職務経歴書のページ番号は、フッターの下部中央か右下に「1/2」の形式で入れるのが基本です。2枚目以降のヘッダーに氏名を入れる、ページをまたぐ職歴は会社単位で改ページする、2枚はホチキスではなくクリップで左上を留める、といった周辺のルールも提出直前に迷いやすい部分です。Wordでの入れ方から入れ忘れたときの対処まで、採用担当者が書類を扱う流れに沿ってまとめました。
職務経歴書のページ番号の位置と書き方【結論】
職務経歴書が2枚以上になったら、全ページにページ番号を入れます。位置・表記・氏名の3点を押さえれば迷うことはありません。
| 項目 | 基本ルール |
|---|---|
| 位置 | フッター(ページ下部)の中央か右下 |
| 表記 | 「1/2」「2/2」のように総ページ数を併記 |
| 対象ページ | 1枚目を含む全ページ |
| 氏名 | 2枚目以降のヘッダー右上に氏名を入れる |
| そろえる点 | 全ページで位置・フォント・サイズを統一 |
位置はフッターの下部中央か右下
ページ番号の位置に決まった公式ルールはありませんが、ビジネス文書ではページ下部の中央か右下が一般的です。ヘッダーには日付や氏名が入るため、番号を下に置くと情報が重なりません。
中央と右下のどちらを選んでも評価は変わりません。紙をめくりながら読む採用担当者にとっては右下のほうが目に入りやすく、迷ったら右下を選べば十分です。
表記は「1/2」で総ページ数をそろえる
「1」「2」だけの番号より、「1/2」「2/2」のように総ページ数がわかる表記のほうが、途中の1枚が抜けていないかを読み手がすぐ確認できます。
良い書き方(2枚の場合)
1枚目の右下:1/2
2枚目の右下:2/2
※「1 / 2」とスラッシュの前後に半角スペースを入れても問題ありません。全ページで同じ表記にそろえます。
NG例
1枚目:番号なし/2枚目の左上:-2-
1枚目にだけ番号がない、ページごとに位置や表記が違う状態は、作り込みが甘い印象につながります。
2枚目以降のヘッダーに氏名を入れる
ページ番号とセットで入れておきたいのが氏名です。大学などの採用書類の作成例でも「複数枚になる場合は、全てに氏名を記入すること」と注記されています。1枚目は冒頭に日付と氏名を書くので、2枚目以降はヘッダーの右上に氏名だけを小さく入れる形が収まりよく見えます。
良い書き方(ヘッダーとフッターの配置)
【1枚目】
上部:職務経歴書(タイトル)/右上:2026年〇月〇日現在 氏名 〇〇 〇〇
右下:1/2
【2枚目】
ヘッダー右上:氏名 〇〇 〇〇
右下:2/2
職務経歴書のページ番号の入れ方(Word・Googleドキュメント・手書き)
ページ番号は手入力せず、ソフトの自動挿入機能で入れます。手入力だと、内容を削って枚数が変わったときに「2/3」のまま残るといったズレが起きるためです。
Wordで「1/2」形式を入れる手順
- 「挿入」タブの「ページ番号」をクリック
- 「ページの下部」を選ぶ
- 一覧の「X/Y ページ」から、中央または右寄せのデザインを選ぶ
- 番号の位置は、フッター編集中に「中央揃え」「右揃え」で調整できる
- ヘッダーに氏名を入れる場合は「挿入」→「ヘッダー」で入力し、1枚目に表示したくなければ「先頭ページのみ別指定」にチェックを入れる
総ページ数は自動で反映されるため、枚数が変わっても修正は不要です。番号の数字が本文より大きく太い場合は、本文と同じフォント・10〜10.5pt程度に下げておくと悪目立ちしません。
Googleドキュメントの場合
Googleドキュメントでは「挿入」→「ページ番号」からフッター右下に番号を入れられます。続けてフッター内の番号の後ろに「/」を入力し、「挿入」→「ページ番号」→「ページ数」を選ぶと「1/2」の形になります。メニューの名称は画面の表示に合わせて読み替えてください。PDFでダウンロードする前に、印刷プレビューで全ページに番号が出ているかを確認してください。
一から書式を組むのが手間なら、事務職向けの職務経歴書テンプレートのように枠が組まれた書式を使い、番号だけ確認する方法もあります。
手書きで入れる場合
手書きの職務経歴書や、印刷後に番号がないことに気づいた場合は、手書きで書き足してもかまいません。
手書きで入れるときのルール
- 筆記具:黒のボールペン。消せるボールペン・鉛筆は使わない
- 位置:全ページ同じ位置(右下の余白)に、本文の文字と同じくらいの大きさで書く
- 表記:「1/2」「2/2」と総ページ数まで書く
- 混在させない:印字された番号と手書きの番号を1部の中で混ぜない
採用担当者が職務経歴書のページ番号を見る理由
ページ番号は「あったほうが親切」程度の飾りに見えますが、採用側の書類の扱い方を知ると役割がはっきりします。ページ番号は、クリップを外されたあとのためにあります。
届いた応募書類は、そのまま1人の担当者が読み終えるとは限りません。コピーやスキャンをして面接官に回したり、複数の応募者の書類をまとめて並べたりする過程で、クリップは一度外されます。そのとき番号と氏名がなければ、どの紙が誰の何枚目なのかが戻せなくなります。
採用担当者はここを見ている
- バラしても順番が戻るか:番号と氏名が全ページにあれば、コピーや回覧で混ざっても元に戻せる
- 抜けがないか:「2/3」とあれば3枚そろっているかを一目で確認できる
- 読み手を想像できる人か:番号の有無そのものより、相手の手間を減らす配慮が書類全体に出ているかを見ている
ページ番号がないだけで不採用になることはまずありません。ただし、職務経歴書は実務の進め方を想像させる書類です。番号・氏名・位置がそろった書類は、資料作りで同じ配慮ができる人という評価に結びつきます。
職務経歴書がページをまたぐときの書き方
2枚目に入るとき、1社分の職歴や表の途中でページが切れてしまうと、読み手は前のページに戻って確認しなければなりません。ページ番号と同じくらい気にしたいのが、どこでページを切るかです。
会社ごと・項目ごとに改ページする
基本は、1社分の職歴や「自己PR」などの項目の切れ目で改ページすることです。Wordなら区切りたい位置で「Ctrl+Enter」(Macは「command+Enter」)を押すと改ページが入ります。1枚目の下に余白が残っても、項目の途中で切れるよりは読みやすくなります。
NG例
1枚目の最終行に「自己PR」の見出しだけがあり、本文は2枚目から始まる
見出しだけがページ末に取り残されると、読み手は2枚目をめくってから内容を探すことになります。見出しごと2枚目に送ってください。
どうしてもまたぐ場合の書き方
在籍期間が長く1社分が1ページに収まらない場合は、またいでもかまいません。その場合は2枚目の冒頭で、どの会社の続きなのかがわかるようにします。
良い書き方(2枚目の冒頭)
株式会社〇〇(2018年4月~現在)続き
【2022年4月~現在】営業部 法人営業課 課長代理
・担当顧客:既存法人30社……
※表で職歴を書いている場合は、Wordの表のプロパティで「タイトル行を各ページに繰り返す」を設定すると、2枚目にも項目名の行が表示されます。
1枚目の最後に「次ページへ続く」と書く必要はありません。ページ番号が「1/2」となっていれば続きがあることは伝わります。経歴が多く3枚以上になりそうな場合は、ページのまたぎ方より先に、内容の絞り込みを検討してください。

職務経歴書2枚の留め方|ホチキスよりクリップが無難
2枚以上の職務経歴書は、左上をクリップで留めるのが無難です。前の章のとおり、採用側はコピーやスキャンのために書類をばらすことがあり、ホチキスだと針を外す手間がかかり、紙が破れることもあるためです。
| 留め方 | 評価 | 使う場面 |
|---|---|---|
| ゼムクリップ(銀色) | 最も無難 | 2〜3枚程度。郵送・持参どちらでも |
| 小さめのダブルクリップ | 可 | 枚数が多くゼムクリップで外れそうなとき |
| ホチキス | 指定があれば可 | 応募先から「ホチキスで留めて」と指示があるとき |
| 何も留めない | 避けたい | 封筒やクリアファイルの中で順番がずれやすい |
クリップは左上に縦向きで1か所
横書きの書類は左上を支点にしてめくるため、クリップも左上に留めます。日付や氏名など文字の上にかからないよう、角から1〜2cmの余白に縦向きで挟んでください。色付きやキャラクター柄のクリップは避け、銀色のシンプルなものを選びます。
ホチキスで止めるなら左上に斜め
応募先からホチキス留めを指定された場合や、すでに留めてしまった場合は、左上を斜め(45度程度)に1か所留めます。斜めにするとページがめくりやすく、針を外すときも紙が裂けにくくなります。
NG例
- 上辺の中央や右上にクリップ・ホチキスを留める(文字にかかり、めくりにくい)
- 履歴書と職務経歴書をまとめて1か所でホチキス留めする(書類ごとに分けて扱えなくなる)
- 一度留めたホチキスを外し、針穴が残った紙をそのまま出す(外すなら印刷し直す)
提出時の重ね順(郵送・持参)
履歴書と職務経歴書はそれぞれ別に留め、上から順に重ねてクリアファイルに入れます。
- 送付状(郵送の場合)
- 履歴書
- 職務経歴書(1/2が上、2/2が下)
- その他の書類(ポートフォリオなど指定があるもの)
面接に持参する場合も同じ順番です。渡すときはクリアファイルから出し、クリップで留めた状態のまま相手に向けて差し出します。ハローワーク経由で応募する場合も留め方の考え方は同じで、書式はハローワーク用の職務経歴書テンプレートを使うと番号の位置まで整えやすくなります。
メールやWeb応募でPDFを送る場合は、留め方の問題はありません。その代わり、ページ番号と氏名が採用側で印刷したときの唯一の手がかりになるため、紙で出すとき以上に入れ忘れが目立ちます。
職務経歴書のページ番号を忘れたときの対処法
ページ番号を入れ忘れたことに気づいても、慌てる必要はありません。対処は、提出前か提出後かで分かれます。
提出前に気づいた場合
| 状況 | 対処 |
|---|---|
| データが手元にあり印刷できる | 番号を自動挿入して印刷し直す(最善) |
| 印刷できる環境がない | 黒のボールペンで右下に「1/2」「2/2」と手書きで足す |
| PDFで送る前 | 元データに番号を入れてPDFに書き出し直す |
提出後に気づいた場合
提出済みの書類にページ番号がなかっただけなら、応募先へお詫びの連絡や再送をする必要はありません。内容の誤りではないため、連絡するとかえって先方の手間を増やします。
提出後にやっておくこと
- 手元の元データに番号と氏名を入れ、次の応募から使う版に直しておく
- 面接に職務経歴書を持参する場合は、番号入りの版を印刷して持っていく
- 職歴や日付など内容そのものに誤りがあった場合は、番号とは別問題として早めに連絡する
派遣で複数の就業先を書く場合など、枚数が増えやすい人ほど入れ忘れが起きやすくなります。派遣向けの職務経歴書テンプレートのような書式をひとつ決めて、番号入りの状態で保存しておくと毎回の確認が要らなくなります。

提出前に確認したい職務経歴書のチェックリスト
印刷・PDF化の直前に、次の項目を上から確認してください。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| ページ番号 | 1枚目を含む全ページの下部中央か右下に「1/2」形式で入っている |
| 総ページ数 | 内容を削ったあとも分母が実際の枚数と合っている |
| 氏名 | 2枚目以降のヘッダーにも氏名がある |
| 改ページ | 見出しだけがページ末に残っていない |
| 書式の統一 | 番号のフォント・サイズが本文とそろっている |
| 留め方 | 左上をクリップで1か所。履歴書とは別に留めている |
| 重ね順 | 送付状→履歴書→職務経歴書の順 |
番号や留め方が整ったら、あとは中身で勝負です。営業職なら数字の見せ方ひとつで印象が変わるため、営業職の職務経歴書テンプレートで実績欄の構成を見比べておくと書き直しの方向が定まります。

まとめ
- 位置:ページ番号はフッターの下部中央か右下。迷ったら右下
- 表記:「1/2」「2/2」と総ページ数を併記し、1枚目にも入れる
- 氏名:2枚目以降はヘッダー右上に氏名を入れる
- ページまたぎ:会社・項目の切れ目で改ページし、またぐ場合は2枚目冒頭に会社名と「続き」
- 留め方:左上をクリップで1か所。ホチキスは指定があるときだけ左上に斜め
- 忘れた場合:提出前なら印刷し直すか手書きで補う。提出後は連絡不要
番号と氏名は、書類がばらされても元に戻すための目印です。印刷前に1分だけ、全ページの右下と右上を確認してから提出してください。
職務経歴書のページ番号に関するよくある質問
- 職務経歴書が1枚だけの場合もページ番号は必要ですか?
-
1枚で完結している場合は不要です。ページ番号は複数枚の順番と抜けを確認するためのものなので、1枚なら入れなくても問題ありません。入れる場合は「1/1」と表記します。
- ページ番号はヘッダー(上部)に入れてもいいですか?
-
上部に入れても誤りではありません。ただしヘッダーには日付や氏名が入るため、情報が重ならないよう番号はフッターの下部中央か右下に置くのが一般的です。どちらにしても全ページで同じ位置にそろえてください。
- 「1/2」と「1ページ」はどちらの表記がいいですか?
-
総ページ数がわかる「1/2」のほうがおすすめです。採用担当者が全ページそろっているかを一目で確認できます。「1ページ」「P.1」でも誤りではありませんが、全ページで表記をそろえてください。
- 職務経歴書2枚をホチキスで留めて提出してしまいました。問題ありますか?
-
ホチキス留めだけが理由で不採用になることは考えにくく、提出後に連絡する必要はありません。次の応募からは左上をクリップで留めるようにしてください。まだ提出前なら、針を外すと穴が残るため、印刷し直してクリップで留めるのが確実です。
- 職務経歴書は両面印刷して1枚にしてもいいですか?
-
片面印刷が基本です。両面だと裏面を見落とされたり、コピーやスキャンの際に片面しか取り込まれなかったりするおそれがあります。2ページになったらA4用紙2枚に片面で印刷し、ページ番号を入れてクリップで留めてください。

