大学生のアルバイト履歴書の資格欄は、「実用英語技能検定 2級 合格」のように正式名称・級・合格を取得した順に書くのが正解です。高校時代に取った英検や漢検も書いてかまいません。英検は何級から書くか、資格が少ない、または何もない場合の書き方も含め、応募先の店長や採用担当者がどこを見ているかを記載例付きで紹介します。
大学生のアルバイト履歴書の資格欄の書き方【記載例付き】
結論:正式名称・級(点数)・合格/取得を古い順に書く
資格欄の書き方は、アルバイトでも正社員の応募でも基本は同じです。押さえるルールは次の4つだけです。
- 正式名称で書く:「英検」ではなく「実用英語技能検定」
- 級・点数まで書く:「2級」「650点」など
- 末尾は「合格」か「取得」:検定試験は「合格」、免許は「取得」が一般的
- 取得年月の古い順に並べる:年月は学歴・職歴欄と同じ表記(西暦か和暦)にそろえる
市販やダウンロードの履歴書は、資格欄が「年」「月」「免許・資格」の3列に分かれているものがほとんどです。手元に用紙がない場合は、アルバイト用の履歴書テンプレートを使うと、資格欄の行数が学生向けにちょうどよく収まります。
大学生に多い資格の記載例
大学生のアルバイト応募で実際によく書かれるのは、高校時代に取った検定と、大学に入ってから取った運転免許の組み合わせです。2026年に大学2年生の人を想定した記載例を見てください。
良い書き方(大学生の資格欄)
2022年 6月 実用英語技能検定2級 合格
2023年 2月 日本漢字能力検定2級 合格
2025年 3月 普通自動車第一種運転免許 取得
※年月は合格証明書・合格証書、運転免許証の交付日(または取得年月日)で確認する
NG例
2025年 3月 普通免許
2022年 6月 英検2級
2023年 2月 漢検2級
通称のままで「合格」「取得」がなく、並び順も時系列になっていません。内容は同じでも、細かいルールを守れない人という印象につながります。
通称と正式名称の対応表
大学生が持っていることの多い資格を、通称と履歴書に書く正式名称で並べました。書く前にこの表で確認してください。
| 通称 | 履歴書に書く正式名称の例 |
|---|---|
| 英検 | 実用英語技能検定2級 合格 |
| 漢検 | 日本漢字能力検定2級 合格 |
| 数検 | 実用数学技能検定準2級 合格 |
| TOEIC | TOEIC Listening & Reading Test 650点 取得 |
| 普通免許 | 普通自動車第一種運転免許 取得 |
| AT限定 | 普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得 |
| 秘書検定 | 秘書技能検定2級 合格 |
| 簿記 | 日本商工会議所簿記検定試験3級 合格 |
書く順番と年月の書き方
並べ方は取得年月の古い順が基本です。運転免許を先にまとめて書き、その後に検定を並べる書き方もありますが、どちらでも減点にはなりません。迷ったら時系列にそろえてください。
年月の表記は、学歴欄で西暦を使ったなら資格欄も西暦にします。学歴が「令和」なのに資格だけ「2024年」となっていると、読む側は一瞬手が止まります。JIS規格に沿った履歴書テンプレートのように学歴欄と資格欄が別ページにある様式ほど、表記の不一致は目立ちやすくなります。
採用担当者はここを見ている
- 正式名称で書けているか:レジ締めや発注など、決まった手順を正確に守れる人かどうかの手がかりになる
- 年月の表記がそろっているか:学歴欄と比べて読むため、西暦と和暦の混在はすぐに気づかれる
- 仕事に関係する資格があるか:資格の数より、応募した仕事で使えるものが1つあるかを見ている
大学生のバイト履歴書に英検を書くときのポイント
英検の書き方と例文
英検の正式名称は「実用英語技能検定」で、公益財団法人日本英語検定協会が実施しています。履歴書には正式名称・級・「合格」をセットで書きます。
良い書き方(英検)
2023年 1月 実用英語技能検定準2級 合格
2024年 7月 実用英語技能検定2級 合格
※同じ検定で複数の級に合格している場合は、最上位の級だけを書けば十分です。上の例のように段階を見せたいときは、2行に分けても問題ありません
NG例(英検)
英検2級
実用英語技能検定2級 一次試験合格
略称のみ、または一次試験だけの合格は資格として書けません。二次試験を受験予定なら、後で紹介する「勉強中」の書き方にしてください。
高校時代に取った英検も書いてよい
英検の級そのものには有効期限がありません。大学の入試で「出願前2年以内」などの期限が設けられることはありますが、それは各大学のルールです。履歴書には高校1年で合格した級でも、そのまま書いてかまいません。
ただし、今の英語力が合格当時より落ちていると感じるなら、面接で英語について聞かれたときに正直に伝えられるよう準備しておくと安心です。塾講師や外国人のお客様が多い店舗では、「今どれくらい話せますか」と確認されることがあります。
何級から書く?級ごとのバイト先からの見え方
英検は2025年度の第1回検定から、準2級と2級の間に「準2級プラス」が新設されました。級ごとのレベルの目安と、アルバイト先からどう見えるかを整理します。
| 級 | レベルの目安 | アルバイトでの見え方 |
|---|---|---|
| 準1級・1級 | 大学中級〜上級程度 | 英語を使う仕事なら大きな強み。ホテル・空港・英語塾で評価されやすい |
| 2級 | 高校卒業程度 | 塾講師・家庭教師・観光地の店舗で「英語対応できそう」と見てもらえる |
| 準2級プラス | 準2級と2級の間 | 中学生向けの塾講師なら十分にアピール材料になる |
| 準2級 | 高校中級程度 | 英語を使わない仕事でも、資格欄を埋める材料として書いてよい |
| 3級以下 | 中学卒業程度以下 | 他に書くものがなければ記載可。小中学生向けの指導職以外では評価にはつながりにくい |
大学生のアルバイトなら、準2級以上は迷わず書いてよいと考えてください。3級は応募先と、資格欄に他に書くものがあるかで判断します。

採用担当者はここを見ている
- 塾・家庭教師:英検の級は「どの学年まで教えられるか」を判断する材料になる。2級があると高校受験対策まで任せやすい
- 飲食・小売(観光地や駅前):外国人のお客様への簡単な案内ができそうか、という程度で見ている
- 英語を使わない職場:英検そのものより「目標を決めて勉強を続けられる人か」が伝わる
大学生がバイトの履歴書に書くと評価されやすい資格
応募先別に効く資格
アルバイトの資格欄で評価されるのは、資格の難しさより「この人にどの仕事を任せられそうか」が想像できるかどうかです。応募先ごとに、書いておくと話が広がりやすい資格をまとめました。
| 応募先 | 評価されやすい資格 | 理由 |
|---|---|---|
| 塾講師・家庭教師 | 実用英語技能検定、実用数学技能検定、日本漢字能力検定 | 担当できる教科・学年の判断材料になる |
| 配達・引っ越し・送迎 | 普通自動車第一種運転免許、普通自動二輪車免許 | 免許がないと任せられない業務がある |
| 事務・データ入力 | Microsoft Office Specialist、日本商工会議所簿記検定試験 | パソコン操作や数字の扱いに慣れていると伝わる |
| ホテル・空港・観光地の店舗 | 実用英語技能検定、TOEIC Listening & Reading Test | 外国人のお客様への対応を任せやすい |
| アパレル・雑貨 | 色彩検定、リテールマーケティング(販売士)検定 | 商品知識や接客への関心が伝わる |
TOEICは受験した時期によって、今の実力とのずれを聞かれることがあります。高校や大学1年で受けたスコアを書くときは、受験年月を正しく添えてください。

書かなくてよい資格
資格欄は多ければよいわけではありません。次のようなものは省いたほうが、本当に伝えたい資格が目立ちます。
- 小学生のころに取った低い級の検定(同じ検定で上の級を持っているなら特に不要)
- 仕事との関係が見えにくい趣味の検定を何行も並べること(1つなら面接の話題になる場合もある)
- 大学の授業で受けた修了証など、公的な検定・免許ではないもの
思わず採用したくなる書き方のコツ
応募先に関係する資格を1つ決めたら、志望動機や自己PRでも同じ資格に触れてください。たとえば塾講師なら「実用英語技能検定2級の勉強で使った単語の覚え方を、中学生の指導にも生かしたい」と書くと、資格欄と志望動機がつながり、任せる仕事のイメージが具体的になります。
資格がない大学生のアルバイト履歴書の書き方
「特になし」と書けば問題ない
資格を持っていない大学生は珍しくありません。資格欄は空欄にせず、1行目に「特になし」と書けば十分です。空欄のままだと「書き忘れたのか、ないのか」が読む側に伝わりません。
良い書き方(資格なしの場合)
(年・月の欄は空けたまま) 特になし
NG例(資格なしの場合)
資格欄がまったくの空欄
「なし。でもやる気はあります!」
空欄は記入漏れに見え、資格欄に意気込みを書くのは欄の使い方として不自然です。やる気は志望動機欄や面接で伝えてください。
勉強中・教習中の資格を書く方法
取得に向けて動いている資格があれば、「特になし」の代わりに書けます。大学生なら、自動車教習所に通っている途中というケースが多いはずです。受験予定日や取得予定の時期がわかる場合は、カッコ書きで添えると具体的になります。
良い書き方(勉強中・教習中)
普通自動車第一種運転免許 取得に向けて教習所に通学中(2027年2月取得予定)
実用英語技能検定2級 合格に向けて勉強中(2027年1月受験予定)
※年・月の欄には何も書かず、資格名の欄に続けて書く
受験の予定がまったくない資格を「勉強中」と書くのは避けてください。面接で「いつ受けるんですか」と聞かれて答えられないと、かえって印象を下げます。
店長は資格欄より「シフト」と「続くか」を見ている
資格がないことで手が止まっているなら、知っておいてほしいことがあります。大学生のアルバイト採用で、資格欄だけで合否が決まることはほとんどありません。英語や運転を使う仕事を除けば、店長が本当に知りたいのは「週に何日・どの時間帯に入れるか」と「長く続けてくれそうか」です。
- 本人希望欄:入れる曜日・時間帯、テスト期間の扱いを具体的に書く
- 志望動機欄:その店を選んだ理由と、いつまで続けたいかを書く
- 通学・通勤時間:大学と自宅からの距離がわかると、シフトの組みやすさが伝わる
資格欄は「特になし」で済ませ、ほかの欄に時間をかけたほうが通過率は上がります。

大学生のバイト履歴書の資格欄でよくあるNG例
提出前に、次の表で自分の資格欄を見直してください。どれも大学生の履歴書で見かけることの多い間違いです。
| NG例 | 正しい書き方 | 理由 |
|---|---|---|
| 英検2級 | 実用英語技能検定2級 合格 | 略称は正式な書類では使わない |
| 普通免許 | 普通自動車第一種運転免許 取得 | 免許証に記載された区分で書く |
| 年月がバラバラの順番 | 取得年月の古い順に並べる | 時系列でないと読みにくい |
| 学歴欄は和暦、資格欄は西暦 | どちらかに統一する | 表記の不一致は不注意に見える |
| 資格欄が空欄 | 特になし | 記入漏れと区別がつかない |
| 受けていない級を書く | 合格した級だけを書く | 合格証明書の提出を求められると発覚する |
採用担当者はここを見ている
- 塾や英語を使う職場では、合格証明書のコピーや英語での簡単な質問で確認されることがある
- 級を1つ上げて書くなどの小さな盛りでも、発覚すれば採用後でも信用を失う
どの様式を使うか迷ったら、資格欄・本人希望欄がそろった厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを選ぶと、アルバイトでもそのまま使えます。
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まとめ
- 資格欄の基本:正式名称・級(点数)・合格/取得を、取得年月の古い順に書く
- 英検:「実用英語技能検定2級 合格」と書く。高校時代の合格でも有効期限はない
- 何級から書くか:準2級以上は迷わず記載。3級以下は応募先と他の資格次第
- 資格なし:空欄にせず「特になし」。教習中・勉強中なら予定時期を添えて書ける
- 差がつくのは別の欄:シフトの希望と続けられる期間を具体的に書く
資格欄の書き方が決まったら、あとは本人希望欄と志望動機を埋めれば応募できます。
大学生のアルバイト履歴書の資格に関するよくある質問
- 高校生のときに合格した英検は、大学生のバイトの履歴書に書いてもいいですか?
-
書いてかまいません。英検の級そのものに有効期限はないため、高校時代の合格でも「実用英語技能検定2級 合格」のように合格した年月とあわせて記載できます。
- 英検は「合格」と「取得」のどちらで書けばいいですか?
-
英検のような検定試験は「合格」と書くのが一般的です。運転免許のように免許証が交付されるものは「取得」と書きます。どちらを使っても大きな減点にはなりにくいですが、資格欄の中で使い分けがそろっていると丁寧な印象になります。
- 英検3級しか持っていません。書かないほうがいいですか?
-
資格欄に他に書くものがなければ、書いて問題ありません。小中学生向けの塾講師に応募する場合は、指導できる範囲の目安として役立つこともあります。他に応募先と関係の深い資格がある場合は、そちらを優先して3級は省いてもかまいません。
- 資格が何もない場合、資格欄は空欄でいいですか?
-
空欄ではなく「特になし」と書いてください。空欄だと記入漏れと見分けがつきません。教習所に通っている、検定の受験を予定しているといった場合は、「取得に向けて教習所に通学中(〇年〇月取得予定)」のように書くこともできます。
- 英検の一次試験だけ合格している場合は書けますか?
-
一次試験の合格だけでは、その級に合格したことにはなりません。資格として書くのではなく、「実用英語技能検定2級 合格に向けて勉強中(〇年〇月二次試験受験予定)」のように勉強中として書いてください。

