高卒認定は学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験 合格」と正式名称で記載するのが基本です。中退歴がある場合は、中退した学校名を先に書き、続けて合格の記載を続けます。学歴欄と資格欄のどちらに書くべきか、正式名称を省略した場合の印象、面接で中退理由を聞かれたときの答え方まで、採用担当者の視点を交えて整理します。
高卒認定の履歴書の書き方【結論】学歴欄・資格欄の記載例
結論|学歴欄に正式名称で書くのが基本
高卒認定を履歴書に書くときは、学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験 合格」と正式名称で記載します。「高卒」とだけ書くと、学歴を高卒と偽っていると誤解されるおそれがあるため注意が必要です。
- 学歴欄への記載が基本(学力的に高卒相当であることを示せる)
- 資格欄に重ねて書くと、取得までの努力や意欲が伝わりやすい
- 「高卒」ではなく、必ず正式名称「高等学校卒業程度認定試験 合格」で統一する
【状況別】記載例文
良い例文(学歴欄のみに書く場合)
令和5年3月 ○○高等学校 中途退学
令和7年11月 高等学校卒業程度認定試験 合格
良い例文(資格欄にも書く場合)
【学歴欄】令和7年11月 高等学校卒業程度認定試験 合格
【資格欄】令和7年11月 高等学校卒業程度認定試験 合格(大学入学資格を取得)
NG例
令和7年11月 高卒認定合格
令和7年11月 高卒
正式名称を省略すると、学歴を偽っていると誤解される原因になります。
採用担当者はここを見ている
- 正式名称で記載されているか(省略していると経歴の信頼性を疑われる)
- 学歴欄に空白期間や矛盾がないか(高卒認定を書いていない履歴書はかえって不信感を与える)
- 資格取得までの経緯が一貫しているか
初めて履歴書を作る場合は、書式で迷わないように新卒用の履歴書テンプレートを使うと、学歴欄の位置や記入順を確認しながら作成できます。
学歴欄全体の書き方や、高校名の正式表記に迷う場合は次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

そもそも高卒認定試験とは?最終学歴はどうなるのか
正式名称と令和8年度の試験日程
高卒認定の正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」で、文部科学省が実施しています。満16歳以上であれば受験でき、年2回のチャンスがあります。
| 回 | 試験日 | 出願期間 |
|---|---|---|
| 第1回 | 令和8年8月6日(木)・7日(金) | 令和8年4月6日〜5月13日 |
| 第2回 | 令和8年11月7日(土)・8日(日) | 令和8年7月21日〜9月11日 |
出典:文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」
合格しても最終学歴は「中卒」のまま|企業の扱い
高卒認定に合格しても、学歴上の最終学歴は「中学校卒業」のままです。高卒認定はあくまで学力的に高卒と同程度であることを認める試験であり、卒業証書が発行される高卒資格とは仕組みが異なります。
採用担当者はここを見ている
応募資格が「高校卒業以上」の求人でも、多くの企業は高卒認定を高卒と同等に扱っています。最終学歴の欄が中卒表記になっていても、それだけで不利になるわけではありません。学歴欄の下に高卒認定合格を明記し、応募資格を満たしていることが伝わるように書きます。
高校中退歴がある場合の学歴欄の書き方
中退した高校を先に書き、続けて高卒認定合格を記載
高校を中退した経歴がある場合は、隠さずに記載します。中退した学校名と時期を先に書き、そのあとに高卒認定試験の合格を続けて記載するのが正しい順番です。
良い例文
令和4年4月 ○○高等学校 入学
令和5年9月 ○○高等学校 中途退学
令和7年11月 高等学校卒業程度認定試験 合格
NG例
令和7年11月 高等学校卒業程度認定試験 合格(中退の記載を省略)
中退の経歴だけを省略すると、学歴に空白期間が生じ経歴詐称を疑われます。
アルバイト応募の場合も学歴欄の考え方は同じです。書式に迷う場合はアルバイト用の履歴書テンプレートを使うと、学歴欄の位置を確認しながら記入できます。
中退理由の書き方をさらに詳しく知りたい場合は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

面接で聞かれやすい質問と答え方
「なぜ高校を辞めたのですか?」への答え方
事実を隠す必要はありませんが、辞めた理由をそのまま伝えるだけでは、学習意欲や継続力に懸念を持たれることがあります。理由の背景に加えて、そこからどう学び直したかまでセットで話すと印象が変わります。
| 元の状況 | 言い換えの方向性 |
|---|---|
| 授業についていけなくなった | 自分のペースで学び直す必要を感じ、高卒認定に切り替えた |
| 人間関係がつらかった | 環境を変えて学び直すことを選び、独学で試験勉強に取り組んだ |
| 目標を見失っていた | 高卒認定合格を目標に据え、生活リズムを立て直しながら勉強した |
「高卒認定を取得するまで何をしていましたか?」への答え方
中退から合格までの期間について、何をしていたかを聞かれることは珍しくありません。勉強に充てていた時間だけでなく、アルバイトや家の手伝いをしていた場合も、そのまま伝えて問題ありません。
採用担当者はここを見ている
- 空白期間に何をしていたかを、履歴書の自己PR欄や面接で一言添えているか
- 過去の出来事を、今の就職活動にどうつなげているか
- 正直さより、経緯に一貫性があるかどうかを重視している
転職活動として応募する場合は、職歴欄との整合性も見られます。書式に迷ったら転職用の履歴書テンプレートを使うと、学歴欄と職歴欄のバランスを確認しながら作成できます。
中退理由の伝え方をさらに詳しく整理したい場合は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

履歴書作成で失敗しないための注意点
高卒認定の記載で失敗しやすいポイントをまとめました。パートやアルバイトなど雇用形態が変わっても、この基本は共通です。
失敗しないためのチェックポイント
- 正式名称を省略しない:「高卒認定」ではなく「高等学校卒業程度認定試験 合格」と書く
- 学歴欄を空欄にしない:中退から合格までの空白を作らず、時系列で記載する
- 年号表記を統一する:西暦と和暦を履歴書全体で混在させない
- 誤字に注意する:「認定試験」を「認定試検」等と書き間違えない
パートとして応募する場合も同じ書き方で対応できます。パート用の履歴書テンプレートを使えば、学歴欄の記入スペースを確認しながら作成できます。
まとめ
- 高卒認定は学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験 合格」と正式名称で書く
- 中退歴がある場合は、中退した学校名を先に書き、合格を続けて記載する
- 最終学歴は中卒のままだが、多くの企業は高卒と同等に扱う
- 面接では辞めた理由と、そこからの学び直しをセットで伝える
正式名称での記載と、中退から合格までの経緯を区別して書くことが、学歴欄で不利な印象を持たれないための基本です。
高卒認定の履歴書に関するよくある質問
- 高卒認定は履歴書の学歴欄と資格欄、どちらに書くべきですか?
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基本は学歴欄への記載です。資格取得への意欲を追加でアピールしたい場合は、資格欄にも重ねて「高等学校卒業程度認定試験 合格」と書くと効果的です。
- 高卒認定に合格すると、最終学歴は「高卒」になりますか?
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いいえ、学歴上の最終学歴は「中学校卒業」のままです。ただし多くの企業や自治体は、応募資格の判定において高卒認定を高卒と同等に扱っています。
- 面接で高校を辞めた理由を聞かれたら、正直に話すべきですか?
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事実を隠す必要はありません。辞めた理由だけでなく、そこからどう学び直して合格に至ったかを合わせて伝えると、前向きな印象につながります。
- 高卒認定試験の受験資格や試験日はいつですか?
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満16歳以上であれば受験できます。令和8年度は第1回が8月6日・7日、第2回が11月7日・8日に実施されます。

