履歴書をB5用紙2枚で作成しても、選考への影響はありません。内容量が多く1枚に収まらない場合は、2枚に分けて問題ないというのが結論です。ただし、クリップ留めやページ番号の記載といった提出時のまとめ方を誤ると、採用担当者に雑な印象を与えかねません。この記事では、正しいとじ方・提出マナーを状況別の記載例とあわせてまとめます。
履歴書がB5で2枚になっても大丈夫|結論と正しいとじ方
結論:内容量に応じて2枚になってもOK
市販の履歴書用紙はA4サイズ(A3二つ折り)とB5サイズ(B4二つ折り)の2種類が主流です。パソコンで自作する場合も同様で、職歴や資格が多く1枚に収まりきらないなら、B5を2枚に分けて印刷しても構いません。企業側からサイズや枚数の指定がない限り、内容量に応じて枚数を調整すること自体はマナー違反にあたりません。
採用担当者はここを見ている
- 用紙のサイズや枚数より、記載内容と読みやすさを先に確認する
- 2枚に分かれていても、まとめ方が雑だと第一印象が下がる
- 指定がない限り、A4・B5どちらでも選考の合否には影響しない
正しいとじ方の手順
B5を2枚使う場合、1枚目と2枚目をどう留めるかで印象が変わります。以下の手順で準備すれば、採用担当者が迷わず読み進められます。
良い例文
- 1枚目・2枚目を重ね、左上をゼムクリップで留める
- 各ページの右下(または左下)に「1/2」「2/2」とページ番号を振る
- 2枚目にも氏名を記載し、バラバラになっても照合できるようにする
NG例
1枚目と2枚目をホッチキスで綴じ、ページ番号も氏名の記載もなく提出する。採用担当者がコピーやスキャンをする際に手間がかかり、順番が分からなくなるリスクがあるため避けます。
なぜホッチキスではなくクリップなのか
企業によっては、提出された履歴書を社内共有のためにコピーしたり、データ保存のためにスキャンしたりします。ホッチキスで綴じてあると、そのたびに針を外して読み込む手間が発生します。
- クリップなら取り外しが一瞬で済み、コピー・スキャンの妨げにならない
- ホッチキスの穴や跡が残ると、書類としての見た目も損なう
- 複数書類(送付状・職務経歴書)とまとめて留める場合も同様にクリップを使う
なぜ履歴書がB5で2枚になるのか|A4との違いと選び方
B5はA4よりひとまわり小さいサイズです。同じフォントサイズで書くと、1枚に収まる文字数がA4より少なくなるため、職歴や資格が多い人ほど2枚に分かれやすくなります。
| 比較項目 | A4サイズ | B5サイズ |
|---|---|---|
| 用紙の大きさ | 約210×297mm | 約182×257mm |
| 1枚に書ける文字量 | やや多い | やや少ない |
| 市販での主流度 | 就職・転職で主流 | アルバイト・パート向けに一部残る |
| 職務経歴書との相性 | A4で統一しやすい | 職務経歴書はA4が多く別サイズになりやすい |
「B5で2枚になってしまう」原因の多くは、サイズそのものよりも記載量とレイアウトにあります。次のような要因が重なると、B51枚では収まらなくなります。
- 職歴・資格の欄が多い用紙を選んでいる、または転職回数が多い
- 志望動機や自己PRの欄を大きめに確保したテンプレートを使っている
- 文字サイズを大きめに設定している、または余白を広く取っている
パソコンで自作している場合は、用紙のフォーマットを変えるだけで収まることもあります。転職で職歴が多い人は転職用の履歴書テンプレートのように職歴欄が広いフォーマットに変えると、1枚に収まる可能性があります。ハローワーク経由で応募する場合は厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレート、JIS規格を指定された場合はJIS規格に沿った履歴書テンプレートを使うと、指定形式を保ったまま欄の広さを調整できます。
B5で2枚の履歴書を提出する3つのマナー
①ホッチキスは使わない・クリップで留める
先述のとおり、複数枚の履歴書はゼムクリップで留めるのが基本です。ダブルクリップのような大きく厚みの出るものは、封筒に入れたときにかさばるため避けます。
良い例文
1枚目を上にして2枚目を重ね、左上の角をシンプルなゼムクリップで留める。封筒に入れる前にクリアファイルへ挟み、型崩れを防ぐ。
NG例
ホッチキスで綴じる、セロハンテープで貼り合わせる、留め具を使わずクリアファイルにバラで入れる。いずれも順番が分からなくなったり、書類を傷めたりする原因になります。
②各ページにページ番号を振る
2枚に分かれていることが一目で分かるよう、各ページの余白にページ番号を記載します。手書き・パソコンのどちらでも構いません。
良い書き方
1枚目の右下に「1/2」、2枚目の右下に「2/2」と記載する。数字は小さく、記載内容の邪魔にならない位置に置く。
NG例
ページ番号を振らず提出する。1枚目と2枚目が入れ替わったり、片方だけコピーされたりしても気づかれにくい点がリスクです。
③2枚目にも氏名を記載する
1枚目には顔写真の下などに氏名欄がありますが、2枚目のフォーマットには氏名欄がないことがあります。万が一クリップが外れてバラバラになった場合に備え、2枚目の余白にも氏名を書き添えます。
採用担当者はここを見ている
- 複数の応募者の書類を並行して扱うため、氏名がないページは管理しづらい
- 2枚目に氏名があるだけで「配慮ができる人」という印象につながる
内容量が多くて2枚になりがちな人|1枚に収める工夫
2枚での提出自体は問題ありませんが、「できれば1枚に収めたい」という場合は、書く内容そのものを見直す方法もあります。
- 学歴は高校入学以降から書き、中学以前は省略する
- 職歴は「入社」と「退社」を同じ行にまとめ、1社1行で書く
- 部署名や担当業務の詳細は職務経歴書に移し、履歴書には社名と年月だけ残す
- それでも収まらない場合は、職歴欄が広いA4用紙に切り替える
職歴の行数だけがネックになっている場合は、収める順番を整理した記事も参考にしてください。次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

【状況別】無理に1枚へ削らなくてよいケース
次のような状況では、内容を削って1枚に押し込むより、2枚のまま整えて提出するほうが評価につながります。
2枚のままでよい人
- 転職回数が多い人:社名を削ると経歴詐称に見えるリスクがあるため、行を削るより枚数を増やす
- 資格・免許が多い職種を目指す人:資格欄を削ると強みが伝わらなくなる
- 志望動機を丁寧に書きたい人:文字を詰め込みすぎると読みにくくなり逆効果
職務経歴書とサイズを揃えるべきか|A4併用時の注意点
履歴書をB5で作成し、職務経歴書はA4のフォーマットしかない、というケースは珍しくありません。この場合、無理に職務経歴書をB5に作り直す必要はありません。
サイズが異なる書類をまとめて提出するときは、封筒の中で重ねる順番と留め方に注意します。書類ごとにクリップを分けるのではなく、送付状・履歴書・職務経歴書をまとめて1つのクリップで留めると管理しやすくなります。A4に統一する場合の印刷方法や注意点は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

採用担当者はここを見ている
- 履歴書と職務経歴書のサイズが違っても、内容が整っていれば評価に影響しない
- むしろ無理にB5へ作り直して余白が窮屈になるほうがマイナスになりやすい
封筒・送付状とまとめて提出する時の順番
郵送する場合は、封筒に入れる順番も決まっています。上から順に重ね、クリアファイルに挟んでから封筒へ入れます。
| 順番 | 書類 |
|---|---|
| 1番上 | 送付状(A4) |
| 2番目 | 履歴書1枚目(B5) |
| 3番目 | 履歴書2枚目(B5) |
| 4番目 | 職務経歴書(A4、提出する場合) |
送付状には、履歴書と職務経歴書をあわせて「各1通」と書けば足ります。B5が2枚あるからといって「2通」とは数えません。封筒や送付状の詳しい書き方は、次の記事で確認できるので気になった方は是非ご覧ください。

まとめ
- 履歴書がB5で2枚になっても、選考への影響はない
- 提出時はホッチキスではなくクリップで留め、ページ番号と氏名を2枚目にも記載する
- 1枚に収めたい場合は、学歴の短縮や職歴の1行化、A4用紙への変更で調整できる
- 職務経歴書とサイズが異なっても、内容が整っていれば問題ない
サイズや枚数よりも、記載内容と提出時のまとめ方のほうが、採用担当者の印象を左右します。
履歴書がB5で2枚になる場合に関するよくある質問
- 履歴書がB5で2枚になっても選考に不利になりませんか?
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企業からサイズや枚数の指定がない限り、不利にはなりません。職歴や資格が多く内容量が増えた結果であれば、2枚に分かれること自体は自然なことです。まとめ方や記載内容のほうが評価に影響します。
- B5の履歴書2枚はホッチキスで留めてもいいですか?
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ホッチキスは避け、ゼムクリップで留めます。企業側がコピーやスキャンをする際に手間がかかるほか、針の跡が書類に残るためです。
- 2枚目に氏名欄がない場合はどうすればいいですか?
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フォーマットに氏名欄がなくても、余白に手書きまたはパソコンで氏名を書き添えます。クリップが外れてバラバラになった場合でも、誰の書類か判別できるようにするためです。
- 履歴書はA4とB5どちらで2枚にすべきですか?
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企業からの指定がなければどちらでも構いません。就職・転職ではA4が主流で、職務経歴書とサイズを揃えやすい傾向があります。アルバイト・パートではB5も広く使われています。

