看護師免許の取得日として履歴書に書くのは、看護師国家試験の合格発表日ではなく、免許証に記載された登録年月日です。合格発表日をそのまま記載すると、入職後の免許証確認で日付が食い違う可能性があります。免許証のどこを見ればいいかわからない方、紛失して手元にない方への対処法もあわせて解説します。
看護師免許の取得日とは?書くべきは「登録年月日」【結論】
結論
履歴書の資格欄に記載する看護師免許の取得日は、厚生労働省の看護師名簿に登録された登録年月日です。看護師国家試験に合格しただけでは、看護師として業務を行う資格はまだ発効していません。合格後に免許申請を行い、名簿への登録が完了した時点で、正式に看護師免許の効力が生じます。
看護師国家試験は例年2月に実施され、3月末に合格発表、多くの場合4月に登録・免許証交付という流れになります。そのため新卒者は「4月」を取得月として記載するケースがほとんどですが、実際の登録日は個人ごとに前後することがあるため、必ず免許証で確認してください。採用担当者は、この登録年月日が合格発表日と混同されていないかを書類選考の初期段階で確認しています。
記載例
良い例文
令和8年4月 看護師免許取得
NG例
令和8年3月 看護師免許取得
合格発表の月をそのまま取得日として書いてしまっている典型的な誤りです。看護師免許の効力が発生するのは登録年月日であり、合格発表日ではありません。
資格欄には和暦・西暦のどちらを使っても構いませんが、履歴書全体で統一することが前提です。書式に迷う場合は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを使うと、資格欄の位置や記入ルールを確認しながら記載できます。
合格発表日・登録日・交付日の違い
看護師免許に関わる日付は3種類あります。それぞれの意味と履歴書への記載可否を整理すると次のとおりです。
| 日付の種類 | 意味 | 履歴書への記載 |
|---|---|---|
| 合格発表日 | 国家試験の合格結果が公表された日 | NG(記載しない) |
| 登録年月日 | 看護師名簿への登録が完了した日 | ◎ 正解 |
| 交付日 | 免許証が交付された日 | NG(記載しない) |
合格発表から免許証の交付までには1〜2ヶ月ほどかかるため、3つの日付にはそれぞれ数週間から1ヶ月程度のずれが生じます。履歴書に書くのは、この中で最も早く確定する「登録年月日」です。
【状況別】看護師免許取得日の書き方
看護師免許の取得状況は新卒者と転職者で異なります。状況別に書き方を確認しましょう。
新卒者の場合
看護学校卒業見込みで就職活動をしている段階では、多くの場合まだ看護師免許を取得していません。この場合は「取得見込み」と記載し、免許取得の見込み時期を明記します。
良い例文(新卒・取得見込み)
令和8年4月 看護師免許取得見込み
見込み時期は、国家試験の合格発表日ではなく、登録・免許証交付が完了する想定時期を記載するのが基本です。看護師国家試験は例年2月実施のため、卒業と同時期の4月を見込み月とするケースが一般的です。テンプレートで資格欄の配置を確認したい場合は新卒用の履歴書テンプレートも参考にしてください。

転職・中途者の場合
すでに看護師として就業経験があり、免許証を保有している場合は、免許証に記載された登録年月日をそのまま資格欄に転記します。
良い例文(転職・登録日)
令和3年4月 看護師免許取得
転職活動では、前職の就業期間と免許取得日の整合性も確認されやすいため、正確な日付の転記が重要です。採用担当者は、免許取得から現在までの職歴に不自然な空白がないかもあわせて確認しています。転職用の書式を使う場合は転職用の履歴書テンプレートもあわせて確認しておくと安心です。
免許証のどこを見ればいい?登録日の探し方と紛失時の確認方法
取得日を確認しようとしても、看護師免許証には「登録年月日」とはっきり明記されていないため、どこを見ればいいかわからないという声が多くあります。
登録年月日の記載位置
看護師免許証の登録年月日は、厚生労働大臣の氏名と厚生労働省医政局長の氏名の間に記載されています。中央に大きく表示される項目ではないため、見落としやすい位置です。
- 免許証の中央付近に大きく記載されている日付は「交付日」であり、取得日ではない
- 登録年月日は、厚生労働大臣名と医政局長名の間の欄に記載されている
- 免許証の様式は発行時期によって多少異なる場合がある
免許証が手元にない・紛失した場合
免許証を紛失していたり、まだ手元に届いていなかったりする場合でも、以下の方法で登録年月日を確認できます。
- 厚生労働省のオンライン登録済証明書サービス:保健師・助産師・看護師を対象に、オンライン申請で登録済証明書を発行できます。免許証の現物がなくても、この証明書で登録年月日を確認できます
- 保健所での免許証再交付申請:就業地を管轄する保健所に再交付申請書を提出する方法です。ただし交付まで3〜4ヶ月程度かかるため、就職活動中の確認手段としては時間がかかりすぎる点に注意が必要です
提出期限が迫っている場合は、まずオンラインの登録済証明書サービスを優先し、余裕があれば保健所への再交付申請も並行して進めるとよいでしょう。採用担当者は、免許証を確認できない状態のまま曖昧な日付を書いていないかという点も、書類の丁寧さとして見ています。
採用担当者はここを見ている
採用担当者は、資格欄に書かれた取得日から何を確認しているのでしょうか。単に「免許を持っているか」だけでなく、記載の正確さも見られています。
採用担当者はここを見ている
- 資格欄の日付が合格発表日になっていないか(最も多い誤り)
- 免許証の登録年月日と一致しているか
- 学歴・職歴欄と時系列に矛盾がないか
- 新卒者の場合、取得見込みの表記が状況に合っているか
看護師の仕事は、看護記録やインシデントレポートなど正確な日付を扱う場面が多い職種です。履歴書の段階で日付の扱いが不正確だと、入職後の記録業務への不安につながることがあります。
NG例
令和8年3月 看護師免許取得
合格発表日を取得日として記載してしまうと、入職時に免許証原本を提出した際、履歴書の日付と食い違いが生じます。意図的でなくても「確認不足」という印象を与えてしまうため注意が必要です。

履歴書の資格欄に書く際の注意点
取得日以外にも、看護師免許を資格欄に記載する際に押さえておきたい注意点があります。
- 正式名称で書く:「看護師免許取得」が正式な表記です。「看護師資格」「正看護師免許」などの表現は避けてください
- 年月のみでよい:「〇年〇月」の記載で十分で、日付まで書く必要はありません
- 和暦・西暦は統一する:学歴・職歴欄と資格欄で和暦・西暦が混在しないようにします
- 採用担当者はここも見ている:正式名称・日付の統一・登録年月日の3点がすべて揃っているかどうかを、資格欄全体の印象として判断しています
正式名称や書式に不安がある場合は、志望動機欄を含めた全体の構成を志望動機なしの履歴書テンプレートで確認しながら、資格欄だけを差し替える形で作成すると効率的です。看護師の職務経歴書もあわせて整える場合は看護師の職務経歴書テンプレートも役立ちます。

まとめ
- 看護師免許の取得日は、合格発表日ではなく免許証の「登録年月日」
- 新卒者は「取得見込み」、転職者は「登録日」をそのまま記載する
- 登録年月日は免許証の厚生労働大臣名と医政局長名の間に記載されている
- 免許証が手元にない場合は、厚生労働省のオンライン登録済証明書サービスが最も早い確認方法
免許証の登録年月日を正確に転記することが、書類選考での信頼につながります。
看護師免許の取得日に関するよくある質問
- 看護師免許の取得日として、合格発表日を書いてもいいですか?
-
いいえ、合格発表日は取得日ではありません。履歴書に書くのは、厚生労働省の看護師名簿に登録された「登録年月日」です。免許証に記載された日付を確認し、正確に転記してください。
- 新卒でまだ看護師免許を持っていない場合はどう書けばいいですか?
-
「令和〇年〇月 看護師免許取得見込み」のように、取得見込みの時期を添えて記載します。国家試験の合格発表・登録が完了する見込み時期を目安に、入職予定時期に近い月を記載するのが一般的です。
- 免許証を紛失していて登録年月日がわからない場合はどうすればいいですか?
-
厚生労働省のオンライン登録済証明書サービスを利用すると、免許証の現物がなくても登録年月日を確認できます。保健所での再交付申請も可能ですが、交付まで3〜4ヶ月程度かかるため、就職活動中は登録済証明書の取得を優先するとよいでしょう。
- 取得日は年月だけでよいですか、日付まで必要ですか?
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「〇年〇月」の年月のみの記載で問題ありません。日付まで書く必要はなく、学歴・職歴欄と同様に和暦・西暦の表記を履歴書全体で統一してください。

