普通自動車免許は、英文履歴書では「Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle)」と書けば海外の採用担当者にも伝わります。日本の免許制度は直訳しても意味が通じにくく、AT限定や5t限定の扱いで手が止まる方も少なくありません。この記事では、条件付き免許の英語表記、教員免許・日商簿記の訳し方、資格欄の並べ方までを記載例付きでまとめます。
普通自動車免許の英語表記と英文履歴書の書き方【記載例】
結論:「Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle)」と書く
日本の「普通自動車第一種運転免許」は、法務省が運営する日本法令外国語訳データベースの道路交通法英訳で、普通自動車=standard motor vehicle、第一種免許=Class 1 licenseと訳されています。この公式訳に沿って書けば、表記の根拠を聞かれても説明できます。
英文履歴書では、免許名のあとに発行国(Japan)と取得年月を添えるのが基本の形です。日本の免許だとひと目でわかるので、海外の採用担当者が「どこの国の、どの車両の免許か」で迷いません。
| 要素 | 書き方 | 記載例 |
|---|---|---|
| 免許の種類 | 第一種/第二種を Class 1/Class 2 で表す | Class 1 Driver’s License |
| 車両区分 | 括弧内に車両の種類を書く | (Standard Motor Vehicle) |
| 発行国 | 国名を添える | Japan |
| 取得年月 | 英語の月名+西暦 | Mar 2018 |
英文履歴書での記載例
英文履歴書では、資格欄の見出しを「Certifications」または「Licenses & Certifications」とします。運転免許はこの欄に1行で書きます。
良い書き方(普通自動車免許)
Licenses & Certifications
Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle), Japan — Mar 2018
NG例
Futsu Jidosha Menkyo H30.3
ローマ字表記と和暦は日本語を知らない読み手には意味が伝わりません。免許の内容を英語で書き、年月も西暦に直してください。
採用担当者はここを見ている
- 何を運転できる免許か:「Driver’s License」だけでは乗用車かトラックかバイクかが読み取れない
- どこで有効な免許か:国名がないと、現地の免許を持っていると誤解されることがある
- 書式がそろっているか:資格欄だけ和暦やローマ字が混ざると、英文の書類作成に慣れていない印象になる
「Ordinary」と「Standard」はどちらを使う?
普通自動車の英訳には「Ordinary Motor Vehicle」も広く使われています。どちらでも意味は通じますが、迷ったら公式の法令英訳と同じ「Standard」を選ぶと、表記の根拠をはっきり示せます。
| 表記 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| Standard Motor Vehicle | 日本法令外国語訳の道路交通法英訳と同じ表記 | 迷ったらこれ |
| Ordinary Motor Vehicle | 以前から使われている一般的な訳。意味は十分通じる | 使用可 |
| Normal Car License | 口語的で、免許の区分があいまいになる | 避ける |
| Driver’s License のみ | 車両の区分がわからない | 避ける |
ひとつの書類の中で「Standard」と「Ordinary」を混ぜないでください。英文の職務経歴書やカバーレターとも表記をそろえると、細部まで確認できる人だと伝わります。
AT限定・5t限定・二種など条件付き自動車免許の英語表記
自動車免許の種類別 英語表記一覧
普通免許以外の自動車免許も、同じ型(Class+車両区分)で書けます。車両区分の英語は道路交通法の公式英訳に合わせています。
| 日本語の正式名称 | 英文履歴書での表記例 |
|---|---|
| 普通自動車第一種運転免許 | Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle) |
| 準中型自動車第一種運転免許 | Class 1 Driver’s License (Semi-Mid-Sized Motor Vehicle) |
| 中型自動車第一種運転免許 | Class 1 Driver’s License (Mid-Sized Motor Vehicle) |
| 大型自動車第一種運転免許 | Class 1 Driver’s License (Large Motor Vehicle) |
| 普通自動車第二種運転免許 | Class 2 Driver’s License (Standard Motor Vehicle) |
| 普通自動二輪車免許 | Class 1 Driver’s License (Standard Motorcycle) |
| 大型自動二輪車免許 | Class 1 Driver’s License (Large Motorcycle) |
| 原動機付自転車免許 | Motorized Bicycle License |
第二種免許はタクシーやバスなど、旅客を運ぶための免許です。海外では区分そのものがない国も多いため、「Class 2 Driver’s License (Standard Motor Vehicle, for commercial passenger transport)」のように用途を補足すると伝わりやすくなります。
AT限定・5t限定の書き方と記載例
AT限定免許は、英語でも限定条件を書くのが原則です。「Automatic Transmission only」と括弧内に加えます。海外ではマニュアル車が多い地域もあるため、運転が業務に含まれる職種では条件を省くと入社後のトラブルにつながります。
良い書き方(AT限定の場合)
Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle, Automatic Transmission only), Japan — Mar 2018
2017年3月の制度改正より前に普通免許を取った方は、免許証の条件欄に「準中型車は準中型車(5t)に限る」などと書かれています。取得時期ごとの区分は次のとおりです。
| 普通免許の取得時期 | 現在の区分 | 英語表記例 |
|---|---|---|
| 2007年6月1日以前 | 中型(8t)限定 | Class 1 Driver’s License (Mid-Sized Motor Vehicle, limited to under 8 t GVW) |
| 2007年6月2日〜2017年3月11日 | 準中型(5t)限定 | Class 1 Driver’s License (Semi-Mid-Sized Motor Vehicle, limited to under 5 t GVW) |
| 2017年3月12日以降 | 普通 | Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle) |
GVW=Gross Vehicle Weight(車両総重量)
物流・建設など、トラックの運転が仕事に関わる応募先では限定条件まで正確に書いてください。運転が業務に関係しない職種なら「Standard Motor Vehicle」と書いても選考上の問題はまずありませんが、免許証の記載と食い違う表記は避け、迷ったら条件欄どおりに訳すのが安全です。
海外で運転する予定があるなら国外運転免許証も確認
日本の免許と国外運転免許証は別物
- 日本の運転免許だけでは、多くの国でそのまま運転できない
- ジュネーブ条約の締約国で運転するには、国外運転免許証(International Driving Permit)が必要。日本で発給されるものの有効期間は発給日から1年
- 履歴書には日本の免許を書き、現地で運転する職種なら「International Driving Permit (valid until Mar 2027)」のように別行で添える
教員免許・日商簿記を英語で履歴書に書く方法
教員免許と日商簿記には、公式に定められた英語名称がありません。そのため、何の資格で、どのレベルなのかが伝わるように説明的に訳します。ローマ字だけで「Kyoin Menkyo」「Nissho Boki」と書くのは避けてください。
教員免許の英語表記と記載例
教員免許は「学校種+Teacher’s License+種類(教科)」の順で書きます。一種免許状は「Type 1」、専修免許状は「Advanced」、二種免許状は「Type 2」と訳すのが一般的で、国内の大学でもこの訳が使われています。
| 日本語の正式名称 | 英語表記例 |
|---|---|
| 中学校教諭一種免許状(英語) | Junior High School Teacher’s License, Type 1 (English) |
| 高等学校教諭専修免許状(数学) | Senior High School Teacher’s License, Advanced (Mathematics) |
| 小学校教諭二種免許状 | Elementary School Teacher’s License, Type 2 |
| 幼稚園教諭一種免許状 | Kindergarten Teacher’s License, Type 1 |
良い書き方(教員免許の場合)
Junior High School Teacher’s License, Type 1 (English), Japan — Mar 2020
Senior High School Teacher’s License, Type 1 (English), Japan — expected Mar 2027
※取得見込みは「expected+予定年月」で表す
NG例
Teaching License, First Class
学校種と教科がないため、どの学校で何を教えられるのかがわかりません。一種免許状の訳は「Type 1」が一般的です。
インターナショナルスクールや英会話スクールへの応募では、教科と学校種が評価の中心になります。新卒で日本の学校や企業へも並行して応募するなら、和文の書類は新卒用の履歴書テンプレートで正式名称のまま作っておくと、英文版との書き分けがしやすくなります。
日商簿記の英語表記と記載例
日商簿記は、主催団体である日本商工会議所の英語名「The Japan Chamber of Commerce and Industry(JCCI)」を添えて書きます。級は「Grade」で表し、海外の読み手向けに試験範囲をひとこと補足すると評価につながります。
良い書き方(日商簿記2級の場合)
Bookkeeping Certification, Grade 2 — The Japan Chamber of Commerce and Industry (JCCI) — Jun 2023
Covers commercial and industrial (cost) bookkeeping
NG例
Nissho Boki 2kyu
「Nissho」「kyu」は日本語を知らない読み手には意味が通じません。主催団体と級を英語で示してください。
2級は商業簿記と工業簿記、3級は商業簿記が試験範囲です。経理・財務職に応募する場合は、補足の1行があるだけで「どこまでの実務を想定できるか」が採用担当者に伝わります。
英検・TOEICなど語学資格の英語表記
英文履歴書では、免許と一緒に語学資格を書くケースが多いため、表記をまとめておきます。英検やTOEICには英語の名称があるので、略さずに書けば十分伝わります。
| 資格 | 英語表記例 |
|---|---|
| 実用英語技能検定 準1級 | EIKEN Test in Practical English Proficiency, Grade Pre-1 |
| TOEIC Listening & Reading Test | TOEIC Listening & Reading Test: 860 (Apr 2025) |
| 日本語能力試験 N1 | Japanese-Language Proficiency Test (JLPT) N1 |
英文履歴書の資格欄で採用担当者が見ている4つのポイント
英語表記が正しくても、書式が日本式のままだと「英文の書類に慣れていない」と受け取られます。日本の履歴書との違いで多くの人がつまずくのは、次の4点です。
採用担当者はここを見ている
- 新しい順に並んでいるか:日本の履歴書は取得順(古い順)だが、英文では新しいものから書くのが一般的
- 仕事に関係する資格が上にあるか:応募職種に直結する資格を先に。運転免許は運転が業務に含まれない職種なら最後でよい
- 日付が英語の書式か:「Mar 2018」のように月名+西暦。和暦や「2018/3」の混在は避ける
- 日本独自の資格に説明があるか:読み手が知らない資格は、主催団体やレベルを1行で補う
英文履歴書では、運転免許は職務と関係がなければ省略されることもあります。一方で、営業職や現地で車移動が多いポジションでは評価対象になるため、求人票に「driver’s license required」とあれば必ず書いてください。
| よくあるNG | 正しい書き方 | 理由 |
|---|---|---|
| Futsu Menkyo | Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle) | ローマ字は意味が伝わらない |
| H30.3 取得 | Mar 2018 | 和暦は海外では通じない |
| 古い順に並べる | 新しい順に並べる | 英文レジュメの慣習と逆になる |
| AT限定を省く | Automatic Transmission only を添える | 入社後に運転できる車種と食い違う |
| International Driver’s License と書く | 日本の免許と国外運転免許証を分けて書く | 持っている免許を誤解される |
外資系企業への転職では、英文と和文の両方の提出を求められることがあります。和文版は転職用の履歴書テンプレートで作り、資格の取得年月が英文版と一致しているかを見比べてから提出してください。
日本語の履歴書で書くときの正式名称との対応表
英文履歴書を日本語の履歴書に書き直すときや、外国籍の方が日本企業向けの履歴書を作るときは、次の正式名称を使います。「普通免許」「普免」などの略称は和文でもNGです。
| 英語表記 | 日本語の履歴書での正式名称 |
|---|---|
| Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle) | 普通自動車第一種運転免許 |
| 同上(Automatic Transmission only) | 普通自動車第一種運転免許(AT限定) |
| Junior High School Teacher’s License, Type 1 (English) | 中学校教諭一種免許状(英語) |
| Bookkeeping Certification, Grade 2 (JCCI) | 日本商工会議所簿記検定試験2級 |
| EIKEN Test in Practical English Proficiency, Grade Pre-1 | 実用英語技能検定準1級 |
日本企業に提出する和文の履歴書は、JIS規格に沿った履歴書テンプレートを使えば、免許・資格欄を採用担当者が見慣れた標準的な書式で整えられます。
性別欄の記載を任意にしたい場合や、通勤時間・扶養欄が不要な場合は、厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートが向いています。
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まとめ
- 普通自動車免許:「Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle), Japan」+取得年月
- AT限定・5t限定:括弧内に「Automatic Transmission only」「limited to under 5 t GVW」を添える
- 教員免許:学校種+Teacher’s License+Type 1/Advanced/Type 2+教科
- 日商簿記:Bookkeeping Certification+Grade+主催団体名(JCCI)
- 並べ方:英文では新しい順・職務に関係する資格を上に、日付は「Mar 2018」の形式
英語表記に迷って手が止まったら、まずは免許証の条件欄を見ながら上の型に当てはめてください。



普通自動車免許の英語表記と履歴書に関するよくある質問
- 英文履歴書の運転免許は「Driver’s License」だけでも通じますか?
-
運転免許を持っていることは伝わりますが、どの車両を運転できるのか、どの国の免許なのかがわかりません。「Class 1 Driver’s License (Standard Motor Vehicle), Japan」のように車両区分と国名まで書くと、採用担当者が確認の手間をかけずに済みます。
- AT限定は英文履歴書でも書く必要がありますか?
-
書くのが原則です。「Automatic Transmission only」と括弧内に添えてください。マニュアル車が多い国や、社用車を運転する職種では、条件を省くと入社後に運転できない車種があると判明し、信頼を損ねる原因になります。
- 普通自動車免許の取得年月はどこで確認できますか?
-
運転免許証の左下にある「二・小・原」「他」「二種」の3つの欄のうち、「他」の欄に普通免許などの取得年月日が記載されています。複数の免許を持っている場合は最も古い取得日が表示されるため、普通免許単独の取得日がわからないときは、住所地の運転免許センターに問い合わせてください。
- 教員免許の取得見込みは英語でどう書けばいいですか?
-
免許名のあとに「expected+取得予定年月」を付けます。たとえば「Junior High School Teacher’s License, Type 1 (English) — expected Mar 2027」です。授与前に取得済みと書くと虚偽記載になるため、必ず「expected」を付けてください。
- 日商簿記3級でも英文履歴書に書いていいですか?
-
経理・財務・事務職への応募なら書いて問題ありません。「Bookkeeping Certification, Grade 3 — The Japan Chamber of Commerce and Industry (JCCI)」と書き、「Covers commercial bookkeeping」と範囲を補足すると、会計の基礎知識があることが伝わります。応募職種と関係が薄い場合は、他の資格を優先して上に置いてください。

