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作業療法士としての転職・キャリアアップに向けた職務経歴書のテンプレートです。急性期病院・回復期リハビリ病院・精神科・デイケア・訪問リハビリなど、勤務先の施設形態に関わらず、担当患者数やADL訓練件数などの業務内容と実績を整理し、採用担当者に伝わりやすくまとめることが重要です。
作業療法士の職務経歴書の書き方ポイント
作業療法士の職務経歴書は、以下の3項目で構成するのが基本です。急性期・回復期・精神科など勤務先が異なっても、項目の構造は共通です。
| 項目 | 文字数目安 | 記載するポイント |
|---|---|---|
| 職務要約 | 100〜150字 | 勤務年数・主な施設形態・得意領域と応募先で活かせる強みを一言でまとめる |
| 職務経歴 | 200〜400字/社 | 勤務先名・在籍期間・業務内容・実績を時系列で記載 |
| 自己PR | 150〜250字 | 作業療法現場で培った強みと転職先での貢献意欲 |
職務要約の書き方と例文
職務要約は採用担当者が最初に読む箇所です。「どの業態で何年勤務し、どんな業務・実績があるか」を3文以内でまとめることを目指してください。自己PRとは別物であるため、職歴のサマリーに徹するのがポイントです。
良い例文
回復期リハビリ病院にて5年間勤務し、脳血管・整形外科患者1日平均16名の作業療法を担当しました。ADL訓練プログラムの標準化を推進し、退院時BI得点の平均改善率を12%向上。精神科デイケアでは月80名の利用者に対し生活技能訓練を実施し、プログラム参加率85%・退院後再入院率20%削減を達成しました。地域包括ケアの現場で活かしたいと考え、貴施設への転職を希望しています。
NG例
作業療法士として5年間リハビリ業務に携わってきました。勤務先の施設形態・担当患者数・具体的な実績が一切見えず、採用担当者に「内容のない経歴」という印象を与えます。
職務経歴の書き方
職務経歴詳細には、勤務先名・在籍期間・業務内容・実績を記載します。作業療法士の場合は「担当患者数・ADL訓練件数・自助具作製数」など定量的な数値を明示すると、業務量とスキルレベルが採用担当者に伝わりやすくなります。
記入例(回復期リハビリ病院・作業療法士)
| 在籍期間 | 20XX年4月〜20XX年6月(5年3ヶ月) |
| 会社・施設名 | 医療法人○○会 ○○回復期リハビリテーション病院 |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 業務内容 |
・脳血管・整形外科患者1日平均16名の作業療法 ・ADL評価(FIM・BI)・生活動作訓練・自助具作製(年30点) ・多職種カンファレンス参加・退院支援・家族指導 ・新人OT2名のOJT指導・作業療法記録標準化 |
| 実績・成果 |
・退院時BI得点の平均改善率を12%向上 ・自助具作製マニュアル整備により、作製時間を1点あたり20%短縮 |
自己PRの書き方
自己PRは作業療法現場で培ったスキルを、応募先でどう活かせるかに直結する形で書いてください。「頑張りました」という努力の表現より、「○○の結果、△△ができるようになりました」という成果ベースの表現が採用担当者に刺さります。また、転職理由や今後のキャリア志向を一文入れることで、真剣度が伝わります。
良い例文
5年間の回復期リハビリ病院勤務を通じ、ADL評価に基づく生活動作訓練と自助具作製のスキルを磨いてきました。多職種連携による退院支援と、患者さまの日常生活への復帰支援が強みです。今後は地域包括ケアの現場で、これまでの経験を活かしながら患者さまのQOL向上に貢献したいと考えています。
作業療法士の職務経歴書サンプル見本
職務経歴書
20××年×月×日現在
氏名:○○ ○○
■職務要約
回復期リハビリ病院にて5年間勤務し、脳血管・整形外科患者1日平均16名の作業療法を担当しました。ADL訓練プログラムの標準化を推進し、退院時BI得点の平均改善率を12%向上。その後、精神科デイケアにて月80名の利用者に生活技能訓練を実施し、プログラム参加率85%・退院後再入院率20%削減を達成しました。地域包括ケアの現場で活かしたいと考え、貴施設への転職を希望しています。
■活かせる経験・スキル
- ・脳血管・整形外科患者1日平均16名の作業療法
- ・ADL評価(FIM・BI)・生活動作訓練・自助具作製(年30点)
- ・多職種カンファレンス参加・退院支援・家族指導
- ・精神科デイケア・生活技能訓練・社会復帰プログラム企画
■職務経歴
| 20XX年4月~20XX年6月(5年3ヶ月) / 医療法人○○会 ○○回復期リハビリテーション病院 | 勤務形態 | 役割 |
|---|---|---|
| 【勤務先】 医療法人○○会 ○○回復期リハビリテーション病院(病床180床) 【雇用形態】 正社員 【業務内容】 ・脳血管・整形外科患者1日平均16名の作業療法 ・ADL評価(FIM・BI)・生活動作訓練・自助具作製(年30点) ・多職種カンファレンス参加・退院支援・家族指導 ・新人OT2名のOJT指導・作業療法記録標準化 【実績・取り組み】 ・退院時BI得点の平均改善率を12%向上 ・自助具作製マニュアル整備により作製時間1点20%短縮 |
正社員 フルタイム (週5日) |
作業療法士 (ADL訓練 担当) |
| 20XX年9月~20XX年8月(2年11ヶ月) / ○○精神医療センター デイケア | 勤務形態 | 役割 |
|---|---|---|
| 【勤務先】 ○○精神医療センター デイケア(定員80名) 【雇用形態】 正社員 【業務内容】 ・利用者80名の生活技能訓練(1日平均15名対応) ・社会復帰プログラム企画・実施(週3回) ・レクリエーション・就労支援・家族面談 【実績・取り組み】 ・プログラム参加率85%達成 ・退院後再入院率を20%削減 |
正社員 フルタイム (週5日) |
作業療法士 (デイケア 担当) |
■保有スキル・資格
| 分類 | 内容 | 経験・習熟度 |
|---|---|---|
| ADL訓練 | 生活動作訓練・ADL評価・退院支援 | 約5年の実務経験 |
| 自助具作製 | 上肢・下肢用自助具・環境調整 | 約5年の実務経験 |
| 精神科OT | 生活技能訓練・社会復帰支援 | 約3年の実務経験 |
・資格
- 作業療法士 / 20XX年XX月取得
- 精神科作業療法研修 / 20XX年XX月修了
■自己PR
<ADL評価に基づく生活動作訓練と退院支援>
5年間の回復期リハビリ病院勤務を通じ、FIMやBIなどの評価に基づく生活動作訓練のスキルを磨いてきました。自助具作製(年30点)や住環境調整を通じ、患者さまの日常生活への復帰を支援しました。BI改善率12%向上は、個別化された訓練プログラムの成果です。
<精神科リハと社会復帰支援への貢献>
精神科デイケアでは生活技能訓練プログラムを企画・実施し、参加率85%・再入院率20%削減を達成しました。患者さま一人ひとりの目標に合わせた支援を心がけ、社会復帰への道筋を共に描いてきました。今後は地域包括ケアの現場で、これまでの経験を活かしながら患者さまのQOL向上に取り組みたいと考えています。
以上
作業療法士の職種・業態別職務経歴書記入例
作業療法士の勤務先の施設形態や担当領域によって、強調すべきポイントと採用担当者が確認するポイントは異なります。自分の経歴に近い例を参考にしてください。
急性期病院・回復期リハビリ病院
採用担当者はここを見ている
- 担当患者数・ADL訓練件数・自助具作製数など、業務規模が具体的に書かれているか
- ADL評価・生活動作訓練・多職種カンファレンスなど、病院OT特有の業務経験があるか
- BI改善率・退院支援率など、定量的なリハ成果が見えるか
記入例
在籍期間:20XX年4月〜20XX年6月(5年3ヶ月)
会社名:医療法人○○会 ○○回復期リハビリテーション病院(病床180床)
業務内容:脳血管・整形外科患者1日平均16名の作業療法、ADL訓練、自助具作製(年30点)
実績:退院時BI改善率12%向上/自助具作製時間20%短縮
精神科・デイケア・通所リハ
採用担当者はここを見ている
- 利用者数・生活技能訓練プログラム数・参加率などの数値が具体的に書かれているか
- 生活技能訓練・社会復帰支援・レクリエーションなど、精神科OT特有の業務経験があるか
- プログラム参加率・再入院率削減など、精神科リハの成果が見えるか
記入例
在籍期間:20XX年4月〜20XX年6月(3年0ヶ月)
会社名:○○精神医療センター デイケア
業務内容:利用者80名の生活技能訓練(1日平均15名対応)、社会復帰プログラム企画
実績:プログラム参加率85%達成/退院後再入院率20%削減
訪問リハビリ・居宅サービス
採用担当者はここを見ている
- 月間訪問件数・担当エリア・対象疾患など、担当範囲が具体的に書かれているか
- 在宅生活支援・環境調整・福祉用具提案など、訪問OT特有の業務経験があるか
- 在宅移行支援率・サービス継続率など、地域包括ケアに直結する成果が見えるか
記入例
在籍期間:20XX年1月〜20XX年12月(4年0ヶ月)
会社名:○○訪問リハビリステーション
業務内容:訪問作業療法(月100件)、住環境調整、福祉用具提案・家族指導
実績:在宅移行支援率90%を2年維持/住環境調整により転倒リスク30%低減
よくある質問
- 作業療法士の職務経歴書はA4何枚が適切ですか?
-
経験5〜10年程度までは1〜2枚にまとめるのが一般的です。職務要約・活かせるスキル・職務経歴・保有資格・自己PRをコンパクトに整理し、応募先に関連する経験を優先して記載してください。15年以上の経験がある場合は2〜3枚でも問題ありませんが、10年以上前の経歴は簡潔にまとめることを推奨します。
- 回復期と精神科の両方の経験がある場合、すべて記載すべきですか?
-
すべてを書く必要はありません。応募先の施設形態に関連する経験を詳しく記載し、もう一方は職務要約や活かせるスキル欄で触れる程度にまとめる方法が効果的です。例えば精神科デイケアへの応募であれば精神科経験を詳述し、回復期経験は「ADL訓練・退院支援経験あり」と補足する形がおすすめです。
- 作業療法士国家資格や専門研修はどこに書けばよいですか?
-
「保有スキル・資格」欄に記載するのが基本です。作業療法士国家資格・専門研修修了証・学会参加歴などは必ず記載し、取得年月とともに列挙してください。職務要約や自己PRにも、応募先に関連する資格や研修があれば一言触れるとアピールになります。
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