履歴書の日付欄には、記入した日ではなく、企業へ実際に提出する日付を書くのが正解です。日付欄は氏名欄の近くにあり、採用担当者が最初に目を通す箇所でもあります。提出方法ごとの正しい日付の選び方や数字・元号の書き方ルール、西暦と和暦のどちらを使うべきか、書き間違えたときの対処法まで解説します。
履歴書の日付の書き方|結論は「提出日」を記入する
結論:書いた日ではなく提出日を書く
履歴書の日付欄には、履歴書を書き終えた日ではなく、企業へ提出する日を記入します。数日前に書き終えていても、日付欄だけは提出する当日に合わせるのが正しいマナーです。
提出日を書く理由は、日付が「この日にこの書類を送っています」という意思表示になるからです。提出方法によって何を提出日とするかが変わるため、次の一覧で確認しておきましょう。
【提出方法別】書くべき日付一覧
| 提出方法 | 記入すべき日付 |
|---|---|
| 面接に直接持参する | 面接当日の日付 |
| 郵送(ポスト投函) | 投函当日の日付 |
| 郵送(窓口・速達) | 郵便局に持ち込む当日の日付 |
| メール・Web応募 | 送信・アップロードする当日の日付 |
採用担当者はここを見ている
- 提出日と日付欄がずれていないか(郵送なら消印日との整合性も見られる)
- 送付状や職務経歴書など、他の応募書類と日付表記がそろっているか
数字・元号の書き方ルール
日付欄は「一、二」などの漢数字ではなく、1、2といったアラビア数字(算用数字)で記入します。「令和八年」ではなく「令和8年」、「二〇二六年」ではなく「2026年」が正しい書き方です。
- 元号は「R」「令」のような略称にせず、「令和」と正式名称で書く
- 月・日も同様にアラビア数字を使い、「〇月〇日」の形式で統一する
- 日付を空欄のまま提出しない。前日に書き終えた場合は日付欄だけ空けておき、提出前に必ず記入する
指定の様式がない場合は、年号や日付欄の位置があらかじめ整った厚生労働省の規格に沿った履歴書テンプレートを使うと、書式で迷わずに済みます。
なぜ日付欄の書き方だけで第一印象が変わるのか
「日付くらいで評価が変わるのか」と思う方もいますが、日付欄は履歴書の中でも氏名のすぐ近くに配置され、採用担当者が最初に目を通す項目のひとつです。ここでの小さなズレが、書類全体の印象を左右することがあります。
採用担当者が最も懸念するのは、「この履歴書は別の企業に送ったものを使い回しているのでは」という点です。面接日が3月1日なのに日付欄が「2月5日」のままだと、その書類は3週間以上前に作られたことになります。
良い例
面接日が8月20日で、当日に履歴書を持参する場合
日付欄:2026年8月20日(面接当日の日付に合わせる)
NG例
履歴書を8月10日に書き終え、そのまま日付欄も「2026年8月10日」で固定して複数社に使い回す。提出日と日付欄がずれ、使い回しを疑われるリスクがあります。

【状況別】履歴書の日付の書き方と例文
新卒の場合
新卒の就職活動では、大学のキャリアセンターへの提出やOB訪問先への持参など、提出方法が持参・郵送・Web提出と混在しがちです。提出方法が決まってから日付欄を記入する順番を徹底すると、書き間違いを防げます。
良い例文(新卒の場合)
大学のキャリアセンターに10月1日に提出する場合
日付欄:2026年10月1日(提出当日の日付)
学歴欄や資格欄の書式もあわせて確認したい場合は、新卒用の履歴書テンプレートを活用すると日付欄の位置でも迷いません。
転職・中途採用の場合
転職活動では複数の企業に同時応募することが多く、履歴書をまとめて作成してから日をおいて1社ずつ郵送するケースが目立ちます。この場合、作成時にまとめて書いた日付をそのまま使い回すと、企業ごとに提出日とのズレが生じます。
NG例(転職の場合)
3社分の履歴書を7月29日にまとめて作成し、日付欄もすべて「2026年7月29日」で統一。実際の投函は企業ごとに7月29日・31日・8月2日とズレていた。投函日と日付欄が一致しない書類が複数社分できてしまうNG例です。
日付欄はあらかじめ空欄にしておき、投函・送信の直前に記入する運用にすると安全です。転職用の履歴書テンプレートであれば、複数社への提出でも書式が崩れにくくなっています。
アルバイト・パートの場合
アルバイトやパートの応募では、面接当日に手渡しで履歴書を提出するケースが多く、この場合は面接に持参する当日の日付をそのまま書けば正解です。前夜に書き上げた場合は、日付欄だけ空けておき当日の朝に記入すると安全です。
良い例文(アルバイト・パートの場合)
面接日の前夜に履歴書を書き終え、日付欄だけ空けておいた場合
面接当日の朝に日付欄を記入 → 2026年9月5日(面接当日の日付)
短期間で複数の応募先に提出する場合も多いため、日付欄の記入位置がわかりやすいアルバイト用の履歴書テンプレートを使うと記入漏れを防ぎやすくなります。
手書き・パソコン作成での違い
手書きとパソコン作成では、日付欄への対応の柔軟性が異なります。書き終えた後に面接日が変更になった場合の対応を比べてみましょう。
面接日が変更になったときの対応
- 手書きの場合:日付欄のみの書き直しは避け、履歴書全体を新しい用紙に書き直す
- パソコン作成の場合:日付を変更して印刷し直すだけで対応できる。修正の手間がほとんどかからない

西暦・和暦どちらで書く?統一のルール
履歴書の日付を西暦(2026年)で書くか、和暦(令和8年)で書くかは、どちらでも正解です。法律や採用選考のルールで決められているわけではなく、書きやすいほうを選べます。
大切なのは、履歴書全体で西暦か和暦かを統一することです。日付欄だけ「令和8年」、学歴欄が「2022年」と混在すると、採用担当者が読み解くのに手間がかかり、細部への注意が足りない印象を与えます。
| 西暦 | 和暦 |
|---|---|
| 2019年5月〜現在 | 令和元年5月〜 |
| 1989年1月〜2019年4月 | 平成元年〜平成31年4月 |
| 1926年12月〜1989年1月 | 昭和元年〜昭和64年 |
採用担当者はここを見ている
- 送付状・職務経歴書と日付欄の年号表記がそろっているか
- 学歴・職歴欄の年号表記が日付欄と統一されているか
日付を書き間違えたときの対処法
書き終えてから日付のミスに気づいた場合の対応を整理します。
| 修正方法 | 可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 修正テープ・修正液 | ✕ 不可 | ビジネス書類への使用は不適切 |
| 二重線+訂正印 | △ 可(非推奨) | 有効だが書き直しの方が印象がよい |
| 最初から書き直し | ◎ 最善 | 予備の用紙があれば優先したい対応 |
NG例
日付を書き間違え、その場で修正テープを使って上から書き直す。ビジネス文書では改ざんを疑われる原因になり、書類の信頼性を下げてしまいます。
1〜2日程度のズレであれば、採用担当者も許容範囲として扱うことがほとんどです。ただし1週間以上ずれる場合は、書き直しのコストと印象低下のリスクを比べても書き直す方が得策です。

まとめ
- 履歴書の日付は「提出日」を記入する(書いた日ではない)
- 提出方法によって提出日の定義が変わる:持参は面接当日・郵送は投函日・メールは送信日
- 日付は氏名欄の近くにあり、採用担当者が最初に目を通す項目のひとつ
- 西暦・和暦はどちらでも可。履歴書全体・送付書類全体での統一が必須
- 間違えたら修正テープは使わず、二重線+訂正印か書き直しで対応する
提出のたびに日付を確認・更新する習慣が、書類選考での余計な減点を防ぎます。
履歴書の日付に関するよくある質問
- 履歴書の日付は記入した日と提出日のどちらを書けばいいですか?
-
提出日を記入します。面接に持参する場合は面接当日、郵送する場合は投函当日、メールで送る場合は送信当日の日付を書いてください。書き終えた日ではなく、企業に届ける日に合わせるのが基本です。
- 日付は西暦と和暦のどちらで書くべきですか?
-
どちらでも問題ありません。ただし履歴書全体、送付状や職務経歴書など他の書類も含めて表記を統一する必要があります。混在すると採用担当者に注意力不足という印象を与えてしまいます。
- 日付を書き間違えたときは修正テープを使ってもいいですか?
-
修正テープ・修正液の使用は避けてください。ビジネス文書への使用は不適切とされ、改ざんを疑われる原因になります。二重線と訂正印での対応も可能ですが、可能であれば書き直しが最も印象がよい方法です。
- 同じ履歴書を複数社に使い回す場合、日付はどうすればいいですか?
-
提出のたびに日付を更新してください。古い日付のまま提出すると使い回しを疑われるリスクがあります。パソコン作成であれば日付だけ変更して印刷し直すだけで対応できます。

