短所が頑固なら、「信念の強さ」と「柔軟に受け止める姿勢」をセットで伝えるのが正解です。頑固という言葉そのものを避ける必要はなく、意志を貫く場面と、そのうえで人の意見をどう取り入れているかを具体的に添えれば、頑なさではなく芯の強さとして伝わります。そのまま使える例文とNG例、職種別の言い換え方をあわせて紹介します。
短所は頑固の例文|結論とすぐ使える言い方
結論:頑固は「信念の強さ」と「柔軟に受け止める姿勢」とセットで伝える
履歴書や面接で短所を「頑固」と答えるとき、多くの人がつまずくのは「私の短所は頑固なところです」で言葉を止めてしまうことです。これだけでは、自分の考えを貫く芯の強さなのか、周囲の意見を聞き入れられない扱いにくいタイプなのか採用担当者には判断できません。頑固さがどんな場面で強く出るかを具体的に説明したうえで、他者の意見を取り入れる工夫や、納得すれば柔軟に対応する姿勢まで改善の工夫まで書くことが、評価を分ける最大のポイントです。
頑固の短所を伝える例文(基本形)
良い例文
私の短所は頑固なところです。一度決めたやり方や考えを変えるまでに時間がかかり、周囲を待たせてしまうことがあります。この特性を活かすため、判断を変える前に必ず理由を確認し、納得できれば早めに方針を切り替えるよう意識しています。結果として、芯を保ちながらも周囲との連携を崩さずに仕事を進められるようになりました。
NG例
私の短所は頑固なところです。一度決めたことは誰に何を言われても変えません。自分のやり方が一番だと思っています。今後も自分のスタイルを貫いていきたいです。
採用担当者はここを見ている
- 頑固という「言葉」ではなく、周囲との連携やチームワークにどう影響するかを見ている
- 意見を聞き入れる姿勢や、納得したときに柔軟に対応できるかを重視している
- 「誰に何を言われても変えない」という言い方は、協調性のなさと受け取られやすい
タイプ別に選ぶ頑固の例文4選
頑固と一口に言っても、こだわりが出る対象は人によって異なります。自分に近いタイプを見つけると、説得力のある例文を作りやすくなります。
| タイプ | 特徴 | 短所として使えるフレーズ例 |
|---|---|---|
| 意見固持型 | 一度決めた考えを変えるまでに時間がかかる | 自分の考えに時間をかけてから納得する傾向があります |
| やり方固定型 | 慣れたやり方や手順にこだわり、変更を嫌う | 一度決めた手順にこだわりすぎることがあります |
| 妥協拒否型 | 自分の基準に納得できるまで譲れない | 納得できるまで自分の基準を譲れないことがあります |
| 主張継続型 | 反対意見があっても自分の意見を通そうとする | 自分の意見を最後まで通そうとしてしまうことがあります |
意見固持型の例文
良い例文
私の短所は、一度決めた考えを変えるまでに時間がかかることです。改善策として、判断を下す前に複数の意見を聞く時間を意識的に設け、根拠が示されればすぐに考えを更新するようにしています。この方法により、芯を保ちながらも柔軟な判断ができるようになりました。

頑固が短所として敬遠されやすい理由
「頑固」を短所に選ぶと、扱いにくい・協調性がない・話が通じないタイプだと思われないか不安になる人は多いです。実際、頑固さは面接で深掘りされやすい短所のひとつで、内容が抽象的なままだと「一緒に働きづらそう」という印象で終わってしまいます。採用担当者が実際に見ているのは、頑固という性格そのものではなく、それが周囲との連携にどう影響するかという点です。
採用担当者が見るポイント
- 実務への影響度(意見の対立が業務の停滞につながるか、むしろ判断のブレなさとして強みになるか)
- 改善のための具体的な行動をしているか
- 職種との相性(一貫性や専門性が重視される仕事では歓迎されやすい)
特に専門性や品質の一貫性が求められる職種では、頑固さの裏にある信念の強さがむしろプラスに働きます。一方で、チームでの連携やスピード重視の意思決定が求められる職場では、柔軟性とのバランスを伝える工夫が必要です。
【職種別】頑固の短所を強みに変える例文
頑固の伝え方は、応募する職種によって重視されるポイントが変わります。ここでは5つの職種を例に、実務に結びつけた例文を紹介します。
事務・経理職の場合
事務・経理職では、ルールに沿った正確な処理が評価に直結します。頑固さゆえの手順へのこだわりを、ミスの少なさという成果に結びつけて伝えましょう。転職で事務・経理職を目指す場合は、経理の職務経歴書テンプレートを使うと職務経歴欄との整合性も取りやすくなります。
良い例文
私の短所は頑固なところで、一度決めた処理ルールを変えることに慎重になりすぎることがあります。前職では変更の根拠を必ず確認する習慣をつけ、正当な理由があれば早めに新しいルールへ切り替えるようにしたことで、正確さを保ちながら業務改善にも対応できるようになりました。
IT・エンジニア職の場合
IT・エンジニア職では、設計方針への強いこだわりが品質につながりやすい一方、頑固さが議論の停滞につながらないかも見られています。IT系の選考ではエンジニアの職務経歴書テンプレートを使うと、経験と短所の内容が結びついて伝わりやすくなります。
良い例文
私の短所は頑固なところで、自分が納得できる設計でないと進めることに抵抗を感じてしまうことがあります。そこで、判断根拠をレビューの場で必ず共有する進め方に切り替え、チームの合意を得ながら自分の考えも活かせるよう工夫しています。
建設・職人系の場合
建設・職人系の仕事では、品質や安全基準を譲らない頑固さがむしろ信頼につながります。あわせて、周囲との連携も欠かせない点を伝えると説得力が増します。建設業界での選考には建設業界の職務経歴書テンプレートを使うと実務経験が伝わりやすくなります。
良い例文
私の短所は頑固なところで、安全基準や仕上がりの質に関しては一切妥協しない姿勢が、周囲との相談を後回しにしてしまうことがあります。現在は作業前に懸念点を共有する時間を設け、基準を守りながらもチームで進め方を確認できるようにしています。
営業職の場合
営業職では、頑固さが顧客や上司との意見の押し付けと受け取られないよう、相手の意見を取り入れる姿勢とセットで伝えるのがコツです。
良い例文
私の短所は頑固なところで、一度立てた提案の方向性にこだわりすぎてしまうことがあります。そのため、提案前に必ず先方の要望を再確認する工程を加え、自分の考えを軸にしながらも相手のニーズに合わせて調整できるようになりました。
新卒・未経験の場合
社会人経験がない場合は、学生時代の具体的なエピソードで頑固さの活かし方を示すと伝わりやすくなります。新卒での応募には新卒用の履歴書テンプレート、転職での応募には転職用の履歴書テンプレートを使うと項目に迷わず書き進められます。
良い例文
私の短所は頑固なところで、部活動では自分の考えたフォームや練習方法にこだわり、指導者の助言をすぐに受け入れられないことがありました。そこで、まず一度試してから自分の考えと比較する習慣をつけたことで、こだわりを保ちながらも周囲の意見を取り入れられるようになりました。

頑固を長所に言い換える言葉一覧
短所として書いた頑固は、自己PR欄や面接での深掘りに備えて、長所側の言葉も用意しておくと安心です。
| 頑固の側面 | 言い換え表現 | 活きる場面 |
|---|---|---|
| 信念を曲げない | 意志が強い、芯がある | 専門職、研究職、品質管理 |
| 基準を譲らない | こだわりが強い、責任感がある | 職人系、製造、デザイン |
| 自分のペースを守る | マイペース、着実 | 経理、データ管理、事務作業 |
| 最後までやり抜く | 粘り強い、継続力がある | 営業、プロジェクト管理 |
言い換えた表現は自己PR欄でも使えます。面接で深掘りされても答えられるよう、自分の実体験に基づいた具体的なエピソードとセットにしておきましょう。
頑固の短所を書くときのNGパターンと注意点
NG例
- 説明だけで終わる:「頑固です」で止まり、改善のための行動が書かれていない
- 致命的な影響を認めてしまう:「誰に何を言われても変えません」「自分のやり方が絶対に正しいと思っています」など業務に支障が出る書き方
- 自慢に聞こえる:「頑固すぎて誰も私を止められません」など、短所を装った自己アピールになっている表現
- 改善策が抽象的すぎる:「気をつけます」「柔軟になりたいです」だけで、具体的な工夫が示されていない
短所を伝えるときは、事実(頑固さが表れる場面)→行動(改善のためにしていること)→結果(得られた変化)の順で組み立てると、NGパターンを避けながら説得力のある文章になります。
まとめ
- 頑固は「信念の強さ」「柔軟に受け止める姿勢」とセットで伝えると、扱いにくい印象を避けられる
- 意見固持型・やり方固定型など、自分のタイプに合った具体例を選ぶ
- 事実→行動→結果の順で書くと、改善への姿勢が伝わりやすい
- 職種によって評価される角度が異なるため、応募先に合わせた言い方を選ぶ
頑固という短所は、書き方次第で信念や一貫性という評価に変わります。応募先の職種や業務内容に合わせて、自分の経験に基づいた例文を作ってみてください。
短所の頑固に関するよくある質問
- 短所は頑固と正直に書いても評価は下がりませんか?
-
頑固という言葉自体で評価が下がることはありません。採用担当者が見ているのは、頑固さが周囲との連携にどう影響するか、そしてどんな改善策を取っているかです。具体的な行動とあわせて伝えれば、信念の強さや一貫性として評価されやすくなります。
- 頑固さの程度が強い場合はどう書けばいいですか?
-
こだわりが出る場面を具体的に絞り込んで書くと伝わりやすくなります。「何事も自分の考えを曲げない」という書き方ではなく、「品質基準」「進め方」など特定の場面に限定し、そのうえでの対処法をセットで書きましょう。
- 面接で「頑固」を深掘りされたときはどう答えればいいですか?
-
履歴書に書いた内容をもとに、頑固さが表れた具体的なエピソードと、そこから得た工夫や結果を一つ用意しておくと安心です。あわせて、意見を聞き入れて方針を変えた経験があれば、柔軟性も伝えられます。
- 頑固以外に短所として書きやすい言葉はありますか?
-
完璧主義、心配性、慎重すぎるといった言葉も、頑固と同じように改善策とセットで伝えることで長所側の評価につながります。自分の経験に近い言葉を選ぶことが大切です。


