エントリーシートの項目は、基本情報・志望動機・自己PR・ガクチカなど8〜12種類に整理でき、項目ごとに文字数配分と書き方の正解が異なります。この記事では主要項目を一覧表でまとめたうえで、書くことがない欄の埋め方や、採用担当者が実際に重視しているポイントを解説します。
エントリーシートの項目一覧と書き方の結論【まずこれだけ】
結論:項目は8〜12種類、優先順位は文字数と頻出度で決まる
エントリーシートで問われる項目は、企業によって呼び方は違っても基本情報・学歴・志望動機・自己PR・ガクチカ・長所短所・趣味特技・健康状態の8種類に集約できます。業界研究欄や自由記入欄を含めると10〜12種類になる企業もあります。
すべての項目に同じ熱量で取り組む必要はありません。文字数指定が長い項目ほど評価の比重が大きく、逆に短い項目や任意項目は「空欄にしない誠実さ」が問われる場所です。まず全体像をつかんでから、配分を決めて書き進めるのが遠回りに見えて最短ルートです。
エントリーシートの項目一覧表
| 項目 | 頻出度 | 文字数目安 | 書きやすさ |
|---|---|---|---|
| 基本情報(氏名・住所等) | 必須 | 制限なし | 易しい |
| 学歴・職歴 | 必須 | 制限なし | 易しい |
| 志望動機 | 必須 | 300〜400字 | 難しい |
| 自己PR | 必須 | 300〜400字 | やや難しい |
| ガクチカ | 必須 | 300〜400字 | やや難しい |
| 長所・短所 | 高い | 200〜300字 | やや難しい |
| 趣味・特技 | 中程度 | 100〜200字 | 易しい |
| 健康状態 | 中程度 | 50字程度 | 易しい |
| ゼミ・サークル | 中程度 | 200字前後 | やや難しい |
| 資格・免許 | 中程度 | 制限なし | 易しい |
| 自由記入欄 | 低い | 200〜300字 | 難しい |
頻出度・文字数目安は主要就活サイトの調査結果および編集部の取材をもとに整理
項目ごとの書き方の要点
- 基本情報:誤字脱字と証明写真の写り、旧字体表記の統一を優先する
- 志望動機:「その企業でなければならない理由」を自分の経験と結びつける
- 自己PR:結論→エピソード→入社後の活かし方の順で組み立てる
- ガクチカ:結果の数字だけでなく、課題に対してどう考え行動したかを書く
- 趣味・特技、健康状態:短くても具体的に書き、空欄を避ける
なぜ項目によって書き方の正解が違うのか|採用担当者はここを見ている
エントリーシートの項目は、大きく「事実を正確に伝える項目」と「思考力・人間性を伝える項目」の2種類に分かれます。基本情報や学歴は前者にあたり、誤りなく埋められているかどうかがそのまま評価対象です。一方で志望動機や自己PR、ガクチカは後者にあたり、内容の一貫性や論理の運び方が評価されます。
この違いを理解しないまま全項目を同じトーンで書いてしまうと、事実項目に無駄な装飾が入ったり、逆に人間性を伝える項目が事務的な説明で終わってしまったりします。項目の性質を見分けることが、文字数配分を決める前提になります。
採用担当者はここを見ている
- 基本情報欄の丁寧さを「入社後の書類仕事における正確さ」の代理指標として見ている
- 志望動機・自己PR・ガクチカの間で語られるエピソードや強みに一貫性があるかを照らし合わせている
- 趣味・特技や健康状態など任意性の高い項目の埋め方で、応募先への熱意の差が意外と出やすいと見ている
書くことがない項目の埋め方|空欄・使い回しがNGな理由
趣味・特技や健康状態、自由記入欄など指定文字数が短い項目ほど「書くことがない」と感じやすいものです。しかし空欄や他社の使い回しは、内容の良し悪し以前の問題として評価を下げます。ここでは趣味・特技欄を例に、良い書き方とNGな書き方を比較します。
良い例文(趣味・特技欄の場合)
特技は週2回続けているランニングです。大会参加を目標に走行距離を記録し、体調管理と継続力を高める習慣にしています。この継続力は、地道な作業が求められる業務でも活かせると考えています。
NG例
特に趣味はありません。
1行で終わらせる、または空欄のまま提出するのは、他の項目がどれだけ良くても「熱意が感じられない」という印象につながりやすい書き方です。
採用担当者はここを見ている
- 趣味・特技欄は業務スキルの証明ではなく、人柄や継続力を確認する項目として読んでいる
- 健康状態欄は「良好」で問題なく、詳細な病歴の申告までは求めていない
健康状態欄は、入社後の勤務に支障がなければ「良好です」とだけ書けば十分です。現在の軽い体調不良まで細かく申告する必要はありません。志望動機欄がどうしても浮かばない場合は、履歴書側で志望動機なしの履歴書テンプレートを使い、ESの志望動機欄にエピソードを集中させる書き分けも選択肢になります。
項目別の文字数配分と優先順位のコツ
文字数指定がある項目は、指定文字数の8割以上を埋めるのが基本のルールです。300字指定なら240字以上、400字指定なら320字以上を目安にします。空白が目立つと志望度の低さを疑われ、逆に制限をオーバーすると確認不足という印象につながります。
| 項目 | 推奨文字数割合 | 理由 |
|---|---|---|
| 志望動機 | 8割〜満点 | 企業ごとの差別化が最も評価される項目 |
| 自己PR・ガクチカ | 8割〜満点 | エピソードの具体性が説得力に直結する |
| 長所短所 | 8割前後 | 簡潔さと根拠のバランスが求められる |
| 趣味特技・健康状態 | 7割前後でも可 | 簡潔でも具体的であれば評価は下がりにくい |
基本情報欄はフォーマットが厳密に決まっている場合が多く、自己流のレイアウトで崩すと読みにくさにつながります。項目の並び順に迷う場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを基準に、記入欄の抜け漏れがないか確認しておくと安心です。
状況別に見るエントリーシートの項目対応【新卒・第二新卒・インターン】
新卒の場合
新卒のエントリーシートでは、学業・サークル・アルバイトなど学生時代の経験からガクチカを組み立てるのが基本です。職歴欄は「なし」で問題ありません。履歴書もあわせて提出する企業では、書式を統一しておくと印象が整います。新卒用の履歴書テンプレートを使うと、項目の抜け漏れを防ぎやすくなります。
第二新卒・転職の場合
第二新卒や転職者向けのエントリーシートでは、ガクチカの代わりに前職での取り組みや退職理由を問われることが多くなります。前職の実績は数字で語り、退職理由はネガティブな表現を避けて、次に何を実現したいかに焦点を当てて書くと読みやすくなります。
インターン選考の場合
インターン選考のエントリーシートは、本選考より項目数が少なく、志望動機とガクチカの2項目に絞られるケースが目立ちます。その分、短い文字数の中で「なぜこの企業のインターンなのか」を明確に書けるかが差につながります。
アルバイト・パート選考の場合
アルバイトやパートの選考でも、応募先によってはエントリーシートに近い書類の提出を求められることがあります。項目は志望動機と自己PRが中心になり、シフトの融通など実務的な情報を添えると採用担当者に伝わりやすくなります。アルバイト用の履歴書テンプレートも、項目構成を確認する参考になります。



まとめ
- エントリーシートの項目は8〜12種類、事実項目と人間性項目で書き方を切り替える
- 文字数指定がある項目は8割以上を目安に埋め、空欄・使い回しは避ける
- 志望動機・自己PR・ガクチカは一貫したエピソードで結びつけると評価が安定する
項目ごとの優先順位が見えてくると、どこに時間をかけるべきかが判断しやすくなります。書き終えたら一度時間を置き、項目間の内容がずれていないかを見直してみてください。
エントリーシートの項目に関するよくある質問
- エントリーシートの項目は全部で何個ありますか?
-
企業によって差はありますが、基本情報・学歴・志望動機・自己PR・ガクチカ・長所短所・趣味特技・健康状態の8種類が中心です。業界研究欄や自由記入欄を加えると10〜12種類になる企業もあります。
- 書くことがない項目は空欄のままでもいいですか?
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空欄のままでの提出はおすすめできません。趣味・特技や自由記入欄が短くても、具体的な一文を添えるだけで「志望度が低い」という印象を避けられます。
- エントリーシートと履歴書の項目の違いは何ですか?
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履歴書は基本情報・学歴・職歴・資格など事実を伝える項目が中心です。エントリーシートはそれに加えて、志望動機や自己PR、ガクチカなど企業ごとに異なる設問で人物像を掘り下げる項目が加わります。
- 文字数指定がない項目はどれくらい書けばいいですか?
-
枠の大きさに対して8割ほどが埋まる分量が目安です。文字数の指定も枠もない場合は、300〜400字程度を目安に書くと過不足のない印象になります。

