エンジニア

中途の開発職では、ITパスポートは入口の区分です。書いてはいけないわけではありません。基本情報技術者試験や応用情報技術者試験があるなら、取得年月の順か、応募職に近い上位区分を読み手が先に目にする並びにしてください。

良い書き方(上位資格あり)

令和4年5月 ITパスポート試験 合格
令和6年10月 基本情報技術者試験 合格
                以上

NG例

令和6年10月 基本情報技術者試験 合格
令和4年5月 ITパスポート試験 合格 (一番アピールしたい資格)

資格欄に自己評価の注釈は不要です。並びと正式名称だけで十分です。

スキルの中身は履歴書の一行では足りません。担当工程や環境はエンジニア向け職務経歴書テンプレート側へ移し、履歴書の資格欄は試験名と年月だけにします。

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まとめ

  • 正式名称は「ITパスポート試験」。末尾は「合格」
  • 年月は合格証書の日付。iパス・検定表記は使わない
  • 欄の最後は「以上」。資格名と同じ行に付けない
  • 非IT・未経験では書く意味がある。エンジニアは上位区分や職務経歴とのバランスで置く

証書を開き、印字された試験名と日付をそのまま写してください。

ITパスポートの履歴書に関するよくある質問

ITパスポートの正式名称は何ですか

IPAの試験区分名は「ITパスポート試験」です。履歴書には「ITパスポート試験 合格」と書きます。英語名称は Information Technology Passport Examination です。

「取得」と「合格」のどちらが正しいですか

試験に合格した事実を示す「合格」が正確です。「取得」でも通じますが、合格証書の性格に合わせるなら「合格」にしてください。

合格証書が届く前に履歴書へ書いてよいですか

合格発表で合格が確定していれば書けます。年月は後から証書で合わせ、提出済みの履歴書と差が出ないよう控えを残してください。証明書が必要な企業には、IPAの合格証明書(1通700円)を申請します。

エンジニア転職でもITパスポートは書いた方がよいですか

書いて減点になることは少ないです。基本情報技術者試験など上位区分があるなら併記し、実務の中身は職務経歴書に回してください。

この記事を書いた人

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 著者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

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